Steel Panthers World War 2 JAPANESE HQ
＜アメリカ＞
30cal M1917 HMG （アメリカ）
30cal M1895 HMG （スペイン）
7.92mm wz.30 （ポーランド）
Taczanka wz.30 / wz.28 （ポーランド）
MG 249(p) HMG （ドイツ）
Colt HMG （中国）
7.92 Colt HMG （ノルウェー）
Ksp m/14-29 / Ksp m/36 HMG （スウェーデン）
Dbl LvKsp m/36 （スウェーデン）
Ksp m/39 （スウェーデン）
30cal M1919 MMG （アメリカ）
30cal M1919 A6 LMG （アメリカ）
50cal M2 HMG （アメリカ）
BAR M1918 （アメリカ）
Johnson M41 LMG (アメリカ）
M41Johnson Rifle （アメリカ）
20mm M2 Cannon （アメリカ）
37mm M4 Cannon （アメリカ）
75mm M4 Cannon （アメリカ）
＜フランス＞
St.Etienne M1907 （ギリシャ）
Hotchkiss M1914 （フランス）
8mm wz.14 MMG / 7.92 wz.25 （ポーランド）
MG 257(f) （ドイツ）
M/98 HMG / FM14 HMG （ノルウェー）
7mm M1903 MMG （スペイン）
7mm FM03 MMG （中国）
7.5mm FM29 （フランス）
Browning FM LMG （ベルギー）
6.5mm M1926 LMG （ギリシャ）
7mm M1922 LMG （スペイン）
Chauchat LMG （ギリシャ）
Chauchat M1915 （スペイン）
13.2mm FM30 HMG （フランス）
7.5mm FM31 (Reibel MG) （フランス）
7.5mm MG31f （ドイツ）
20mm HS-404 （フランス）
＜オーストリア＝ハンガリー帝国＞
Schwarzlose HMG （ハンガリー）
7.92mm vz.24 HMG （チェコスロバキア/スロバキア）
6.5mm Ksp M/14 HMG （スウェーデン）
M.08 HMG （オランダ）
Schwarzlose HMG (ブルガリア)(ルーマニア)
Gebauer 34/40A （ハンガリー） New !!!
＜チェコスロバキア＞
7.92mm vz.37 HMG （チェコスロバキア）
ZB-53 MMG （ルーマニア）
MG37(t) MMG （ドイツ）
7.92mm vz.26 LMG （チェコスロバキア）
Type 26 LMG （中国）
7.9mm MG26(t) LMG （ドイツ）
7.9mm MG30(t) LMG （ドイツ）
7.92mm VZ30J （ルーマニア)(ユーゴスラビア）
7.92mm M/39 LMG （スウェーデン）
アメリカのブローニングM1917重機関銃。
アメリカ軍はWW1までは機関銃への関心が低かったこともあり、機関銃を運用する戦術も確率されていませんでした。
それまでアメリカ軍はイギリス製のマキシム機関銃、WW1ではヴィッカーズ機関銃を採用していましたが、WW1での戦いで大量の機関銃が必要となったため、自国での生産に入りました。
アメリカにはコルト社が作ったコルト・ブローニングM1895重機関銃がありました。
これはジョン・ブローニングにより1891年に開発された機関銃です。
このM1895はアメリカ海軍により採用されていましたが、冷却機構がなく、すぐに銃身が過熱してしまうことから、使用されなくなっていました。
そこで水冷式のマキシム機関銃に似たM1917機関銃を設計、WW1中に大量生産が行われました。
1919年に改良型のM1919が作られましたが、128000挺が作られ、改良型のM1917 A1はWW2以降も使用され、ベトナム戦争では南ベトナム軍に供給され使用されました。
口径は7.62mm（30cal）
重量は47kg
M1895はゲームにはスペインに登場します。
ゲーム内では性能は変わりません。
射程30
KILL値5
アメリカのM1917重機関銃のポーランド仕様型
ポーランドでは、CKM wz.30と呼ばれました。
ポーランドは1918年の独立後、ドイツのMG08、ロシアのマキシムM1910、オーストリアのシュワルツローゼ、フランスのホッチキスM1914など様々な機関銃を使用してきました。
1927年、ポーランドは新しい機関銃を採用するために、ヴィッカーズ・シュワルツローゼ・M1917A1をテストした結果、M1917 A1に決まり、アメリカからライセンス生産を買おうとしましたが、非常に高く、契約が難航しました。
そのため無認可でポーランド国内でポーランド仕様に改造して生産し、1931年にポーランドの標準装備の機関銃となりました。
細かい改造がほどこされており、弾丸は7.92mmになりました。
約10000挺が生産されました。
多くは要塞に設置され、または戦車の車載銃にも搭載されました。
スペインに輸出されました。
ドイツ軍に鹵獲され、7.92mm MG 249(p)と名付けられました。
ポーランドのタチャンカ対空機銃
タチャンカはWW1でロシア軍が作ったものですが、馬車の荷台に重機関銃を取り付けることで、敵の騎兵に有効でした。
主にWW1後のロシア内戦で使用されましたが、ポーランドではCKM wz.30をタチャンカにし、対空機銃として使用しました。
同じく対空機銃としても登場するドイツのMG08もタチャンカにしたものがあります。
ポーランドのCKM wz.30
ドイツはポーランドで多くのCKM wz.30を鹵獲しました。
これらは対パルチザンや後方部隊に配備されました。
アメリカのM1917重機関銃の改造型
中国ではアメリカの武器商人により輸出され、漢陽の工場でライセンス生産が行われました。
7.92mm弾に変更し、1921年に生産が始まりました。
それに伴い、三十節式重機槍という名称がつけられました。
しかし品質はかなり劣っていたそうです。
ゲームでは海外輸出用の名称であるColt HMGとして登場します。
アメリカのM1917重機関銃
ノルウェー軍は1929年から使用し、1940年のドイツ軍とのノルウェーの戦いまでに1800挺がありました。
ノルウェーではM/29という名称で、7.92mm弾を使用しました。
ゲームでは、Colt HMGとなっていますが、これは商業用にColt Model 1928などと名称を変更して輸出されていたたためです。
対空機銃としても使用されました。
アメリカのM1917重機関銃の改造型
スウェーデンではライセンス生産が行われだけでなく、独自の改良がされました。
Ksp m14-29は、シュワルツローゼ機関銃（Ksp m/14）の後継として、1929年に採用されました。
これはシュワルツローゼ機関銃よりもM1917の方がコストが安かったためです。
Ksp m/14-29はM1917 A1ですが、6.5mm弾を使用し、三脚はシュワルツローゼ機関銃の三脚を使用しました。
しかし6.5mm弾は長距離射撃や対空機銃としては、威力不足だったため、1932年に8mm弾が開発され、m/36として改良されました。
8mm弾にしたことで命中率があがりました。
ゲームではm/14-29とm/36の性能差は、ACC（命中精度）のみで、m/14-29は20、m/36は23とかなり差があります。
またm/36を連装させた対空機銃Dbl LvKsp m/36も開発されました。
これは対空照準が付けられ、長距離射撃が可能でした。
1939年にm/36を空冷式に改造し、車載機銃として開発したKsp m/39もゲームに登場します。
アメリカのブローニングM1919中機関銃
M1917の改良型として作られ、水冷式から空冷式になったことにより、重量もわずか14kgと軽くなりました。
歩兵用の中機関銃の他に、戦車などの車載機銃、航空機の航空機銃のバリエーションも作られ、438000挺が生産されました。
アメリカのM1919 A6軽機関銃
M1919を改良して作られたM1919 A4のさらなる改良型で、WW2の後半に作られ、朝鮮戦争で多く使用されました。
分隊の軽機関銃という位置づけでしたが、動作不良や射撃能力が悪く、評判はよくありませんでした。
ゲームでは空挺部隊用の軽機関銃として登場します。
アメリカの50cal ブローニングM2重機関銃
アメリカはWW1でドイツ軍の対戦車ライフルマウザーM1918の弾薬を参考に、50cal（12.7mm）口径の弾丸を開発しました。
ジョン・ブローニングとフレッド・ムーアにより、この弾丸を使用できる重機関銃ブローニングM1921が完成しましたが、この銃は実験的にしか使用されませんでした。
1926年、ジョン・ブローニングは突然亡くなりますが、その後、コルト社では1933年にM1921を改良させM2を完成させました。
以後、現代に至るまで、この銃の超える重機関銃はないと言っても過言ではなく、様々なバリエーションが開発され、約300万挺が生産されています。
ドイツ軍の1号、2号、3号、4号戦車の側面、後面の装甲を貫通できたと言われています。
また対空砲としても使用されたり、車輌や航空機にも装備されました。
映画「ランボー最後の戦場」（2008年）で、この重機関銃をぶっ放していますが、兵士が肉片になり、えげつない威力を見せつけます。
しかしこのシーンは過剰に描いたものではなく、実際に人間に命中すると肉片になるリアルさを描いたものだそうです。
アメリカのブローニングM1918自動小銃
「Browning Automatic Rifle」、通称BAR
この銃もまたブローニングが設計したもの。
1918年に採用され、少数ですがWW1にも使用されました。
WW2には改良型であるM1918 A2が生産され、全ての兵士はこの銃を撃つ訓練を受けました。
初めは自動小銃として腰から射撃するよう設計されましたが、重量があったことと、アメリカ軍には軽機関銃がなかったことから、ニ脚が付けられ支援火器として使用されていきました。
口径は7.62mm（30cal）、弾倉は20発、生産は351000挺で、M1918 A2は249000挺。
開発元のコルト社は1929年にベルギーのFN社に販売権を売ったため、ヨーロッパの多くの国に輸出されました。
ベルギー、ポーランド、スウェーデンではライセンス生産が行われました。
映画「プライベートライアン」では、ライベン一等兵がBARを持っていました。
ゲームではアメリカ軍の部隊が、「2 BARs」とか「3 BARs」と複数のBARを装備していることがありますが、これはKILL値が高く設定されています。
アメリカのM1941ジョンソン軽機関銃
メルビン・ジョンソンが設計した軽機関銃ですが、ジョンソン自身は自動小銃もしくは、軽機関小銃という言い方の方を好んだと言われるように、重量が7kgとかなり軽量でした。
ジョンソンはこのM41軽機関銃と、M41ジョンソン小銃を設計しましたが、アメリカ陸軍には採用されず、少数が海兵隊の特殊部隊レイダースと空挺部隊で使用されました。
またアメリカとカナダ合同で集められた第一特殊部隊Devil's Brigade（悪魔の旅団）で、125挺が使用されたのは有名です。
悪魔の旅団は、1943年8月のキスカ島、1943年イタリア山岳地帯のドイツ軍要塞やアンツィオなど主に島や山岳などに上陸し戦いました。
口径7.62mm
弾倉25発
生産は9500挺
ゲームには海兵隊の特殊部隊レイダースと空挺部隊にのみ登場します。
空挺部隊は2挺装備となっています。
アメリカのM1941ジョンソン半自動小銃
これもM41ジョンソン軽機関銃を開発したメルビン・ジョンソンにより作られました。
こちらもアメリカ陸軍には採用されず、少数が海兵隊で使用されました。
約22000挺が戦時中に生産されました。
なおジョンソンはアメリカ陸軍に採用されなかったため、この銃および軽機関銃を売り付けに海外を巡りました。
オランダ領東インド陸軍が購入しましたが、日本軍との戦いには少数が輸送されただけに終わっています。
アメリカの20mm M2 イスパノ航空機関砲
イスパノ・スイザ社の20mmイスパノ・スイザ HS.404をアメリカとイギリスはライセンス生産しました。
アメリカは20mm機関砲の開発が困難だったことから、1937年イスパノ・スイザ社の20mm砲をライセンス生産しようとしました。
しかし契約が難航し、1941年にようやくM1として採用されましたが、射撃時に問題が発生、その後、イギリスから改良型のMk.��の設計図面が送られ、M2が生産されましたが、1944年2月に生産が中止しています。
134000挺が生産され、P-38、P-39、F6F、F4U、またB-29にも装備されました。
しかし不具合が多かったことから、順次撤去されました。
海兵隊に登場する海軍航空機には20mm Cannonと表示されています。
アメリカのM4 37mm機関砲
1938年に完成、1939年から生産が行われました。
P-39 エアラコブラとP-63 キングコブラに搭載されました。
しかし37mm砲の初速が遅く、パイロットからは評判は悪かったため、後に20mm砲に換装されました。
砲は画像のようにプロペラ軸内にあり、15発の弾薬を携帯していました。
イギリスやフランス、ソ連に登場するP-39にも搭載されています。
アメリカのM4 75mm機関砲
アメリカが開発した75mm砲は、M2からM6まであり、戦車に搭載された砲と航空機に搭載された砲があります。
M2とM3はM3中戦車、M4シャーマン、M6はM24チャーフィー、
M4とM5はB-25ミッチェル爆撃機に搭載されました。
機体前面の下部に見えるのが75mm砲です。
砲弾は21発
ゲームでもB-25Hのみに装備されています。
フランスのサン＝テティエンヌ 1907機関銃
フランスの機関銃開発の歴史は古く、1897年にアメリカ人のホッチキスがフランスに渡り開発したホッチキスMle1897が最初です。
しかしフランスでは当時、軍が購入する武器は民間企業ではなく国営企業でなければならないという政治的理由によりホッチキス社ではなく、ピュトー社（APX社）でも開発が行われました。
1905年にピュトー社はピュトー1905機関銃を開発しましたが、評価が悪く、1907年、MAS社でピュトー1905機関銃を改良して作られたのが、このサン＝テティエンヌ1907機関銃です。
1917年まで生産され、約40000挺が作られました。
塹壕戦となったWW1の戦場では複雑な部品があだとなり、兵士にとっては扱いにくい武器であったことから、ホッチキス1914に代わっていきました。
その後はアフリカの植民地軍やイタリア軍、ギリシャ軍、ルーマニア軍に送られました。
8mm弾使用
ゲームではギリシャに機関銃部隊と対空機銃として登場します。
ギリシャは1917年に部隊再編のため2000挺を受け取り、ブルガリアとの国境に築いたメタクサス線という要塞に配備されドイツ軍との戦いに使用しました。
フランスのホッチキスMle1914重機関銃
ゲームでは8mm FM14 MMGと表示されています。
アメリカから渡ったベンジャミン・ホチキス氏が作ったホチキス社で開発されました。
1897年に最初のモデルが誕生、その後1900年、1908年に改良型が開発されましたが、1914年型は最終型です。
フランス軍に採用されていたサン＝テティエンヌ機関銃は戦場での評判が悪かったことから、1917年ごろからホッチキス機関銃に代わっていきました。
フランスでは1940年まで使用され、初期の戦車にも車載銃として搭載されています。
またチェコスロバキア、ポーランド、スペイン、イタリア、中国、日本の他、その他の国々にも輸出されました。
日本はこのホッチキスM1914を元に三式重機関銃を作りました。
生産は1914年から1920年までで65000挺、全て合わせると100000挺は超えていると言われます。
8mm弾使用、他にも様々な弾を使用。
射程24、KILL値5
フランスのホッチキスMle1914重機関銃
ポーランドは1919年にフランスからMle1914を購入しています。
1919年に始まったポーランド・ソヴィエト戦争で、フランスからさらに購入し、1936年には2620挺がありました。
ポーランドでは1924年にこの銃の改造が行われ、7.92mm弾を使用できる銃が1200挺作られました。
これは、CKM wz.25 と呼ばれ、ポーランドの戦車の車載銃にも使用されましたが、性能は以前よりも低くなり精度も落ちました。
ゲームには両方が登場します。
フランスのホッチキスMle1914機関銃
ドイツ軍はポーランドからとフランスから、またノルウェーから鹵獲をし、MG 257(f)としました。
それぞれ鹵獲した国の略である(p)、(f)、(n)がつきましたが、ゲームでは(f)としてのみ登場します。
フランスのホッチキスM1914 機関銃のノルウェー仕様
ノルウェーではコングスベルグにある国営工場でホッチキスM1897をライセンス生産し、ノルウェーではM1898と名付けられました。
その後、ホッチキスの改良型である、1900、1908、1914が出るとノルウェーでもアップグレードされました。
ゲームにはM1898とM1914が登場します。
ただしM1898は弾丸の口径が10mmと表示されていますが、1899年から10.5mm弾のホッチキス機関銃が製造されたそうです。
フランスのホッチキスM1903中機関銃
これはホッチキスM1914ですが、7mm弾使用のM1903と呼ばれたものです。
スペインではオビエドの国営工場でライセンス生産しました。
スペイン内戦では約2000挺が使用され、WW2終結後の1957年に起こったイフニ戦争でも使用されました。
M1903は重機関銃（HMG）ではなく、中機関銃（MMG）として登場します。
中国にもFM 03として登場します。
これも7mm弾のホッチキス1903ですが、中国では1930年から1935年までに1192挺を購入しています。
また中国国内でコピーし製造していたと言われています。
フランスのFM 24/29軽機関銃
1915年に作られたFM 1915軽機関銃の後継銃。
1924年にFM Mle1924として採用されました。
しかし第3次リーフ戦争で、モロッコの兵士がドイツ軍の7.92mm×57mm弾と混合し事故が起きることが分かり、1929年に7.5mm×54mm弾が開発され、それに伴い改造されFM 29となりました。
（FM24/29とも呼ばれます。）
1925年から1960年代までに約230000挺が生産されました。
WW2のフランス軍の主力軽機関銃となりました。
ゲームには登場しませんがドイツ軍は鹵獲したこの銃をMG116(f)として使用しました。
フランスのFM 24/29軽機関銃
ベルギーに登場する武器名がBrowning FM となっています。
これはFM 24/29はアメリカのブローニングM1918を参考にし作られているからでしょう。
ベルギー軍にどれくらいあったのかは不明です。
フランスのホッチキスMle 1922軽機関銃
1922年にホッチキス社が開発した国外向けの機関銃。
ギリシャ、中国、スペイン、チェコスロバキアなどが購入しました。
ギリシャは、ギリシャ向けに作られたMle 1926で、6.5mm弾を使用しました。
スペインは、Mle 1922で、7mm弾で3000挺を購入し、スペインでは好評であったことからオビエドの国営工場でライセンス生産されました。
中国とチェコスロバキアはゲームには登場しません。
フランスのFM Mle1915軽機関銃
英語では通称「Chauchat」（ショーシャ軽機関銃）と呼ばれ、設計者のルイ・ショーシャ大佐は兵士が一人でこなせる火器を設計し、自動小銃と名付けました。
FMは[Fusil-Mitrailleur]、自動小銃の略です。
WW1の最中に完成し、1915年にフランス軍に採用されました。
ドイツ軍とのソンヌの戦いで功を奏したことから、フランスでは急きょ生産を拡大し、250000挺が作られました。
その後、1924年にFM 24/29が開発され、使用されなくなっていきました。
8mm弾使用
フランス以外でもアメリカ、ベルギー、ギリシャ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア、スペイン、フィンランドで使用されました。
ゲームではギリシャとスペインに登場します。
ギリシャでは1917年に3950挺を購入しました。
スペインは1936年から1937年に8650挺を購入しました。
フランスのホッチキス M1929重機関銃
1929年、ホッチキス社で作られた13.2mm重機関銃。
ホッチキス M1914と同じ構造で作られています。
固定式の台座で使用し、2連装や4連装も作られました。
対空機銃として空軍の飛行場に設置されたり、海軍の軍艦に搭載されました。
AMR 35軽戦車、ベルギーのT-15軽戦車にも装備されました。
ゲームでは対空機銃、車載機銃として登場します。
日本は九三式重機関銃として、イタリアはブレダM1931としてライセンス生産をしました。
ドイツ軍は鹵獲し、MG271(f)として使用しました。
フランスのレイベル機関銃
MAC mle 1931とも言われます。
1931年にMAC社で作られましたが、主にマジノ線の要塞に設置、あるいは戦車の車載銃となりました。
7.5mm弾
ホッチキスH-35、AMR33、ルノーR35などの戦車に搭載され、FM31として登場します。
またMAC 1934として航空機の機銃にも搭載されました。
ゲームではTourelle （砲塔）として登場します。
これはMISCの[Border Fort]で購入できます。
このユニットはマジノ線要塞として設置された特別なトーチカのような建物です。
フランスのレイベル機関銃
ドイツ軍はフランスから鹵獲したレイベル機関銃をMG31(f)として使用しました。
ゲームではFT-17、B-2、オチキスH-38、H-39、ソミュアS-35の車載機銃として登場します。
フランスのイスパノ・スイザHS-404航空機関砲
イスパノ・スイザ社はスイスのエリコン社との特許交換により、航空機関砲の技術を手に入れ、自社でモーターカノンというエンジン砲を開発、これがイスパノ・スイザHS-404機関砲となり、ベストセラーとなりました。
それまで航空機には7.62mmや7.7mm機銃が搭載されていましたが、イスパノ・スイザHS-404の登場で20mm砲に代わっていきました。
1938年に航空機用の生産が始まり、フランスの航空機に搭載されました。
しかしフランスが降伏したため、フランス国内では生産は中止、その後、イギリスとアメリカで改良型のライセンス生産が行われました。
イギリスで生産された改良型は20mm Hispano、フランスで生産されたものはHispano HS-404となっており、ゲームではブロック MB 152にのみ搭載されています。
1940年以降に登場する機体にはイギリス製の20mm Hispanoが搭載されていますが、これは機体そのものがイギリス製です。
AP弾のみ、KILL値がフランス製が5（イギリス製4）、若干フランス製の方が高くなっています。
オーストリア＝ハンガリー帝国のシュワルツローゼ重機関銃
完成は1905年、当時はオーストリア＝ハンガリー帝国という巨大なハプスブルク帝国があり、そこで作られました。
見た目はロシアのマキシム機関銃やドイツのMG08と似ていますが、内部はかなりシンプルにできており、コストも安く作れました。
WW1ではオーストリア＝ハンガリー帝国の主力機関銃でした。
様々なバリエーションが作られ、1905年から約43000挺が生産されました。
WW1終結後の1918年、オーストリア＝ハンガリー帝国は解体されましたが、WW2まで様々な国でライセンス生産が行われ使用されました。
シュワルツローゼMG M.07/12、M.07/12/16、M.07/31など改良型があります。
8mm弾使用
ゲーム内の性能は射程は30へクスと他の機関銃よりも長いですが、KILL値は4と低めです。
オーストリア＝ハンガリー帝国のシュワルツローゼ機関銃
チェコスロバキアでは、主力機関銃となりました。
7.92mm弾に変更され、銃身が長いバージョンが作られ、チェコスロバキアで約2200挺がライセンス生産されました。
またスロバキアでも登場します。
オーストリア＝ハンガリー帝国のシュワルツローゼ機関銃
スウェーデンでは1914年から1930年までに1250挺がカールグスタフ社でライセンス生産されました。
6.5mm弾に改良されましたが、M.07/12です。
1929年にアメリカのM1917機関銃と交替しましたが、M1917をシュワルツローゼ機関銃の台座に取り付け使用しています。
オーストリア＝ハンガリー帝国のシュワルツローゼ機関銃
オランダは1908年に輸出用のM.08を購入しました。
1910年に75挺、1911年に56挺、1913年に55挺、1914年に300挺を購入しましたが、その後は自国でライセンス生産を行いました。
1940年までに約2000挺があり、M.08/15となりました。
ドイツ軍はオランダ侵攻後に鹵獲したシュワルツローゼ機関銃をMG 242(h)とし二線級火器として使用しました。
オーストリア＝ハンガリー帝国のシュワルツローゼ機関銃
ブルガリアはWW1終結後から1944年まで使用しました。
ルーマニアでは7.92mm弾のM07/12が、約1000挺が使用されました。
ハンガリーのゲバウアー機関銃
開発はフェレンツ・ゲバウアーでオーストリア＝ハンガリー帝国で最初に作られ、その後はハンガリーで作られました。
WW1では航空機の機銃として開発され、ハンガリー、ドイツ、イタリアなどで使用されました。
1937年に改良された1934/37M型は車載機銃としても使用できるようになり、7.62mm弾から8mm弾に変更し、L3/35、38M トルディ、チャバ装甲車などに装備されました。
また1934/40M型はドラム弾倉からベルト式弾倉になりました。
ゲームでは車載機銃は34/40型が登場します。
チェコスロバキアのブルーノZB vz.37重機関銃
またはZB-53とも呼ばれます。
シュワルツローゼ機関銃を開発したオーストリア＝ハンガリー帝国から独立したチェコスロバキアで開発された機関銃。
チェコスロバキアのブルーノ工場で作られ、1935年にvz.35が完成、その後改良を経てvz.37となりました。
1937年から終戦後の1950年ごろまで生産されました。
チェコスロバキアの戦車に搭載され、またチェコスロバキア国境要塞線という要塞に固定式機銃として多くが設置されました。
ルーマニア、ユーゴスラビア、中国に輸出されました。
イギリスではBesa機関銃としてライセンス生産をしました。
ドイツはチェコスロバキア併合後も生産を続けさせ、MG37(t)として使用しました。
射程24
KILL値6
チェコスロバキアのブルーノZB vz.37重機関銃
ルーマニアではルーマニア軍に採用されました。
1943年までに5500挺を購入しています。
チェコスロバキアのブルーノZB vz.37重機関銃
ドイツはチェコスロバキア併合後、ブルーノ工場を占領し、1942年ごろまで生産を続けさせました。
MG37(t)とし、武装親衛隊と二線級部隊で使用されました。
チェコスロバキアのブルーノZB26軽機関銃
1920年代になると、アメリカのブローニングM1918A1、日本の十一年式軽機関銃、フランスのFM mle1924/29、ソ連のDP28と各国で軽機関銃の開発が行われました。
チェコスロバキアも当時、軍事大国であったため、軽機関銃の開発に乗り出します。
1924年にブルーノ兵器工場で開発が行われ、わずか1年足らずで完成しました。
1926年に生産が行われ、チェコスロバキア軍の軽機関銃となりました。
7.92mm弾を使用、非常に故障しにくかったため、多くの国に輸出が行われました。
イギリスはこの機関銃を元にブレン軽機関銃を開発しました。
ルーマニア、ユーゴスラビア、中国でライセンス生産され、国産化されました。
チェコスロバキアのブルーノZB26軽機関銃
中国は1927年から1939年にかけて約30000挺を購入しました。
中国はZB26、海外輸出向けのZB30を購入したと思われます。
また中国ではコピー生産もされました。
広東、太原、浙江の兵器工場で生産されましたが、品質がよくなかったそうです。
その後、1980年代まで中国では使用されました。
また日本軍は中国軍が持つこの機関銃を非常に恐れました。
とにかく故障しない、そして日本軍の三年式重機関銃よりも威力があったため、後に約2万挺を鹵獲し、「チ」式7.9mm軽機関銃と呼び使用しました。
兵士が使用している戦場の写真もたくさん残っているので、かなり愛用されたと思います。
チェコスロバキアのブルーノZB26軽機関銃
ドイツはチェコスロバキア併合後、MG26(t)とし、特に親衛隊により使用されました。
またドイツにはMG30(t)も登場します。
これはZB26の改良型で、ZB30と呼ばれていました。
このMG26(t)とMG30(t)をドイツはチェコスロバキア併合時、31204挺鹵獲しました。
その大半がZB30だったと言われています。
その後、1939年から1940年にかけて、チェコ国内で10430挺が生産され、親衛隊や警察部隊、1944年からは国民突撃隊にも一部が配備されました。
また1941年にユーゴスラビアを侵攻した際に、鹵獲したものはMG26(j)として使用されました。
チェコスロバキアのブルーノZB26軽機関銃
ルーマニア、チェコスロバキアは国内でライセンス生産を行いました。
ZB26の後期型であるZB30、その改良型のZB30Jです。
ルーマニアは1933年から17000挺を購入、5000挺が生産されました。
ユーゴスラビアでも1936年から15000挺が生産されました。
ユーゴスラビア占領後はクロアチア軍により使用されました。
チェコスロバキアのブルーノZB26軽機関銃
スウェーデンでは、Kulsprutegevär m/39と呼ばれました。
スウェーデンは1939年から1940年にかけて、ドイツから約5000挺を購入しました。
