1号戦車A型とB型の主砲として搭載されています。
Steel Panthers World War 2 JAPANESE HQ
<イギリス>
Vickers HMG （イギリス）
MG 230(e) HMG （ドイツ）
M.18 No.1 HMG （オランダ）
M.18 No.2 HMG （オランダ）
0.5 Vickers TMG （イギリス）
Big Vickers CMG （カナダ）
.303 VB MG （インド）
Vickers 'K' (イギリス）
.303 Lewis Gun （イギリス）
30cal Mk.6 LMG （海兵隊）
.303-in Bren LMG （イギリス）
7.7mm MG138(e) （ドイツ）
7.92mm Besa BMG （イギリス）
15mm Besa TMG （イギリス）
20mm Hispano （イギリス）
40mm Vickers S （イギリス）
RAF 57mm Cannon （イギリス）
<ドイツ>
MG08 HMG （ドイツ）
MG08 LMG （ドイツ）
CKM 7.92 wz.08 HMG （ポーランド）
7.92 wz.08/15 LMG （ポーランド）
MG 08 HMG （フィンランド）
MG08 HMG / Type 24 HMG （中国）
Dreyse MG13 （ドイツ）
7.92mm MG15 （ドイツ）
Bergman M15 LMG （スペイン）
8mm 31/34M MG （ハンガリー）
7.92mm MG17 （ドイツ）
7.92mm MG34 （ドイツ）
7.92mm MG42 （ドイツ）
13mm MG131 （ドイツ）
20mm MG151 （ドイツ）
20mm MG-151 （ルーマニア）
20mm MG-FF （ドイツ）
30mm MK-101 （ドイツ）
30mm MK-108 （ドイツ）
<ソ連>
7.62mm Maxim HMG （ソ連）
Maxim HMG / CKM wz.1910/28 （ポーランド）
MG248(p) HMG （ドイツ）
Maxim HMG （フィンランド）
M32/33 HMG （フィンランド）
7.62mm DP （ソ連）
7.62mm DPM （ソ連）
7.62mm DT （ソ連）
7.62mm MG120(r) LMG （ドイツ）
7.62mm DP LMG （フィンランド）
Maxim 7.62mm LMG （スペイン共和政）
7.62mm DS-39 MMG （ソ連）
7.62mm DS-39 MMG （フィンランド）
7.62mm SG43 MMG （ソ連）
12.7mm DShK HMG （ソ連）
7.62mm PV-1 （ソ連）
7.62mm ShKAS （ソ連）
12.7mm UB MG （ソ連）
20mm ShVAK （ソ連）
23mm VYa Cannon （ソ連）
23mm NS-23 （ソ連）
37mm NS-37 （ソ連）
イギリスのヴィッカーズ重機関銃
WW1とWW2で使用されました。
マキシム機関銃を改良したもので、1896年に完成しました。
マキシム機関銃はハイラム・マキシムによってイギリスで作られた世界で初めての全自動式機関銃。
WW1に入ると、各国でマキシム機関銃を改良した改良型が登場しました。
MG08重機関銃（ドイツ）
PM1910重機関銃（ロシア）
シュワルツローゼ重機関銃（オーストリア＝ハンガリー帝国）
ヴィッカーズ重機関銃はとにかく頑丈で、どれだけ長時間撃ち続けても故障がほぼなかったため兵士には大変信頼されました。
口径7.7mmの.303ブリティシュ弾を使用、装弾ベルトは250発となっています。
発射速度は１分間に450〜600発で1時間に10000発、10000発撃つと銃身を交換となっていました。
射程30
KILL値5
イギリスのヴィッカーズ重機関銃
ドイツ軍では鹵獲したヴィッカーズ重機関銃をMG230(e)と名付け使用しました。
イギリスのヴィッカーズ重機関銃
オランダは1918年にイギリスから1000挺以上のヴィッカーズ重機関銃を購入しました。
そのうちの200挺が航空機の機銃として搭載されています。
また1935年に800挺のヴィッカーズ重機関銃の口径を7.92mm弾に交換しました。
オランダではこの7.92mm弾のヴィッカーズ重機関銃をM18 No.2と名付け、従来の7.7mm弾の方はM18 No.1として使用しました。
ゲームではM18 No2のKILL値が５ではなく、６と高くなっています。
イギリスのヴィッカーズ0.50機関銃
0.5というのは0.5インチ（12.7mm）のこと。
7.7mmヴィッカーズ重機関銃を改良し、口径を12.7mmにしたものです。
1926年に生産が始まりましたが、1932年まではイギリス軍では使われていませんでした。
イギリス軍では戦車や装甲車の機銃として搭載されました。
イギリス海軍では4連装の対空機銃としてWW2の全てのイギリス海軍の艦艇に使用されました。
ゲームではヴィッカーズマーク６B軽戦車やランチェスターAC、マチルダ戦車などに搭載されています。
貫通力が通常の7.7mm機関銃のよりも優れており、PEN値が射程200m以内ならば２となっています。
12.7mm弾は戦車にも有効であり、貫通はしなくてもダメージを与えることは可能です。
カナダのマーク6b軽戦車には、主砲がBig Vickersとして登場します。
イギリスのヴィッカーズ・ベルチェー軽機関銃
VBはVickers - Berthierの略
1909年にフランスのベルチェーが開発したものを1925年、ヴィッカーズ社が製造権を購入し生産しました。
イギリスではルイス軽機関銃の代わりに配備されましたが、ブレン軽機関銃が生産されると使用されなくなりました。
しかしインドでは引き続き、終戦まで生産され、インド軍に使用されました。
射程は１２
KILL値は５
インド軍の第２火器に装備されています。
装甲車輌にも搭載されています。
また対空機銃としても登場します。
イギリスのヴィッカーズK機関銃
またはヴィッカーズGO （Gas Operated）とも呼ばれます。
1928年に航空機の機銃として開発され、ヴィッカーズ・ベルチェーの特許に基づいて作られています。
1934年にイギリス空軍に正式採用され大量生産されましたが、1940年のバトルオブブリテンの頃には威力不足のため航空機から取り外されました。
しかしイギリスの特殊部隊SASやLRDG、コマンド部隊に使用されたことで有名となりました。
LRDGのジープに搭載されている2連装ヴィッカーズGO
ゲームでもSAS部隊やLRDG部隊、コマンドス部隊などに登場し、（２）という表示は2連装を表します。
射程２４
KILL値１２ （2連装なので高めです）
射撃速度がMG34よりも速く、一分間に950〜1200発が撃てました。
イギリスのルイス軽機関銃
アメリカ人の軍人ルイスにより1911年に開発され、ベルギーが採用、その後イギリスがライセンスを購入しイギリスで製造されました。
1913年から1942年まで生産され、正確な数字は不明ですが少なくとも20万挺が生産されました。
主にWW1にイギリス軍で使用されましたが、ブレン軽機関銃に替わったため使われなくなりました。
しかしダンケルクの撤退でイギリスは武器が不足したため、それまで倉庫に眠っていたこの銃は再び日の目を見るようになりました。
.303ブリティシュ弾（7.7mm）を使用
発射速度は1分間に500〜600発
皿形の弾倉は47発か97発のマガジンになっていました。
射程１２
KILL値５
イギリスのルイス軽機関銃
アメリカでは7.62mm弾に変更され製造されました。
ルイス軽機関銃の最終タイプのマーク６が海兵隊に登場します。
イギリスのブレン軽機関銃、通称ブレンガン。
.303-in というのは、303inch、すなわち7.7mm弾のことです。
1938年から2006年まで現役で使用され続けた機関銃。
イギリスで開発されたのではなく、元になったのはチェコスロバキアのZB vz.26という機関銃。
イギリスは1930年代にルイス軽機関銃の代わりとなる新しい機関銃を求めており、いくつかの銃を競作、その結果、チェコの銃を採用、銃弾を.303ブリティシュ弾に改造し、ライセンス生産へと至りました。
1935年に生産が始まり1971年まで生産されました。
北アフリカの戦場でも故障が少なかったことで兵士からは信頼されました。
イギリスの戦車、装甲車、ユニバーサルキャリアなどにも搭載され、WW2後は世界の国々で使用されました。
発射速度は1分間に500発
射程１２
KILL値５
イギリスのブレン軽機関銃
ドイツ軍は鹵獲したイギリスのブレン軽機関銃を7.7mm MG138(e)と名付け使用しました。
ゲームではOrdnungs polizei（秩序警察）部隊の第２火器として登場します。
イギリスのベサ機関銃
この機関銃もチェコスロバキアのZB-53をイギリスがライセンス生産したものです。
ベサという名前は、イギリスの製造会社BSAから来ているもの。
車載搭載のヴィッカーズ重機関銃は水冷式で重かったため、これに代わる銃として使用されました。
1939年から生産が始まり、どれくらいが生産されたのかは不明です。
弾薬は.303ブリティシュ弾ではなく、7.92mm弾なのが特徴で、戦場でドイツ軍の使用する7.92mm弾が使用できました。
発射速度は1分間に500〜800発。
これは近接距離か長距離かで切り替えることができました。
イギリス軍の戦車の車載機銃として登場します。
またマーク６軽戦車、ガイマーク1A装甲車には4連装のベサ機関銃が対空機銃として搭載されました。
射程２４
KILL値１０（4連装）
15mmのベサ重機関銃もチェコスロバキアのZB vz.60をライセンス生産したものです。
約3200挺が生産されました。
これは車載搭載銃で、マーク６C型軽戦車、ハンバー装甲車に搭載されました。
射程450m以内であれば貫通力は２となっています。
スペインのイスパノ・スイザ社の20mmイスパノ・スイザHS.404航空機関砲
イスパノ・スイザ社はスイスのエリコン社との特許交換により、航空機関砲の技術を手に入れ、自社でモーターカノンというエンジン砲を開発、これがイスパノ・スイザHS.404機関砲となり、ベストセラーとなりました。
イスパノ・スイザ社はフランス支社で開発が行われましたが、フランス降伏したため、イギリスに密かに持ち出され、イギリスで改良型が作られました。
イギリスとアメリカではライセンス生産が行われ、イギリスではイスパノMk.��として42500挺が作られました。
またその後、改良型のMk.��が作られ、イギリス空軍の戦闘機の標準装備となり、画像のように4門で装備されました。
イギリスの40mmヴィッカーズS 航空機関砲
ヴィッカーズ・アームストロング社が1930年代後半から開発が始まり、最初は爆撃機に搭載する計画でしたが、1941年に開発されたホーカーハリケーンMk.��Dに搭載されました。
ドイツ軍の4号戦車の上部装甲を貫通することができ、命中精度も高かったと言われています。
イギリスの57mm航空機関砲
正式名称は、モリンズ57mm6ポンドMクラス対戦車砲。
イギリスの6ポンド砲（57mm）をセミオート、フルオートで射撃できるようにし改造したもので、これをモスキート爆撃機に搭載させました。
この砲を搭載したのは、戦闘爆撃機型のモスキートFB Mk.XVIIIのみで、この機体は対Uボート用に作られました。
21発の弾薬を積載、水中でも貫通できる弾薬を使用しました。
ツェツェ（TseTse）というあだ名がつけられましたが、これはツェツェバエというハエのことです。
ドイツのMG08重機関銃
イギリスのマキシム機関銃を元に作られており、マキシムより軽くなっています。
1908年に正式採用され、WW1ではドイツ軍の機関銃と空軍の戦闘機の機銃にも搭載されました。
1908年から1918年まで22万5000挺が生産されました。
射程30
KILL値5
1915年に改良型のMG08/15が開発されました。
これはMG08を軽量化し軽機関銃としたものです。
ゲームでは1930年からの歩兵部隊1ユニットにのみ登場します。
ドイツのMG08重機関銃とMG08/15軽機関銃
ポーランドでは、CKM wz.08と呼ばれました。
ポーランドはWW1のフランスの戦場に取り残されたMG08重機関銃をフランスから大量購入し、1920年代に歩兵と騎兵部隊で使用しました。
また装甲列車の火器や対空機銃としても使われました。
1936年に5964挺があったと記録されています。
MG08/15の軽機関銃がポーランドで登場します。
Obrona Naradowa（国民義勇兵）の部隊のみが装備しています。
射程が１２
KILL値５
ドイツのMG08重機関銃
MG08がフィンランドに最初に入ってきたのは1918年のフィンランド内戦でした。
このときにフィンランドの白衛軍はドイツ・スウェーデンに支援を要請し、赤衛軍はロシア（ソ連）に支援を要請しました。
このドイツの支援部隊であるバルト海師団がMG08を装備していました。
フィンランド内戦終結後、少数のMG08がフィンランドに残されていましたが、フィンランドはフランスからMG08、MG08/15を数百挺購入しました。
WW2頃にはフィンランドに機関銃が不足したため、ドイツから1000挺のMG08を購入し、冬戦争・継続戦争に使われました。
ドイツのMG08重機関銃のライセンス生産
中国はドイツからMG08重機関銃を購入していますが、どれくらい購入したのか、いつ購入したのか詳しいことは不明です。
1915年に南京政府の管理する金陵工廠でMG08機関銃が製造されましたが品質がよくありませんでした。
後に政治家である兪大維がドイツからMG08の設計図をもらい受け、改良を加えて完成、24式重機関銃と名付け、1935年8月から生産が始まりました。
日中戦争でも使用されました。
ゲームにはMG08と24式の両方が登場します。
MG08はKILL値が5、24式はKILL値が4
また空冷式にした36式重機関銃というのもありました。
ドイツのドライゼMG13機関銃
MG13なので1913年に作られた銃かと思いますが、作られたのは1930年。
ドイツはWW1の敗戦で、武器の保有の制限と開発の制限が課せられました。
そのためMG08重機関銃も全て接収されてしまい、ドイツには機関銃がなかったため、1913年に開発されていたと他国の目を欺き、1928年ごろにひそかに開発を進めていた銃。
1930年から部隊に配備されましたが、1934年にMG34が登場すると他国へ売却、あるいは警察で使用されました。
空冷式で、発射速度は1分間に550発。
1号戦車A型とB型の主砲として搭載されています。
ゲームでは初期の歩兵の第２火器の軽機関銃として登場します。
射程１２
KILL値５
ドイツのベルクマンMG15nA軽機関銃
1910年にMP28を開発したベルクマンとルイス・シュマイザーにより作られた軽機関銃。
WW1のドイツ軍には軽機関銃は鹵獲したマドセン軽機関銃しかなく、ドイツではイギリスのルイス軽機関銃に対抗するために急きょ、1916年から1919年までに5000挺が生産されることになりました。
ドイツではMG08/15軽機関銃が生産されたため、ほとんどのベルクマンMG15はオスマン帝国を支援するアジア軍団に配備されました。
WW2では完全にお蔵入りとなっていましたが、1945年に国民突撃隊により使用されています。
ゲームでは対空機関銃として、MG15として登場します。
ドイツのベルグマンMG15nA軽機関銃
1936年10月、ポーランドの倉庫にあったベルグマン軽機関銃1481挺がスペインに運ばれました。
スペインでは共和政スペイン軍により使用されました。
ゾロターンMG30機関銃
WW1後のヴェルサイユ条約により、武器の開発が制限されていたドイツは、スイスのゾロターン社を資本買収しました。
開発はドイツのラインメタル社、部品はオーストラリアのシュタイヤー社、そして製造・性能テストをスイスのゾロターン社で行うことで1929年にMG29が完成しました。
その後、1930年にMG30が完成、約5000挺が作られました。
1930年代にオーストリア軍、ハンガリー軍、ブルガリア軍により採用され、8mm弾が使用されました。
ゲームではハンガリー軍に31/34M LMGとして登場します。
ドイツではMG30を改良したMG15、MG17が航空機関銃として使用され、後のMG34、MG42の原型にもなりました。
射程２４（MMG時）
KILl値６
ドイツのMG17航空機関銃
上のMG30を改良したものとしてMG15と同様に作られ航空機の固定機関銃として使用されました。
（MG15はゲームには登場しません）
1941年頃からMG131に替わりましたが、終戦まで使用されました。
また地上でも1945年に国民突撃隊により使用されました。
ドイツのMG34機関銃
軽機関銃（LMG）だけでなく、画像のように専用の銃架（ラフェッテ）に載せると重機関銃（MMG）となりました。
1932年にマウザー・ヴェルケ（モーゼル）社によりMG30を改良して作られました。
1935年から1945年まで約44万挺が作られました。
生産はラインメタル社、グストロフ社、マウザー社、シュタイアー社、ブルーノ工場などで作られました。
車載機銃としても使用されました。
HMG（重機関銃）とMMG（中機関銃）があります。
HMGの射程36、KILL値8
MMGの射程24、KILL値8
ドイツのMG42機関銃
1942年にドイツのグロスフス社で開発されました。
すぐに生産が始まり、MG34と同様、いくつかの会社で量産され約40万挺が作られました。
MG34よりもコストが安く、軽量化され発射速度が向上しました。
HMGとMMGがあります。
HMGの射程36、KILL値10
MMGの射程24、KILL値10
ドイツのMG131航空機関銃
それまでドイツの航空機に搭載されたいた7.92mm口径のMG15、MG17の後継として開発されました。
ラインメタル社で1938年に完成し1940年から配備されました。
日本では海軍が二式13mm旋回機銃としてライセンス生産をしましたが、当時の日本の工場では難航し、どれくらい作られたのかは不明です。
口径13mm
ドイツのMG151航空機関砲
ドイツのマウザー（モーゼル）社で1940年に開発されました。
最初に開発されたのは15mm弾でしたが、その後、20mm弾に改良されたため、2種類があります。
戦時中、800挺が日本の潜水艦により隠匿輸送され、三式戦闘機「飛燕」（一型丙）に搭載され米軍相手に実戦で使用されましたが、その性能に驚嘆したと言われています。
1945年、国民突撃隊により地上兵器として使用されています。
また15mm砲を３連装させたSdKfz251/21が開発されました。
ゲームにも登場します。
ドイツのMG-151航空機関砲
ルーマニア空軍の戦闘機IAR 81B、およびIAR 81Cに搭載されました。
ドイツのMG FF航空機関砲
1936年にドイツのイカリア社で開発されました。
スイスのエリコン社のエリコン FF20mm機関砲をドイツでライセンス生産しましたが、航空機に搭載するのにうまくいかなかったために、これを改良したものです。
WW2の初期に航空機に搭載され1941年まで使用され、その後MG151へ替わっていきました。
しかし1943年からシュレーゲムジークという夜間爆撃機の機体背面上向きの機関砲として取り付けられ1945年まで使用されました。
ドイツのMK101航空機関砲、MK-108航空機関砲
ラインメタル・ボルジッヒ社で1935年に開発されました。
開発当初はMG101でしたが、後にMk101になりました。
1943年ごろから航空機に搭載され終戦まで使用されています。
KV-1の装甲も貫通できるほどの強力な破壊力と正確な射撃を備えていましたが、重量が重すぎたこともあり、Hs129、He177 A-1/U2にのみ搭載されました。
MK-101の発展型にMk103がありますが、ゲームには登場しません。
MK103の発展型がMK108です。
1940年にラインメタル社で開発されました。
破壊力が凄まじく、B-17やB-24に対しMG151で平均25発の命中弾が必要だったのが、わずか4発で戦闘機なら1発の命中で仕留められました。
すぐに量産に入り、1943年から搭載されました。
初速が遅かったため高速で攻撃するMe262は命中が困難だったと言われています。
この砲もシュレーゲムジークとして夜間爆撃機に搭載されました。
ソ連のM1910重機関銃
イギリスのマキシムが作ったマキシム機関銃の完全コピーであるため、マキシム機関銃とも言われます。
マキシムは自分が作った機関銃を他国に売り込みに行き、1888年にロシアにも訪れました。
ロシア皇帝は自分で試射をし、約300挺を購入。
ロシアでは7.62mm用に作り直されました。
1904年、ロシア国内でのライセンス生産を開始、このタイプをM1905とし、1904年の日露戦争では要塞に200挺のマキシム機関銃を装備し効果を発揮しました。
1910年にロシアでマキシムの改良型M1910が作られ、これが一般にマキシム機関銃と呼ばれるようになりました。
1930年に光学照準器を装備したM1910/30が作られWW2で使用されました。
とにかく頑丈で故障がなく、水冷式であるので、その辺の雪を適当に入れればいいということもあり、WW1からWW2、そしてベトナム戦争でも使用されました。
1910年から1945年までに少なくとも176000挺が作られました。
射程30
KILL値5
WW1の時にロシア軍は、タチャンカと呼ばれる馬車の荷台に後ろ向きに機関銃を設置することで重機関銃に機動性をつけました。
これは敵騎兵に対して効果的な攻撃となり、その後のロシア内戦でも使用されました。
ゲームではタチャンカはポーランドに登場します。
ソ連のM1910マキシム重機関銃
ポーランドはWW2終結後の1918年から1920年に多数のマキシムM1910機関銃をロシアから手に入れました。
ポーランドでは1922年に国内での弾薬を標準化し、全て7.92mmの薬莢を使用することになりましたが、そのときマキシムM1910機関銃を7.92mmに改造したのが、CKM wz.1910/28となりました。
ポーランドには1936年に1853挺ありましたが、1937年にほぼ全てをスペインに売却しています。
ゲームではMaxim M1910重機関銃は7.62mm弾で、1930年だけの登場となります。
CKM wz.1910/28は1936年までの登場で、こちらの方がKILL値が6と一つ高くなっています。
ソ連のM1910重機関銃
ドイツはポーランド侵攻後、ポーランド国内にあったCKM wz.10/28を鹵獲し、MG248(p)と名付け使用しました。
ソ連のM1910重機関銃
フィンランドは1918年のフィンランド内戦で赤衛軍やロシア軍から約600挺のM1910やM1905を鹵獲しました。
1920年代にこれらはフィンランドではM/09と名前を変更しています。
また1920年代にロシアからも購入し、1926年には1920挺のマキシム機関銃があったとされています。
フィンランドのマキシムM32/33重機関銃
フィンランドのラハティがマキシムM1910を改造して作った機関銃。
マキシム機関銃は弾薬ベルトが布製であったことから、凍ってしまうという欠点や照準器、その他様々な改良を行い、マキシム機関銃としては最高のレベルの機関銃を作りました。
発射速度が600発/分から、850発/分まで向上しました。
また対空機銃としても威力を発揮しました。
1933年から1944年まで改造が行われ、約1200挺が作られました。
KILL値が5から8になっています。
ソ連の7.62mmDP28軽機関銃
DPというのは、「デグチャレフの歩兵機関銃」という意味で、デグチャレフはこの銃を開発した人です。
英語表記やソ連では主にDP27と表記されています。
ソ連が国産として初めて開発した機関銃で、それまでソ連は輸入した軽機関銃が配備されていましたが、圧倒的に不足していました。
1927年に完成、1928年から生産に入り、79万5000挺が生産されました。
スペイン内戦で初めて使用され、独ソ戦、戦後はベトナム戦争やリビア内戦でも使用されています。
47発入りの円盤型の弾倉が特徴で、この円盤型弾倉は「レコードプレーヤー」と言われました。
しかし欠点が多く、その欠点を改良したDPMが1943年に開発されました。
また車輌搭載型はDTと呼ばれています。
ソ連の7.62mm DP28軽機関銃
ドイツ軍は鹵獲したDP28をMG 120(r)と名付け使用しました。
治安部隊や警察部隊などでも使用されました。
フィンランドでは1944年までに約9000挺の鹵獲したDP28がありました。
フィンランド兵にはフィンランド国産のラハティ/サロランタM1926軽機関銃よりも評判がよく好まれました。
ソ連のマキシム・トカレフ軽機関銃
有名なトカレフ氏により1924年にマキシムM1910重機関銃を元に作られた軽機関銃です。
1926年から1927年まで約5000挺のみが作られましたが、DP28が開発されたため生産中止となりました。
1938年に中国に約1300挺が輸出され、残りはスペイン内戦の共和政スペインに送られました。
ゲームでは中国には登場しませんが、共和政スペインにMaxim 7.62mm LMGとして登場します。
ソ連のDS-39機関銃
DP28を開発したデグチャレフが次に設計したのがこのDS-39機関銃です。
マキシムM1910の代わりとなる機関銃の開発でしたが、1930年に試作機ができてその後、1939年まで改良が行われました。
1939年に採用され、フィンランドとの戦争で使用されましたが軽量にはなったものの、厳冬での操作性に問題があり、マキシム機関銃の信頼性には及びませんでした。
そのため1941年に生産中止となり、ソ連は再びマキシム機関銃を生産することになりました。
10345挺が生産されています。
ソ連のDS-39機関銃
フィンランドは継続戦争の1941年に約200挺のDS-39を鹵獲しました。
フィンランドでもこの銃の欠点に気づき、独自に改良を加えたものを使用しました。
145挺が戦後まで生き残りました。
さすがは物持ちのいいフィンランドです。
ソ連のSG43機関銃
マキシム機関銃は独ソ戦のモスクワ防衛には大きく貢献しましたが、銃自体が重く、また水冷式だったため常に水が必要で攻撃には向いていませんでした。
そのためソ連は1942年に新しい重機関銃の開発を進めました。
1942年に競合で勝ち抜いたSG43は、1943年に採用されすぐに生産に入り、約8万挺が作られました。
戦後も共産国で使用されてました。
ソ連のDShK 38重機関銃
DShKは「デグチャレフ＝シュパーギンの大口径」と言う意味で、デグチャレフはDP28を開発した人、シュパーギンはPPSh-41短機関銃を開発した人です。
呼び方は「デュシーカ」「デシーカ」
デグチャレフにより設計が行われ、シュパーギンにより改良がなされ、1939年に完成、1940年から量産に入り、1945年までに約9000挺が生産され、現在でも世界の国々で使用されています。
射程40
KILL値10
PEN値1
12.7mmはPEN値が1になり、装甲車には有効的です。
トラックの車体に搭載され対空砲として使用されましたが、IS-2重戦車、SU-152自走砲、T-40水陸両用戦車にも搭載されました。
ソ連の7.62mm PV-1航空機関銃
マキシム機関銃を元に空冷式の機関銃をソ連空軍が1927年に開発、1928年に採用され、ソ連の航空機に搭載されました。
1939年までに約18000挺が生産され航空機に搭載されましたが、ShVAK（20mm）、ShKAS(7.62mm）に替わっていきました。
航空機に搭載されなくなってからは、地上兵器として改造され、約3000挺が対空砲となりました。
ゲームでも3連装の対空砲としても登場します。
ソ連の7.62mm ShKAS航空機関銃
7.62mmですが、PV-1よりも発射速度が速く、一分間に1800発を発射でき、ソ連航空機の主力兵器となりました。
1932年に完成、1933年から量産が始まり15万挺が作られました。
ゲームには7.62mm MGとしての表示だけなので、PV-1かShKASかは判別できません。
ソ連の12.7mm航空機関銃
UBはユニバーサルべレジンの略。
1938年に完成、1939年から量産が始まり、1944年までに43000挺が作られました。
ゲームでは12.7mm MGとのみの表記となっています。
ソ連の20mm ShVAK航空機関砲
7.62mm口径の後継として作られました。
1935年から量産に入り、当初は12.7mm砲としてつくられましたが、弾丸が詰まる問題が発生し、改良型の20mmが作られました。
1936年から生産され、約10万挺が作られました。
大戦中のソ連の攻撃機、爆撃機に搭載され活躍しました。
また車輌にも一部搭載され、T-60の主砲となりました。
ソ連のVYa-23航空機関砲
Volkov-Yartsev（ボルコフ・ヤルチェフ）23mm砲
1941年、ボルコフとヤルチェフによって、イリューシンIl-2攻撃機に搭載するために作られました。
しかしこの砲が完成したとき、まだIl-2ができておらず、ドイツ軍のメッサーシュミットBf110に搭載して実験が行われました。
400mの距離で25mmの装甲を貫通でき、軽車輌には有効的でしたが、中戦車の装甲に対しては急降下が必要でパイロットの練度が求められました。
64655門が生産されました。
ソ連のNS-23航空機関砲。
VYa-23の後継砲で23mm砲。
1944年に完成し、1953年までに28000門が作られました。
ソ連のNS-37航空機関砲
1940年に作られたShpitalny Sh-37砲は、問題が多く、不安定な兵器だったことから、1943年、新たに開発されたのがNS-37です。
37mm砲は反動が大きく、目標に命中させることが難しかったと言われ、命中させる角度も40度が必要であったことから、戦後はN-37に代わっていきました。
6800門が生産されました。