Steel Panthers World War 2 JAPANESE HQ
Matilda �� (ポーランド)
Matilda �� (ソ連)(ANZAC)(カナダ)(ギリシャ)
Matilda ��CS (ANZAC)
Matilda AMRA / Scorpion (カナダ)(ANZAC)(ポーランド)(インド)
Valentine �� (ポーランド)(ANZAC)(ギリシャ)
Valentine �� (ポーランド)(ソ連)(ANZAC)
Valentine �� (ANZAC)(フランス)
Valentine �� (カナダ)
Valentine �� (ソ連)
Valentine �� (ポーランド)
Valentine �� (ソ連)(ANZAC)
Valentine ��
Valentine XI (ANZAC)
Bishop (カナダ)
Archer (ポーランド)(カナダ)
Vickers Valiant
Churchill �� (カナダ）
Churchill �� （カナダ）
Churchill ��cs2 / Churchill ��cs
Churchill �� (カナダ)
Churchill Oke (カナダ)
Churchill SPG (カナダ)
Churchill �� (カナダ)(ANZAC)(ソ連)
Churchill NA75
Churchill ��
Churchill ��
Churchill �� (インド)(ANZAC)
Churchill �� (インド)(ANZAC)
Churchill �� LT
Churchill �� LT
Crocodile (インド)(カナダ)(ANZAC)(アメリカ)
Churchill AVRE (ANZAC)(カナダ)(インド)
Churchill AMRCR
AVRE CIRD
Jeffries Plough
Churchill APC
Churchill AOP
Black Prince
イギリスのMk.�汽泪船襯性喫睚疾鐚屐�A11)
1935年、イギリスでは歩兵を支援するための歩兵戦車の開発が始まりました。
WW1での戦いが消耗戦であったことからイギリスでは歩兵戦車は、比較的小さく、速度は遅く（歩兵のペース）、そして敵の攻撃に耐えうる重装甲が求められる戦車の設計となりました。
ここでイギリスにおいては戦車の分類が、
「歩兵戦車」と「巡航戦車」
となったわけです。
設計はヴィッカーズ社のカーデン・ロイド豆戦車を作ったジョン・カーデンが行いました。
1936年に試作車輌が完成、1938年から1940年までに約140輌が作られました。
装甲は非常に硬く、ドイツ軍の攻撃に耐えうるものでしたが、攻撃力が重機関銃のみだったため、戦場では蹂躙攻撃を仕掛けたとも言われています。
主武器は0.3（7.7mm）ヴィッカーズ重機関銃か、0.5（12.7mm）ヴィッカーズ重機関銃かのどちらかを装備
スピード6（13km/h）
装甲65mm
乗員が2名なのは豆戦車と同じ
1940年5月21日、フランスのアラスの戦いでは、58輌のマチルダ1と16輌のマチルダ2を率いロンメルの第7装甲師団と戦いました。
この戦いでドイツ軍の37mmPaK35対戦車砲はマチルダには全くの無力であることが分かりました。
しかしその後の撤退でダンケルクまでたどり着いたのはわずか2輌のみでした。
イギリスのMk.�競泪船襯�2歩兵戦車(A12)
マチルダ1が作られた1936年、イギリスはさらに大型の歩兵戦車の開発をウォリントンにあるバルカン・ファウンドリーで行いました。
1938年に試作車輌が完成、1939年から生産が始まりました。
1939年に24輌
1940年に356輌
1941年に1038輌
1942年に1330輌
1943年に143輌
の合計2891輌が生産されています。
歩兵戦車としては非常に優秀で、戦争の初めから終わりまで使用されました。
速度は平地で24km/h、砂漠ではわずか9.7km/hしか出せませんでしたが、歩兵戦車として速度はあまり問題ではありませんでした。
最大装甲75mm、これはドイツ軍の4号戦車が50mm、ソ連のT34/76が47mmだったことから、非常に重装甲だったことが分かります。
主砲は2ポンド砲（40mm）と機銃1挺。
2ポンド砲には徹甲弾しか積載されていなかったため、非装甲目標に対しては機銃で対応しました。
1939年にイギリス軍に配備され、1940年のフランスのアラスの戦いに初めて実戦に参加しました。
このときドイツ軍の88mm高射砲以外は完全に無敵でした。
ドイツ軍は29輌を鹵獲しています。
1940年のコンパス作戦では、第7機甲師団のマチルダはイタリア軍には無敵状態でした。
しかしドイツ軍アフリカ軍団が到着すると、88mm高射砲がマチルダを撃破、1941年6月のバトルアクス作戦では、1日に64輌を撃破されることもありました。
北アフリカではほとんどのマチルダ2は撃破されてしまいましたが、ドイツ軍は20輌を鹵獲し、Mk.�� 748(e)として使用しました。
1941年後半から次第にバレンタイン戦車へと切り替わっていき、1942年以降は北アフリカでは使用されず、東アフリカやギリシャ戦線などに回されました。
主砲は2ポンド砲
徹甲弾のみ
7.92mm Besa機銃（砲塔の同軸機銃）
速度8（24km/m）
最大装甲75mm
乗員4名
マチルダ2にはマーク1からマーク5までの改良型があり、さらに地雷除去戦車としての派生型もいくつかの種類が作られました。
またオーストラリア軍（ANZAC)が1943年のニューギニア戦線で日本軍に対して使用しました。
ソ連にはレンドリース法により、1084輌が送られ、そのうち918輌が到着しソ連軍により使用されています。
イギリスのマチルダ�� CS歩兵戦車
CSは、Close Support（近接支援）の意味。
主砲の2ポンド砲を3inch（76.2mm）榴弾砲に換装した車輌。
マチルダ2が徹甲弾（AP弾）しか撃てなかったため、88mm砲を発見しても潰すことさえもできなかったことから作られました。
少数のみの生産でした。
ソ連でも2ポンド砲が榴弾を撃てないことが問題となっていたため、この車輌が送られました。
後にオーストラリア軍により対日本軍に使用されています。
主砲は3インチ榴弾砲(76.2mm）
この砲は後にイギリスの歩兵戦車や巡航戦車に搭載され、CS戦車となりました。
イギリスのマチルダ・AMRA地雷処理戦車
マチルダ�曲睚疾鐚屬魏�造して作られた地雷処理戦車。
ローラーを転がして地雷を爆破させ除去する装置をA.M.R.Aと言い、140個が作られ、そのうち100個が戦車に取り付けられたそうです。
北アフリカで使用された写真がいくつかあります。
主砲に3インチ榴弾砲を搭載
若干、装甲値が低くなっています。
イギリスのマチルダ・スコーピオン地雷処理戦車
こちらは車体にフレイル式という鎖のようなものを回転させ、地雷を爆破させるもの。
スコーピオンというのがその装置で、マチルダ戦車以外にバレンタイン戦車やM3グラントにも取り付けた車輌があります。
北アフリカでドイツ軍がエルアラメインに敷設した「悪魔の園」を突破するために作られました。
24輌が実戦投入されました。
砂漠では砂埃が巻き起こり、除去中はガスマスクを装着しなければならず、またエンジンに負荷がかかり、エンジンの故障が多かったそうです。
その後、バレンタイン戦車を改造したバレンタイン・スコーピオンが生産されましたが、実戦では使用されませんでした。
こちらは2ポンド砲を搭載
イギリスのMk.�轡丱譽鵐織ぅ�2歩兵戦車
バレンタイン戦車は戦車の中でも最もバリエーションが多い戦車で、バレンタイン11まで作られました。
ヴィッカーズ・アームストロング社で開発が行われましたが、この開発は軍が要請したものでなく、ヴィッカーズ・アームストロング社の私案で行われたというのが珍しいことです。
1938年、ヴィッカーズ・アームストロング社が開発したA9、A10の巡航戦車とA11マチルダ�喫睚疾鐚�を元に、設計されたのがバレンタイン戦車です。
1940年から生産が始まり、1944年までに8275輌、そのうちイギリスでは6855輌、カナダで1420輌が作られました。
イギリスの戦車の中では最も多く生産された戦車です。
初めての実戦は1941年11月の北アフリカでのクルセーダー作戦でした。
2ポンド砲の威力不足が指摘されましたが、バレンタイン戦車の砲塔は小さく、他の砲に換装できない問題がありましたが、装甲は厚く、また車高が低かったため、窪地に隠蔽しやすかったという利点がありました。
また走行性もよく、メンテナンスなしで800キロを走破できました。
ANZAC軍やトルコ、降伏後のイギリスのポーランド軍などにも使用されました。
またレンドリースでソ連にも3332輌が送られ、モスクワ攻防戦から満州での日本軍の戦いまで使用されました。
バレンタイン戦車の�気鉢兇牢靄椶脇韻犬任后�
ゲームでは�兇箸靴禿仂譴靴泙后�
�兇魯�ソリンエンジンからディーゼルエンジンに換装されました。
�気�175輌、�兇�700輌（諸説あります）が作られました。
主砲は2ポンド砲（AP弾のみ）
スピード8（24km/h）
最大装甲65mm
イギリスのバレンタイン3歩兵戦車
バレンタイン3は1941年後半から生産が始まり、最も生産数が多かったタイプです。
バレンタイン戦車の欠点の一つであった2人用砲塔を改善させ、3人用にしました。
これにより戦車長は指揮に専念できましたが、車内は窮屈でした。
また装甲が60mmから50mmへと削減されました。
3人用砲塔は1942年4月に試験が行われ、それ以降のバレンタイン3の600輌とバレンタイン5の1216輌が改造されました。
そのため全てのバレンタイン3が3人用砲塔ではなく、後期生産型が3人用砲塔です。
ただしゲームにはバレンタイン3は全て乗員4人（3人用砲塔）として登場します。
車体側面装甲値が6→5へと減っています。
乗員4名
バレンタイン5歩兵戦車
バレンタイン��(4)から、エンジンがアメリカのGMC社のエンジンに換装されました。
GMC社のエンジンは、バレンタイン4と5と6と7。
バレンタイン4は、バレンタイン2のエンジンを換装した型
バレンタイン5は、バレンタイン3のエンジンを換装した型
そのため見た目の区別はつきませんw
バレンタイン5は、アメリカのGMC社のエンジンで、3人用砲塔でした。
性能は3と同じです
エンジンを換装しましたが、速度は変わっていません。
乗員4名（3人用砲塔）
1942年夏に3人用砲塔のバレンタインは北アフリカに初めて投入されました。
イギリス第23機甲旅団の104輌のバレンタイン3は、87〜93輌を失い、ドイツ軍にも鹵獲されました。
バレンタイン5は、1942年12月に北アフリカに投入されました。
北アフリカではドイツ軍の長砲身50mm砲を搭載した3号戦車の前に相手にならず、砂漠の気候にも適していませんでしたが、それでも1943年5月のドイツアフリカ軍団の降伏まで使用されました。
1943年のビルマにも配備されています。
またニュージーランド軍(ANZAC）やレンドリースでソ連にも送られました。
3人用砲塔（乗員4人）のバレンタイン戦車は、バレンタイン3と5のみで、後は全て2人用砲塔（乗員3人）です。
イギリスのバレンタイン9歩兵戦車
バレンタイン5の2ポンド砲を6ポンド砲に換装したタイプ。
6ポンド砲を搭載したことで同軸機銃がなくなり、砲弾を格納するスペースを削ったため、積載できる砲弾の数がぐんと減りました。
また装甲も少し削っています。
主砲は6ポンド砲
スピード9
車体装甲が若干薄くなりました。
イギリスのバレンタイン10歩兵戦車
6ポンド砲を搭載させたために砲塔機銃がなくなったバレンタイン9は戦車兵から評判が悪く、再度砲塔機銃を搭載させたのがバレンタイン10です。
機銃を搭載させるために新たに砲塔を設計をしました。
しかし機銃の部分の装甲が14mmと薄く、機銃弾にも脆かったそうです。
わずか135輌が生産されました。
再び7.92mmBesa機銃が復活しました。
イギリスのバレンタイン11歩兵戦車
バレンタイン10の主砲を75mm砲に換装した車輌。
この75mm砲は6ポンド砲の口径を拡大させたもので、シャーマン戦車と同じ威力がありました。
また6ポンド砲と砲架が同じだったため、6ポンド砲から換装が可能でした。
エンジンもアップグレードしています。
約200輌が作られました。
主砲はQF 75mm Mk.�浩鐚嵋�
機銃1挺
スピード10
こちらはHE弾が多めの近接支援用
イギリスのビショップ自走砲
バレンタイン2歩兵戦車の車体を利用して、25ポンド榴弾砲を搭載させました。
1942年から生産され、149輌が作られました。
北アフリカの第二次エルアラメインの戦いで初めて実戦投入されました。
画像を見ても分かるように車体が高いため、遮蔽物のない砂漠では見つかりやすく不利でした。
また砲が15度しかあがらず、これによって本来の25ポンド砲の射程の半分にも届かなくなり、乗員には評判が悪かったそうです。
そのためこうして地面に車体後部を埋めて角度を取りました。
その後、M7プリースト自走砲、セクストン自走砲に代わりました。
イギリスのアーチャー対戦車自走砲
バレンタイン歩兵戦車の車体を元に、17ポンド砲対戦車砲を搭載させた車輌。
ヴィッカーズ・アームストロング社で改造、生産が行われ、1943年3月から1945年5月までに655輌が作られましたが、生産が遅れたためノルマンディー上陸作戦には間に合いませんでした。
1944年11月に最初の13輌が配備されました。
一見すると、ドイツ軍のマーダー自走砲のようですが、実は主砲が後ろ向きに付けられています。
砲塔はないので、後ろ向きになったまま主砲を撃ちますが、退避するときはそのまま前進すればよかったので結構便利だったそうです。
ただしこの画像を見ると、操縦手はどうやって操縦したのか分かりませんw
射撃時は外に退避したとも言われています。
戦果などは詳細には分かりません。
17ポンド砲（76.2mm）
バレンタイン歩兵戦車が車体なのでスピードは遅いです。
イギリスのヴァリアント歩兵戦車
1943年12月、極東向け・小型・重装甲という要件でヴィカーズ社は設計を引き受けましたが、当時のヴィッカーズ社は忙しかったためバーミンガム鉄道輸送会社に委託すると、ここもまた下請け会社に委託しました。
こうなるとどうしようもないものが作られるというのがオチですが、この戦車もまさしくそれで、出来上がった試作車輌は戦後、戦車学校で
「設計上の間違いを見つけて良き反面教師にせよ」という教訓を残すために保存されたと言います。
外見はバレンタイン戦車のようですが、構造はマチルダ戦車のようで、最高速度が19km/hしか出せず、しかも砲塔機銃を搭載していませんでした。
これをもってして今でもボービントン戦車博物館には、「今まで作られた中で最悪な戦車の一つ」という解説が書かれています。
試作車輌のみの登場です。
イギリスのMk.�献船磧璽船詈睚疾鐚�Mk.��
イギリスの歩兵戦車は
Mk.1がマチルダ1
Mk.2がマチルダ2
Mk.3がバレンタイン
Mk.4がチャーチル
となっています。
チャーチル歩兵戦車の開発は、A20という重戦車から始まります。
このA20はマチルダやバレンタインの後継車輌として開発が進められていました。
元々、WW1の塹壕戦を想定して設計された車輌でしたが、フランスの敗北により塹壕戦はなくなったことから、小型に設計が修正され、A22となり、これがチャーチルとなりました。
1940年、ダンケルクの撤退によりイギリス軍には武器、車輌が欠乏したため、急きょ、生産命令が下されました。
最初のチャーチルマーク1はろくにテストも行わず、開発を急いだため、機械的故障が頻発し、乗員からは評価の悪い車輌でした。
チャーチル全体では1941年から1945年までに約5640輌が生産され、チャーチルの初期型であるマーク1は303輌が作られました。
速度が通常でも20km/hしか出すことができず、問題も多かった戦車ですが、障害物を乗り越える能力だけは優れていて、ノルマンディーでのブルーコート作戦では活躍しました。
1942年8月19日の奇襲上陸作戦であるジュビリー作戦（ディエップの戦い）でカナダ軍で初めて使用されました。
この戦いで58輌のチャーチル戦車がLCT（上陸用船艇）で輸送されましたが、半数近くが船ごと撃沈、上陸できたのは30輌、しかしコンクリートで行く手を阻まれ、15輌のみが道路に出ることができましたが、それ以上前進することができず、歩兵支援するため上陸地点に戻りました
詳細はカナダのチャーチルの方で
北アフリカ、イタリア、ノルマンディー、ビルマ、インドなどの戦場で使用されています。
ゲームには試作車輌のタイプと通常タイプの2種類のマーク1が登場します。
どちらも性能は同じです。
主砲は2ポンド砲（40mm砲）
AP弾のみ
これは6ポンド砲が間に合わなかったため、2ポンド砲となりました。
車体前部に3インチ榴弾砲（76.2mm）
この砲はマチルダ2 CSに搭載された砲です。
スピード8（20km/h）
最大装甲102mm
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク2
海外ではチャーチル��a型とも呼ばれることもあります。
チャーチル歩兵戦車のマーク2型は、コスト削減のために車体に搭載された3インチ榴弾砲がベサ機関銃に換装されました。
生産は1127輌
ディエップの戦いにも参加しました。
ディエップの戦いの58輌のチャーチルは、マーク1、マーク2、マーク3、Oke（火炎放射戦車）です。
主砲は2ポンド砲
同軸機銃と車体機銃にベサ機関銃
それ以外はマーク1と同じ
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク1CS2とマーク��CS
CSはクローズサポート（歩兵近接支援）の意味
マーク��CSは、砲塔と車体に3インチ榴弾砲を搭載した車輌。
マーク��CSは、砲塔に3インチ榴弾砲、車体に2ポンド砲を搭載した車輌。
マーク�気皀沺璽��兇蘯崑里脇韻犬如△修譴召賈づ磴遼い伴崑里遼い�異なるパターンであり、それをマーク��CSと呼ぶのか、マーク��CSと呼ぶのかは曖昧です。
どちらも極少数の生産で、戦闘には参加していません。
マーク��CSは試作車輌も登場します。
主砲は砲塔に3インチ榴弾砲
車体に2ポンド砲
砲塔と車体に同じ3インチ榴弾砲
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク3
マーク3で初めて主砲が6ポンド砲(57mm砲)に換装されました。
チャーチル戦車は最初の設計は6ポンド砲でしたが、6ポンド砲の生産が遅れたため、搭載することができませんでした。
6ポンド砲を搭載することで砲塔が新しくなり、大型の四角型をした砲塔に替わりました。
6ポンド砲は当初、徹甲弾（AP）しか撃てなかったのですが、1943年に榴弾（HE弾）が開発され、配備されました。
ゲームに登場する車輌にもHE弾が積載されています。
675輌生産。
レンドリースによりソ連にも供与されました。
主砲は6ポンド砲
同軸機銃と車体機銃にベサ機関銃
ゲームでは車体と砲塔の前面装甲値が上がっています。
イギリスのチャーチル・オーク火炎放射戦車
オーク（Oke）というのは、設計者であるオーク少佐にちなんでつけられた名称。
チャーチルマーク２の車体にロンソン火炎放射装置を取り付けました。
これはユニバーサルキャリアの火炎放射型であるワスプ火炎放射戦車に取り付けたものと同じものです。
ジュビリー作戦（ディエップの戦い）用に3輌のみが作られました。
この3輌はそれぞれニックネームがつけられ、「Boer」（猪）「Beetle」（カブト虫）「Bull」（雄牛）でした。
上陸用船艇に載せられた3輌は、2輌が水没、残る1輌は燃料タンクを失いましたが上陸に成功、残った武器で戦闘をしましたが、撤退中に移動不能となり放棄されました。
ディエップでは1輌も火炎放射器による攻撃はできませんでした。
火炎放射器は車体前面に装備されています。
イギリスのチャーチル3インチ ガンキャリア
1941年、イギリスの参謀本部では歩兵戦車と巡航戦車に大型の砲を搭載し、ドイツ戦車に対抗しようとしました。
その結果、イギリスにあった古いQF 3インチ 20cwt高射砲（76.2mm砲）という砲をチャーチル戦車に搭載させる計画が進められました。
この砲は1914年に作られた艦船用の艦砲で、それを高射砲として使用していたもので、1939年には500門がありました。
100門が改造され3インチ16cwt対戦車砲となり、そのうち24門は戦車砲となりました。
チャーチルマーク1を改造して作られました。
1942年に完成、24輌が生産されましたが、17ポンド砲の開発が進められたため、それ以上の生産はされませんでした。
実戦には投入されず、訓練用として使用され、一部は後に地雷除去戦車に改造されました。
主砲は3インチ16cwt砲
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク4
マーク4はチャーチル戦車の中で最も多く生産されました。
1622輌が生産されました。
マーク3との違いは砲塔が低コストの鋳造式砲塔になったことです。
そして歩兵と通話できる通話機が車体後部に取り付けられました。
また主砲の6ポンド砲は短砲身43口径のマーク3型と長砲身50口径のマーク5型があり、前期型と後期型になっています。
レンドリースによりソ連にも供与されました。
車体後面、砲塔側面の装甲値が増加しています。
これは新設計の一体型の鋳造砲塔が溶接防弾構造よりも優れていたためです。
イギリスのチャーチルマーク4 NA75
NA75というのは、North Africa 75mm砲の意味。
北アフリカ戦線で地雷により大破損傷し、廃棄されていたシャーマン戦車を見たパーシー・モレル大尉は、まだ車体から75mm砲だけを取り出し、それをチャーチルに移植するというアイデアを思いつきました。
嘘のような話ですが、取り出した砲を上下反転されたら、うまく装着できました。
そしてこの改造が予想外にうまくいったため、モレル大尉は昇進しました。
1944年3月から6月にかけて200輌が作られ、イタリア戦線で活躍しました。
主砲は75mmM3砲
同軸機銃は30cal 機関銃
車体機銃はベサ機関銃
ゲームでは1943年8月から登場しますが、これは少し早い気がします。
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク5
チャーチルマーク4の主砲を95mm榴弾砲に換装した車輌。
CS（歩兵近接支援）用として作られました。
榴弾砲なのでAP弾は撃てませんが、HEAT弾を使用することができました。
241輌が生産されました。
主砲は95mm榴弾砲
同軸機銃と車体機銃
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク6
主砲を6ポンド砲から75mm砲に換装したタイプ。
この75mm砲はオードナンスQF75mm砲と言い、57mmの6ポンド砲を75mmに拡大し、さらにアメリカ軍から供給された榴弾も撃つことができるものでした。
この75mm砲はクロムウェル戦車にも搭載されました。
これにより歩兵支援能力が向上しましたが、より改良されたマーク7が完成したため、少数生産で終わりました。
200輌が生産されました。
主砲は75mm Mk.5戦車砲
同軸機銃と車体機銃
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク7
1943年に開発が行われたチャーチル歩兵戦車の最終生産型。
車体も新しく設計され、装甲も強化されました。
前面装甲が102mmから152mmとなり、ティーガーよりも厚い装甲となっています。
しかしその結果、重量がさらに重くなり、速度も24km/hから21km/hと遅くなってしまいました。
その他にもこれまでのタイプの欠点を補う改良が行われました。
砲塔の戦車長用のキューポラも特徴です。
生産は1600輌。
ノルマンディー上陸作戦で初めて実戦投入されました。
主砲は75mmMk.5戦車砲
同軸機銃と車体機銃
スピード8（実際は遅くなりましたが変わらずw）
最大装甲152mm
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク8
マーク8は歩兵支援戦車（CS)です。
マーク7の車体に、95mm榴弾砲を搭載させました。
この95mm砲は、マーク5の主砲と同じものです。
生産数はマーク7の1600輌に含まれているため、分かりません。
主砲は95mm榴弾砲
AP弾の代わりにHEAT弾を積載
イギリスのチャーチル歩兵戦車マーク9とマーク10
マーク9とマーク10は、LTと呼ばれています。
LTはLight Turret（軽量砲塔）の意味で、旧式になったチャーチル戦車のマーク3、マーク4、マーク6の車体装甲を強化し、砲塔は装甲を強化しないタイプです。
マーク9は、マーク3とマーク4の車体装甲を強化したタイプ。
マーク10は、マーク6の車体装甲を強化したタイプ。
また装甲以外にもギアボックス、サスペンションなども改良されています。
どれくらい作られたのかは不明です。
以前は登場しませんでしたが、アップグレードで登場していました。
イギリスのチャーチル・クロコダイル火炎放射戦車
チャーチルオーク火炎放射戦車の後継車輌として作られました。
チャーチルマーク7を改造し、車体に火炎放射器を取り付け、燃料タンクを牽引するようになりました。
火炎放射の射程は最大で110m、しかし噂では140mとも言われています。
ノルマンディー上陸作戦に間に合うように生産されましたが、生産が追い付かず、上陸作戦に間に合ったのはわずか数輌だったと言われます。
ノルマンディーではイギリス第79機甲師団により使用されました。
ノルマンディー上陸後、10月22日までのチャーチルクロコダイルの戦闘記録がありますが、火炎放射の攻撃で154名のドイツ兵を死傷させ、5400名を捕虜にしたと書かれています。
ドイツ軍のトーチカやブンカーなどを攻撃するのに非常に有効的で、ドイツ兵はこの戦車を見ただけで降伏したそうです。
約800輌が生産され、250輌は日本軍との戦いに備え保管されていました。
主砲は砲塔の75mm砲
同軸機銃
火炎放射器は車体に装備しました。
火炎放射回数はなんと40回！
イギリスの装甲工兵車チャーチルAVRE
AVREの意味は、Assault Vehicle Royal Engineersで、
1942年の強襲上陸作戦ジュビリー作戦（ディエップの戦い）で、カナダ軍の工兵部隊がドイツ軍のブンカーや防御施設を破壊できなかったことを教訓とし、工兵部隊の身を守るために新たな車輌の開発が進められました。
カナダ工兵隊のデノバン大尉によって開発が進められ、チャーチル歩兵戦車の主砲を大口径の290mm臼砲に換装しました。
この砲はトーチカの破壊のためのもので、射程は100m、砲弾の装填はハッチを開けて外部から行うものでした。
チャーチルマーク3とマーク4を改造し、700輌が作られ、そのうち180輌がノルマンディーまでに完成し、第79機甲師団の第1突撃旅団に配備されました。
第79機甲師団は、パーシー・ホバート少将という師団長でしたが、この師団では様々な開発された戦闘工兵車を使用しました。
特に戦闘工兵車は見た目もおかしく、何をする車輌なのかと思わせるようなものがあったことから、ホバーツ・ファニーズ（ホバーツの愉快な仲間たち）と呼んでいました。
チャーチルAVREは、工兵車輌として様々な任務がありました。
このボビンは地面に車輌が沈まないようにする布を敷くためのリールが取り付けられています。
この車輌は、塹壕に束ねた木を撒いて、車輌が塹壕を超えることができるようにするもの。
これは20mほどの仮設の橋になるチャーチルARK
このようになります。
主砲は290mm迫撃砲
290mm砲の射程は2へクス（100m）
KILL値53、PEN値30
同軸機銃と車体機銃
この車輌は工兵車輌としてではなく、歩兵支援用の戦車として登場します。
こちらの車輌は、Enginner Tank（工兵車輌）です。
アイコンを見ると、車体前方に地雷除去用の装置がついています。
そのため地雷除去が可能です。
イギリスのチャーチル地雷処理戦車を3つ紹介します。
これらもホバーツ・ファニーズ（ホバーツの愉快な仲間たち）です。
まずはチャーチルAMRCR
AMRCRは、Anti-Mine Reconnaissance Castor Rollerの略で、直訳すると、偵察用対地雷キャスターローラー。
戦車の先端に取り付けたキャスターで地雷を踏み潰して爆破させていくものです。
地雷処理用として最初に作られたもので、キャスターが重く、扱い方が難しかったことから、あまり使用はされませんでした。
この地雷処理装置は、チャーチルとシャーマンに装着されました。
チャーチルマーク4を改造して作られました。
チャーチルチルド地雷処理戦車
CIRDは、Canadian Indestructible Roller Deviceの略で、文字通り、カナダで考案された地雷処理装置です。
チャーチルとシャーマン用に作られました。
AMRCRと比べると使いやすくなりました。
地雷が爆破すると、アーム部分が上方へあがります。
12輌が作られましたが、実際に使用されたという記録はありません。
最後はホバーツ・ファニーズの中でもユニークな車輌です。
「Jeffries Plough」は、イギリスのRansomes , Sims&Jeffriesという農業機械メーカーが開発したものですが、この他にも開発があり、一般的には「Bull's Horn Mine Plough」と呼ばれています。
チャーチル戦車に牛の角（Bull's Horn）のような装置を装着させ、これで地面を耕し（Plough）、地雷を掘り起こす地雷処理戦車です。
地雷を爆破させるのではなく、掘り起こすという発想も面白いですが、この車輌はチャーチルマーク3を改造し作られ、実際にノルマンディーのソードビーチに投入されました。
主砲はなし（写真では主砲はありますが、ダミーの可能性）
チャーチルカンガルー兵員輸送車
砲塔を取り外し、歩兵の輸送用車輌としたもの。
イギリスやカナダには機械化歩兵の輸送がハーフトラックしかなかったことから、装甲輸送車輌として改造されました。
カンガルーは最初はカナダ陸軍で作られ、ラム戦車やM7プリースト、シャーマン戦車、そしてチャーチル歩兵戦車などの車体を流用しました。
カナダ軍とイギリス軍で使用されました。
車体機銃のみ
砲1門、歩兵10名搭乗可能
チャーチルAOP用戦車
AOPは（Observation Post）のことで、観測用車輌の意味。
チャーチル戦車がAOP用車輌として使用されたかどうかは分かりませんが、ゲームではFO用車輌として登場します。
イギリスのブラックプリンス歩兵戦車
チャーチル歩兵戦車は様々に改良されましたが、チャーチル歩兵戦車の後継車輌として開発されたのがブラックプリンス歩兵戦車です。
車体もチャーチルより大きくなり、主砲は17ポンド砲（76mm）を搭載しました。
センチュリオン戦車と並行して開発が進みましたが、イギリス軍はセンチュリオンを選択、その結果、ブラックプリンスは試作車輌が6輌作られましたが、1945年5月に開発は中止となりました。
主砲は17ポンド砲
同軸機銃と車体機銃
スピード7（18km/h）
最大装甲152mm