Steel Panters World War 2 JAPANESE HQ
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Ampulomet 1941 (ソ連)
75mm Resita M43 (ルーマニア)
15cm sIG 33 (ドイツ)
120mm Field Gun (ベルギー)
wz.35 AT-Rifle (ポーランド)
PzB 770(p) (ドイツ)
20mm Pgv m/42 (スウェーデン)
St.Etienne AAMG (ギリシャ)
37mm L40 AT-Gun (ソ連)(ルーマニア)
37mm AT-Gun (アメリカ)
この変わった兵器はソ連の対戦車用兵器です。
砲身の下に転がっている丸い玉のようなものが砲弾です。
このガラス状の弾には可燃性の液体が入っていて、命中すると、燃え上がるようになっていました。
トラックや装甲車に は効果があったものの、戦車には全く効果がなく、1941年に開発され赤軍により使用されましたが、1942年には廃止となりました。
射程距離は250m、一分間に8発を撃てました。
ゲームではソ連軍の「Workers Militalia」の「Hvy Wpn」の部隊にだけ登場します。
射程は3
HE弾のみ20発
ルーマニア軍により開発された75mm対戦車砲。
ソ連軍の「ZIS-3」76.2mm砲とドイツ軍の「PaK40」75mm砲、イギリスのヴィッカーズ対空砲を参考にして作られました。
1943 年に完成し、342門が生産されました。
1944年の春に部隊にされ、ソ連軍に大敗北を喫した1944年8月の「ヤッ シー=キシニョフ攻勢」、ブダペストでのドイツ軍との戦い、終戦間際のチェコスロバキア、オーストリアでの戦いにも使用され、戦後、 1998年まで現役でした。
実際には生産されなかった「Maresal駆逐戦車」にも搭載されました。
1944 年1月〜1946年12月
ドイツ軍の「15cm 重歩兵砲」
1933年に正式採用され終戦まで生産が続き使用されました。
とにかく強力な火砲でしたが、射程が短いのと重量が非常に重かったため、車輌に搭載し自走砲としても生産されました。
この砲はHE弾のほか、HEAT弾(成形炸薬弾)も発射できます。
4600門が作られました。
この砲を搭載した車輌は、
sIG33 1b
sIG33 Pz2
SturmIG 33B
sIG33 Grille H
sIG33 Grille K
sIG33 Hetzer
ゲームに登場する「Sturmpanzer IV」(ブルムベア)も主砲が「sIG33」となっています。
(実際は 「StuH 43」で、これは「sIG 33」の改良型)
積載砲弾は、年代によって異なり、
1933年6月〜1942年2月まで HE弾45発
1942年3月〜1946年12月まで HE弾30発、HEAT弾3発
1933年6月〜1946年12月まで購入可能
正式名称は「Canon de 120mm L mle 1931」
日本語では120mmカノン砲です。
カノン砲という砲 は一般的には火砲のことです。
ベルギーの「Cockerill」(コッカリル)社で製造されました。
コッカリル社は1917年に創立された製鉄会社ですが、戦時中は砲も製造していました。
この120mmカノン砲は、1934年に作られました。
全部で24門が作られ、エ バン・エマール要塞にも配置されました。
ゲームでもエバン・エマール要塞の火砲になっていま す。
ゲームではベルギー軍の120mm砲兵部隊としても購入できます。
ドイツ軍はベルギー占領後、この砲を「12cn K370(b)」として使用しました。
(ゲームでは登場しません)
1930年1月〜1940年6月
ポーランドで製造された対戦車銃 「wz.35 Anti-Rifle」
ポーランドの武器工場「FabrykaKarabinow」 はポーランド最大の武器工場で、設立は1897年、その後、1920年に国営工場となりました。
ここではライフル 銃や機関 銃などが作られましたが、この「wz.35」(Type 35)対戦車銃は1920年代に開発が始まり、1939年の開戦までに約3500丁が生産されました。
しかも開発 は極秘に進められ、開戦が近づいた1939年7月まで銃の入った箱は厳重に閉ざされ、秘密とされていました。
要するにポーランドの秘密兵器であったと言えます。
口径7.92mmから発射された弾丸は、1939年のドイツ軍の全 ての戦車の装甲を貫通することが可能でした。
ドイツ軍はポーランド侵攻後、この銃を鹵獲兵器として使用しました。
ドイツ軍での名称は「Panzerbuchse 35(p)」、または「PzB 770(p)」です。
ポーランドでは、1939年7月〜1939年10月
ドイツでは、1939年11月〜1942年12月
スウェーデンで開発された 無反動対戦車ライフルです。
スウェーデンのFFV社で作られましたが、開発に関わった「Carl Gustav Stads Gevarsfaktori」社の名前にちなんで、「カールグスタフ」とも言われます。
カールグスタ フと言うと、一般的には「無反動砲」で有名な砲で、戦後から現代まで各国の軍隊で採用されています。
こちらが「カールグスタフM3」
「Pvg m/42」は、1940〜42年に開発が進められました。
口径は20mm、銃の重量はわずか11kg、射程距離 100mで40mmの装甲を貫通できました。
そもそも無反動砲って何?という方も多いことでしょう。
そんな方のために動画を貼っておきます。
後方にものすごい爆風ですw
スウェーデンでは、 1944年1月〜1946年12月まで購入可能
画像をご覧になればお分かりいただけるように、この機関銃は第1次世界大戦に使用されたものです。
「St.Etienne」とありますが、「サン=エティエンヌ Mle1907」が名称です。
サン=エティエンヌというのは、東フランスにある都市の名前ですが、ここにある「MAS」という工場で製造されました。
当時、フランスではピュトー社のAPX機関銃に不具合が見つかり、それに代わる機関銃として採用されました。
この8mm機関銃は、1908年から1917年までに39700丁が製造され、フランスでは第1次世界大戦で幅広く使用されました。
しかし泥濘の塹壕戦では故障が多く、1917年にホチキス社が開発した「M1914」に代わっていきました。
ゲームではフランスでは登場しませんが、ギリシャでのみ登場します。
ギリシャでは1940年にフランスから2000丁が供給されました。
そしてドイツ軍との戦いでは、対空砲(AAMG)として使用されました。
1930年1月〜1946年12月まで
ソ連軍の初の対戦車砲。
日本語では「1-K 37mm対戦車砲」
第一次大戦後の1920年代、ソ連でも対戦車砲の開発に着手しました。
しかし当時のソ連には対戦車砲を作る技術がなく、水面下(当時ドイツはベルサイユ条約で武器制限があった)でドイツのラインメタル社と接触し設計をしました。
(なのでドイツ軍の37mm対戦車砲 Pak36と形状が似ています)
1931〜1932年に生産され、509門が作られましたが、1932年から47mm対戦車砲の生産が始まったため打ち切られました。
独ソ戦の開戦当初、全ての砲は失われるか、ドイツ軍によって鹵獲されて使用されました。
(ドイツ軍の37mm Pak36と同じ砲弾を使用できたため)
1930年1月〜1941年12月
ゲームにはルーマニアにも登場します。
ルーマニアは東部戦線でソ連軍から鹵獲した兵器の一部です。
1941年8月〜1942年12月まで
通称「M3 37mm Gun」はアメリカで最初に作られた対戦車砲。
アメリカは1936年にスペインで勃発したスペイン内戦で、ドイツの「37mm Pak35/36」の脅威から、対戦車砲の開発に乗り出しました。
生産は1940年から1943年までで、合計18700門が作られました。
またこの砲は、様々な車輌に搭載されています。
M2A4軽戦車
M3軽戦車
M22空挺戦車
M3A1、M3A5中戦車
M6 Fargo
などなど
太平洋戦線では1941年にガダルカナルで投入されました。
その後、終戦まで日本軍に対しては有効的でした。
特に「キャニスター弾」と呼ばれる散弾砲弾を使用し日本軍のバンザイ突撃を妨げたり、日本軍の立て籠もる要塞への攻撃には威力を発揮しました。
一方、ドイツ軍との戦いでは、ドイツ軍の3号戦車、4号戦車には歯が立たず、惨敗した北アフリカの「カセリーヌ峠の戦い」では、兵士の未熟さ、戦術の甘さが指摘される中、ビー玉のように跳ね返される37mm砲弾とさえ言われました。
アメリカ版の「ドアノッカー」ということです。
アメリカは1943年に新しい「M1 57mm砲」を開発します。
ゲームには2種類の「M3 37mm対戦車砲」が登場します。
「37mm M3 Gun」
こちらは初期のもの
「37mm M5 L53」
こちらは改良型で、砲身が短砲身になり、戦車にも搭載されたもの
購入は
37mm M3 Gunは、1938年1月〜1939年12月
37mm M5 L53、1940年1月〜1944年12月
検証!
ゲームに登場する「37mm M3 Gun」は1938年1月から購入可能ですが、M3は1940年からの生産なので、この時期、まだ生産が始まっていません。
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