20mm M40 AT-Gun （フィンランド）
20L60 AT-Gun （中国）
20mm PvLv m/40 （スウェーデン）
20mm Breda Mod35/39 （イタリア） New
25mm SA34 L72 （フランス）
25mm SA37 L78 （フランス）
2.5cm Pak112(f) （ドイツ）
2.5cm Pak113(f) （ドイツ）
25mm M34 AT-Gun （フィンランド）
C/C 25L40 SA （イタリア）
25mm mle.37 Gun （ルーマニア）
25mm SA34 ATG （イギリス)(ポーランド)(スペイン）
2.8cm sPzB41 （ドイツ）
2 Pounder AT-Gun （イギリス）
2Pdr LittleJohn （イギリス）
37mm LittleJohn （イギリス）
4cm Pak192(e) （ドイツ）
2 Pounder AT-Gun (カナダ)(ANZAC)(インド)(フランス)(ポーランド)(ベルギー）
40mm Bofors AAG (ハンガリー) New
40mm 41M Panceltoro （ハンガリー）
40mm Arellano 40L27 （スペイン）(共和政スペイン）
45mm obr.32/38 L46（ソ連）
45mm obr.42 L66 （ソ連）
4.5cm Pak 184(r) （ドイツ）
4.5cm Pak184/1(r) （ドイツ）
45mm M38 AT-Gun （フィンランド）
45mm M1937 （ルーマニア）
45mm PTP obr.32 （スペイン）
QF 3Pdr Gun （インド)(イギリス)(ANZAC)
47mm Hotchkiss (ポーランド)(フィンランド) New
47mm L32 mod.35 （イタリア）
47mm L32 mod.39 （イタリア）
4.7cm Bohler L39 （オランダ）
47mm M35 Bohler （ソ連）
47mm L32 mod.35 （中国）
47mm M35 Bohler / 47mm M35 Breda（フィンランド）
47mm Breda M35 （ルーマニア）
47mm L32 Mk.35 （イギリス）
Cpt 47mm AT-Gun (ポーランド)
47mm M.35 ATG (ANZAC)
4.7cm Pak177(i) （ドイツ）
47mm KPUV vz.38 （チェコスロバキア）
47mm KK vz.36 （チェコスロバキア)
4.7cm Pak36(t) （ドイツ）
47mm vz38 （ユーゴスラビア）
47mm SA37 L53 （フランス）
4.7cm Pak 183(f) （ドイツ）
C/C 47L53 SA37 （イタリア）
47mm Schneider （ルーマニア）
47mm FRC L33 （ベルギー）
47mm L53 Type1 （日本）
5cm Pak38 L60 （ドイツ）
50mm M38 AT-Gun （フィンランド）
デンマークの20mmマドセン機関砲
1930年代にデンマークのマドセン大佐によって開発された武器です。
マドセン軽機関銃に基づき作られた自動機関砲。
対空機銃、対戦車砲、戦車砲、艦船砲など様々な用途に使用され、各国に輸出されました。
フィンランドは冬戦争深刻な対戦車砲不足だったため、対空砲として購入した固定式マドセン20mm砲360門のうち、20門を対戦車砲として可動式に改造して使用しました。
しかしフィンランドが誇るラハティ対戦車ライフルよりも貫通力は劣りました。
フィンランドでは20mm M40 Madsenとして登場します。
PEN値３
PEN値３の有効射程150m、Best APは850m
デンマークの20mmマドセン機関砲
中国では1938年に2門購入し、1939年に中国で生産するため材料を注文しましたが、輸送されませんでした。
1944年に再度、コピー生産することになりましたが、4門が作られ中止になっています。
日中戦争で使用され、日本の戦車には有効的だったそうです。
20mm Madsen L60で登場します。
PEN値はフィンランド版と同じです。
スウェーデンの20mmボフォース機関砲（対空砲）
スウェーデンには2つの20mm砲があり、一つは自国のボフォース20mm機関砲、もう一つはデンマークの20mmマドセン機関砲。
今でもスウェーデンにはどれくらいのマドセンがあったのか、どれくらいのボフォースがあったのかよく分かりません。
スウェーデンで1940年に作られたボフォースm/40は、対空砲と対戦車用に作られており、2700門が生産されました。
20mm PvLv m/40として登場し、PB m/39-40、PB m/41の主砲として搭載されています。
PEN値４
PEN値４の有効射程200m、Best APは550m
イタリアのブレダM35 20mm機関砲
英語名称は、Breda 20/65 mod.35
1932年にブレダ社で艦船の対空砲として開発されましたが、後に戦車の主砲や車輌に搭載されました。
1939年にmod1939、1940年にmod1940が作られ、マウントが改良され車輌搭載型になりました。
スペイン内戦、WW2で使用されました。
フィンランド、スウェーデン、中国、ユーゴスラビアに輸出されました。
L6/40軽戦車、AB41装甲車、AS42などに搭載されました。
PEN値４、PEN値４の有効射程150m
フランスの25mmオチキス対戦車砲
フランスには37mmピュトー砲がありましたが、威力不足であったため、オチキス社は25mmの軽量な対戦車砲を開発しました。
最初の量産型はSA34と呼ばれ、1934年に生産が始まりました。
その後砲身を長くしたSA37となり、1940年までに全部で6000門が生産されています。
25mm口径とまるで対戦車ライフルのようですがその分、小型で発砲炎が目立たないことから隠蔽すると見つけにくく、1940年のドイツ軍とのストンヌの戦いでは3輌の4号戦車を撃破しました。
車載用のSA35も作られ、パナール178装甲車、AMR35 ZT-2軽戦車、Laffly 25AC（装甲車）に搭載されました。
PEN値は全て同じです。
PEN値５
PEN値５の有効射程150m、Best APは500m
フランスの25mmオチキス対戦車砲
ドイツ軍はフランスから大量に鹵獲し使用しました。
SA34は 2.5cm Pak112(f)
SA37は 2.5cm Pak113(f)
ドイツでは多くが大西洋の壁の砲として使用されています。
また鹵獲したパナール178をPzSPW.204(f)として使用し、2.5cm KwK112(f)が搭載されています。
PEN値はフランス版と同じです。
フランスの25mmオチキス対戦車砲
フィンランドは1940年1月にフランスから50門を購入し、40門のみがフランスに到着しました。
またドイツ軍がフランスから鹵獲した25mmオチキス対戦車砲を200門購入しました。
SA34が133門、SA37が67門
ゲームではSA34の方がフィンランドでは25mm M34として登場します。
フィンランドでは1943年まで前線で使用されました。
フランスの25mmオチキス対戦車砲
北アフリカでイタリアは鹵獲した砲をC/C 25L40として使用しました。
ルーマニアではSA37が使用されています。
イギリスでは1940年にフランスに抑留していた部隊の2ポンド砲が不足していたため、急きょフランスから25mm砲をもらいました。
イギリスでは1940年3月から6月までの期間のみ購入できます。
イギリス軍は牽引用の車輌が不足していたため、軍用トラックモーリスCWTに搭載させ25mmポルテとして使用しました。
ポーランドでは降伏後にフランスで訓練していた部隊に配備されました。
スペインではスペイン内戦のときに共和政スペイン軍がフランスから150門を購入しました。
また1943年、ドイツから150門のSA37を購入しています。
PEN値は全てフランス版と同じです。
ドイツの2.8cm sPzB41対戦車砲
sPzBは、schwerePnzerbuchseの略で、重対戦車ライフルという意味。
ゲルリッヒ砲と呼ばれている特殊な砲です。
ドイツ軍には3種類のゲルリッヒ砲があります。
2.8cm sPzB41
4.2cm lePak41
7.5cm Pak41
4.2cm lePak41と7.5cm Pak41はゲームには登場しません。
モーゼル社で1940年ごろ開発され、1941年から生産が始まり1943年までに2800門が作られました。
弾薬に貴重なタングステンを使用するため、1943年に生産中止となりました。
小型で軽量だったため降下猟兵や山岳猟兵にも使われました。
東部戦線、西部戦線、北アフリカ戦線で使用されました。
SdKfz.221、SdKfz250/11にも搭載されています。
PEN値8
ただしAP弾ではなくAPCR弾（Sabot）のみ積載
PEN値８の有効射程150m、Best APは250m
イギリスのオードナンスQF2ポンド砲
イギリスは砲の口径ではなく、砲弾の重量で表記したため２ポンド砲です。
口径は40mm
QFは、Quick Firing の略で速射のこと
1936年にヴィッカーズ社で開発され、1936年から1944年まで12000門が生産されています。
ドイツ軍の37mmPak35/36よりも口径は大きく貫通力も高いですが、砲の重量がPak35の2倍の重さがありました。
1940年のフランスの戦いで初めてイギリス海外派遣軍（BEF）により使用されましたが、ダンケルクの撤退で全ての砲を置き去りにしたため、イギリス軍には対戦車砲がなくなってしまいました。
このため部隊に２ポンド砲の配備が急がれたため、6ポンド砲の生産を遅らせましたが、その結果、イギリス軍は北アフリカで2ポンド砲で戦わなければなりませんでした。
北アフリカでは機動力が必要だったため、軍用トラックに搭載させた2ポンド砲ポルテが作られました。
テトラーク軽戦車、ハリーホプキンス軽戦車、マチルダ、バレンタイン、クルセーダー、チャーチル、カナダのラム１、オーストラリアのセンチネル戦車に搭載されています。
装甲車ではAEC装甲車、コベントリー、ダイムラー、マーモンヘリントン装甲車に搭載されています。
日本軍とのマレーでの戦いでも使用されました。
PEN値７
PEN値７の有効射程200m、Best APは450m
初期の砲には2ポンド砲用の榴弾がなくAP弾のみで北アフリカでは戦いこれが逆に多くの損害につながりました。
そのため1943年に榴弾が作られ1943年以降はHE弾を装備しています。
また初期のAP弾は命中時に砲弾が砕けてしまう問題があったため、APCBC弾（低抵抗被帽付徹甲弾）が開発され配備されました。
ゲームではAPCR弾（Sabot）として登場します。
ただしイギリス軍の対戦車砲や1942年までの車輌にはこの特殊徹甲弾はなく、1943年以降の車輌に搭載されている砲のみが積載しています。
PEN値８
PEN値８の有効射程200m、Best APは400m
イギリスの2ポンド砲リトルジョンアダプター
対戦車砲ユニットとしては登場しませんが、ここで紹介しておきます。
イギリスではチェコスロバキアから亡命したヤナチェクにより、2ポンド砲の砲身の先にアダプターを装着させることでドイツ軍のゲルリッヒ砲と同じ原理で砲弾を発射できる「リトルジョンアダプター」が開発されました。
APSV（超高速徹甲弾）を使用し貫通力が大いに向上しました。
ダイムラー装甲車、テトラーク軽戦車の2ポンド砲にのみ装着されて使用されました。
PEN値９
PEN値９の有効射程200m、Best APは350m
Sabot弾（APSV弾）のみ積載
イギリスの37mm砲リトルジョンアダプター
こちらも対戦車砲としては登場しませんが、ここで紹介しておきます。
37mm砲はアメリカの37mmM３対戦車砲
アメリカで作られたM22軽戦車ですが、この戦車は空挺戦車として830輌作られました。
しかしアメリカでは車輌を搭載させる輸送機がなかったため、1942年に生産が中止、イギリスは280輌をアメリカから購入し、「ローカスト」と名付けました。
1942年、イギリスでこの車輌の37mm砲にリトルジョンアダプターを装着させたテストを行いましたが、結果はよいものではなく、実戦に使用されたのかは分かりません。
PEN値８
PEN値８の有効射程200m、Best APは350m
AP弾のみの積載なので貫通力が落ちています。
イギリスのオードナンスQF2ポンド砲
ドイツ軍はダンケルク撤退でイギリス軍が持っていた全ての2ポンド砲を鹵獲し、4cm Pak(e)と名付け使用しました。
またゲームに登場しませんが、ベルギーから鹵獲した2ポンド砲は、4cm Pak154(b)と名付けました。
イギリスのオードナンスQF2ポンド砲
連合国では広く使用されました。
カナダとANZACは対戦車砲以外に、カナダはラム１戦車、ANZACではセンチネル戦車の戦車砲としても使用されました。
インドとカナダとANZACに登場するユニットはAPCBC弾（Sabot)を持っています。
フランスは1940年の4月からイギリス海外派遣軍と共に使用可能です。
ポーランドとベルギーは降伏後、イギリスへ逃れた部隊に配備されました。
スウェーデンの40mmボフォース対空機関砲
スウェーデンのボフォース社が1934年に開発した機関砲です。
画像で分かるように4発入りの弾薬を兵士が抱えています。
大戦中は連合軍・枢軸軍問わず、様々な国で使用されました。
イギリス、アメリカ、ノルウェー、ギリシャ、ハンガリー、オーストリア、ブラジル、デンマーク、スペイン、イタリア、オランダ、ポーランドではライセンス生産を行いました。
ハンガリーではMAVAG社でライセンス生産が行われ、40mm 36M Legvedelmi Gepagyu（対空砲） としてハンガリー軍の標準対空砲として活躍しました。
ハンガリーの自走対空砲40M Nimrodの主砲に搭載されました。
また東部戦線初期にハンガリー軍はソ連軽戦車に対戦車砲として使用しました。
↓の40mm 41M対戦車砲も、この40mm対空砲から作られましたので、一応対戦車砲で紹介しました。
PEN値５
PEN値５の有効射程200m
ハンガリーの40mmM41対戦車砲
ハンガリーで最初に作られた本格的な対戦車砲。
ただしドイツ製の37mmPak35の砲架にスウェーデンのボフォース社の40mm砲の砲身を組み合わせたものです。
820門が生産されました。
戦車砲としても37/42M砲が作られ、ハンガリーの国産戦車トゥラーン40M、トルディ38M��Aの主砲にも搭載されています。
ゲームにはシュコダの40mm 41Mとなっています。
PEN値５
PEN値５の有効射程200m、Best APは650m
スペインの40mmArellano歩兵砲
これも歩兵砲ですが対戦車砲としても使用されました。
1927年、アントニオ・アレラーノにより設計され、1933年ごろに少数が配備されました。
シンプルで軽量なのと車輪の部分を斜めに傾け、防御盾のようになるのが特徴でした。
スペイン内戦でも共和政スペインに16門、国民党スペインに2門がありました。
どちらのスペインにも登場します。
PEN値は4
PEN値４の有効射程200m、Best APは750m
ソ連の45mm対戦車砲
ソ連には3種類の45mm対戦車砲があります。
M1932(19-K)
M1937(53-K)
M1942(M-42)
ゲームではこのうちM1932とM1937を一つのユニットにし、45mm obr.32/38で登場します。
正確には1938年製、1938-41年製というのもあったそうで、ゲームの表記はこの1938年製のことだと思います。
ソ連では対戦車砲は37mm M1930が最初の砲ですが、これはドイツから37mm砲のサンプルをもらい 研究開発して作られたものでした。
37mm砲が完成したのが1930年、しかしソ連はすぐに45mm砲の開発を進め、1932年に完成しています。
1938年まで7900門が生産されました。
その後、1937年に改良型のM1937が作られ、これは1943年までに37000門が生産されました。
M1932は、20-Kとして1930年代の戦車の主砲としても使用されています。
BA-3、BA-6、BA-10、BA-11装甲車
T-26、T-50、T-70、T-80、BT-5、BT-7軽戦車
T-35重戦車
ソ連では1942年以降、APCR弾が開発されたため、M1937ではAPCR弾を使用しました。
PEN値６
PEN値６の有効射程200m、Best APは550m
APCR弾のPEN値は９
ソ連の45mm M1942対戦車砲
M1937の改良型で砲身が長くなり初速が速くなりました。
1942年から1945年までに11000門が作られました。
しかしティーガーやパンテルは貫通できず、57mm ZIS-2に替わりました。
PEN値７
PEN値７の有効射程200m、Best APは450m
ソ連の45mm対戦車砲
ドイツ軍は東部戦線でソ連から鹵獲した45mm M1932対戦車砲を4.5cm Pak184(r)として使用しました。
また45mm M1937は、4.5cm Pak184/1(r)としました。
ソ連の45mm対戦車砲
フィンランドは冬戦争でソ連から125門、継続戦争では約400門と大量に鹵獲しました。
ゲームでは45mm M32/38 L46として登場します。
ルーマニアでも多くの砲を鹵獲し使用しました。
45mm M1937として登場します。
スペインではスペイン内戦で共和政スペインにソ連は145門の支援しました。
45mm PTP obr.32として登場します。
イギリスのQF 3ポンドヴィカーズ砲
3ポンドは口径47mmです。
3ポンド砲は1903年にイギリスのヴィッカーズ社で作られた海軍の軍艦用の艦砲です。
1905年から1936年まで約600門が作られ、そのうち193門が画像のように対空砲として作られました。
しかしその後、対空砲としては効果がないことが分かり、これらはいくつかが対戦車砲として使用されるようになりました。
イギリス、インド、ANZACでは要塞用の砲として登場します。
また戦車砲としても開発され、Vickers Midium Mk1、Mk2、Vickers 6tonなどに搭載されました。
タイプがMk1、Mk2、Mk3の3種類あります。
PEN値はMk1が４、Mk2が５、Mk3が６
フランスのQF 3ポンド ホッチキス砲
ポーランドに登場するこの砲はフランスのホッチキス社が製造した47mm砲です。
歴史が古く1886年にフランス海軍の巡洋艦や戦艦の砲として使用されました。
日本の艦船でも日露戦争で使用した船に使用されていましたが、威力不足なことから日露戦争後は取り外されています。
ポーランドではwz.1885と名付けられ、WW1後のポーランド海軍に使用されました。
WW2までにはほとんどの船からは取り外され、陸沿岸防衛のために固定砲台として使用されました。
1939年9月10日から19日にドイツ軍との「Kepa Oksywskaの戦い」で防衛部隊が使用したことで知られています。
フィンランドは1918年にロシア軍がフィンランドから撤退した際、置いて行った様々な兵器の中にこの砲がありました。
1937年には16門があったと記録されており、これらは冬戦争、継続戦争でも使用されました。
時代遅れの砲でしたが、沿岸砲として、艦船の主砲として使用しています。
PEN値5
PEN値5の有効射程200m
オーストリアの47mm対戦車砲
1920年代にオーストリアのベーラー社（Bohler）が開発したものをイタリアは276門購入、1935年にはライセンス生産をしました。
イタリアではCannone da 47/32と名付けられました。
イタリアでは1935年製(mod35)と1939年製(mod39)の2種類が作られました。
歩兵砲としても対戦車砲としても使用され、軽量だったため空挺部隊にも配備されましたが、防御盾がなかったのが欠点でした。
戦車砲としても使用されました。
M13/40
M14/41
セモヴェンテ da 47/32
またL40長砲身に改造された砲が作られ、
M15/42
に搭載されています。
PEN値はmod35もmod39も同じです
PEN値６
PEN値６の有効射程200m、Best APは550m
オーストリアの47mm対戦車砲
オーストリアでは1938年のドイツに併合される前、357門があり330門はドイツ軍が鹵獲し使用しました。
1940年に生産は再開、150門が作られました。
オランダはドイツの進攻に備えオーストリアから386門と大量の砲を購入していました。
オランダ軍の主力兵器で、ドイツ軍の戦車を25輌撃破しました。
またKNIL（オランダ領東インド軍）でも使用され、日本軍が鹵獲しています。
ソ連はエストニアとラトビアが購入したものを押収して使用しました。
中国もイタリアから100門（正確にはもっと少ない）購入しました。
フィンランドはスイスから10門のM35 Bohler、イタリアから12門のM35 Bredaを購入しましたが、あまり使用されませんでした。
ルーマニアはオーストラリア製を545門、イタリア製を275門購入しました。
ゲームではM35 Bredaとして登場します。
イギリスは北アフリカでイタリアから約100門を鹵獲して使用しました。
この砲はイギリス空挺部隊でも使用されています。
またポーランドのイギリスで訓練を受けている部隊は、この砲を使用しました。
オーストラリア軍はリビアでイタリアから鹵獲しました。
オーストリアの47mm 対戦車砲
ドイツはオーストリアから鹵獲した330門、オランダから鹵獲したもの、ソ連から鹵獲したもの、そしてイタリア降伏後に鹵獲したものなどがあります。
オーストリアの砲は、4.7cm Pak35/36(o)
オランダの砲は、4.7cm Pak187(h)
ソ連の砲は、4.7cm Pak 196(r)
イタリアの砲は、4.7cm Pak177(i)
ゲームでは全て4.7cm Pak177(i)として登場します。
チェコスロバキアの47mm KPUV vz.38対戦車砲
一般的には47mm PUV vz.36とて知られています。
KPUVの「K」はドイツ語のKanonのこと
vz.36とvz.38の違いは製造された型の違いです。
1935年から1937年にかけてチェコスロバキアのシュコダ社で開発されました。
1936年の時点では世界で最も強力な対戦車砲でした。
1936年から生産が始まり、チェコスロバキアが併合される前までに775門、チェコ併合後は1942年までに全部で487門が生産されました。
47mm KK vz.36は戦車砲として改造された砲です。
チェコスロバキアのST vz.39中戦車に搭載されました。
PEN値８
PEN値８の有効射程200m、Best APは400m
チェコスロバキアの47mm対戦車砲
ドイツ軍はチェコスロバキア併合で鹵獲し、4.7cm Pak36(t)として使用しました。
またチェコスロバキアが併合されてからも引き続きシュコダ社で1942年まで生産され、487門が作られました。
ドイツではタングステンのAPCR弾が使用できます。
この47mm砲は対戦車砲としてではなく、戦車の車体に搭載した自走砲として有名です。
砲を製造したシュコダ社ではドイツの1号戦車の車体に改造した47mを搭載した1号対戦車自走砲を製造、1940年5月までに130輌、1940年12月までに70輌が完成しました。
これがドイツでは初めての量産型自走砲となりました。
1号戦車の生産が終了したため、ドイツではフランス戦で鹵獲したフランスのR35戦車の車体に47mm砲を搭載させた自走砲4.7cm Pak(t) auf PzKpfw 35R(f)を開発し、200輌が作られました。
ゲームではJpz 35(f)として登場します。
ユーゴスラビアは1938年にチェコスロバキアから購入しました。
ドイツ軍は1941年にユーゴスラビアに侵攻したときにこの砲を鹵獲し、4.7cm Pak179(j)として使用しました。
APCR弾のPEN値は１２
フランスの47mm対戦車砲
フランスのピュトー社の兵器工廠アトリエ・ド・コンストラクション[APX]で作られたので、47mm APX M1937対戦車砲と呼ばれます。
1936年に設計され、1939年から1940年にわずか1200門が生産されました。
1937年製（SA37）と1939年製（SA39）があります。
ドイツ軍の戦車の装甲を貫通する威力がありましたが、ほとんどがマジノ線の要塞の要塞砲として使われたため、あまり記録は残っていません。
車載用としてSA34とSA35は戦車砲に使われました。
SA35 L34：AMC-35、Somua S-35、Char B1 bis、Char D2(SA 35)
SA34 L30：Char D2 （SA34）、Char D1
PEN値８
PEN値の有効射程は200m、Best APは400m
フランスの47mm対戦車砲
ドイツ軍は鹵獲した47mm砲SA37を4.7cm Pak181f、SA39を4.7cm Pak183fと名付け使用しました。
ゲームには4.7cm Pak183fが登場します。
そしてドイツ軍ではお得意の自走砲に改造した車輌がありますが、マイナーすぎてゲームには登場しません。
イタリアにもSA37の方が、C/C 47L53として登場しますが、詳しいことは分かりません。
PEN値はフランス版と同じです。
フランスのシュナイダー社の47mm対戦車砲
シュナイダー社により1936年に開発されましたが、フランスはこの砲を採用しませんでした。
そのためルーマニアはこの砲のライセンスを購入し、自国のコンコルディア社で製造しました。
コンコルディア社はルーマニアで唯一の対戦車砲を製造する会社です。
ルーマニアはシュナイダー社から160門を購入し、1939年から自国で140門が製造されました。
東部戦線でルーマニア軍によって使用されその後、75mm レシツァ対戦車砲に替わりました。
ルーマニアはこの砲の牽引にフランスのルノーUEのライセンスを購入して製造したMalaxa UEを使用しました。
PEN値４
PEN値４の有効射程200m、Best APは800m
ベルギーの47mmFRC mod1931対戦車砲
ベルギーの兵器会社FRCで作られました。
1931年に開発され750門が作られました。
1940年のドイツ軍のベルギー侵攻のときはベルギー陸軍の主力兵器でした。
しかし重量が515kgと重く、ベルギーはこの砲を運搬するために車輌に搭載した自走砲の開発をしました。
イギリスのカーデンロイドの車体に載せたCardenLoyd 47mm FRCや、ヴィカーズ社の砲兵トラクターに載せたT-13 B1とB2とB3があります。
PEN値５
PEN値５の有効射程200m、Best APは650m
ゲームには登場しませんが、ドイツ軍は鹵獲した砲を、4.7cm Pak185(b)と名付け使用しました。
日本の一式機動47mm速射砲
九四式37mm速射砲がノモンハンでソ連軍の戦車に対し威力不足だったため、日本は47mm砲の開発を進めました。
1939年に設計が始まり1940年に完成、約2300門が作られ、1942年に部隊に配備されました。
37mm速射砲では歯が立たなかったアメリカ軍のM3スチュアート軽戦車の装甲を確実に貫通させることができたため、1941年当時は非常に期待がもたれました。
しかしその後にM4シャーマン戦車が戦場に現れ、また不利な戦いを余儀なくされました。
かと言って、M4シャーマンにはそんなに非力だったのかと言うと、そうでもなく約500ヤード（457m）の距離でも貫通するという米軍の調査結果があるので、決してドアノッカーではありませんでした。
大戦後期にはタングステン入りの試製徹甲弾であるタングステン鋼蚤形弾という特甲弾（APCR弾)が開発されました。
ゲームでは10発が積載されています。
また一式47mm戦車砲も開発され、口径がL48と短くなっています。
九七式中戦車新砲塔チハ、一式中戦車チヘ、特三式内火艇カチに搭載されました。
PEN値８
PEN値８の有効射程250m、Best APは450m
APCR弾のPEN値１２
ドイツの5cm Pak38対戦車砲
ドイツのラインメタル社が1938年に3.7cm Pak36の後継として開発した対戦車砲。
1940年のフランスの戦いでフランスのルノーB1戦車（前面装甲60mm）やイギリスのマチルダ戦車（前面装甲75mm）に対して3.7cmPakは全く歯がたちませんでした。
そのため5cm Pak38が急きょ、量産されることになり、1940年から1943年までに9566門が生産されました。
1940年のフランス戦には17門しかなく間に合いませんでした。
1941年4月のバルカン戦線で初めて使用され、その後は東部戦線でも使用されました。
T34には有効でしたが、KV-1には前面装甲は貫通できず、至近距離での側面でしか貫通できませんでした。
タングステン弾芯のAPCR弾も作られています。
戦車砲として5cm Kwk38が作られ、3号戦車に搭載されました。
短砲身のKwk38 L42は、Ｆ型(後期型)、G型、H型、J型
長砲身のKwk39 L60は、L型、M型
なお長砲身のKwk39 L60は、ゲームではKwk38 L60として登場します。
PEN値９
PEN値９の有効射程250m、Best APは400m
APCR弾のPEN値は１５、有効射程は100m
ドイツの5cm Pak38対戦車砲
1941年、フィンランドもソ連のT34やKV-1と遭遇、その結果より威力のある対戦車砲の購入となりました。
1942年ドイツから27門を購入しています。
それらの砲はT34/85も撃破したと言われています。
18門が戦後まで生き残りました。
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