Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

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戦車・装甲車 11

CV35 Ansaldo (ハンガリー)
Ansaldo L.3/33 (ブルガリア)
CV-33 (中国・スペイン・ユーゴスラビア)
CV-35 (スペイン)
L3/35 (Perosa / ATR /Type24 / Madsen) (中国)
CV.33 / CV.35 / CV.38 (ギリシャ)

Tancik vz.33 (チェコスロバキア)
T-27 / OT-27 (ソ連)
KT-27 / SU-3 (ソ連)
Type Ka (日本)
Type 94 (Early) / Type 94 TK (日本)
Type 97A Te-Ke / Type 97B Te-Ke (日本)
So-Da / Type 100 Te-Re (日本)
Renault UE / UE/MG (フランス)
Schlepper UE630 (ドイツ)
UE630 Wurfgerat / UE630 3.7Pak (ドイツ)
Melaxa UE (ルーマニア)
SdKfz 251/1 Rak (ドイツ)

CV35 Ansaldo (ハンガリー)
Ansaldo L.3/33 (ブルガリア)
CV-33 (中国・スペイン・ユーゴスラビア)
CV-35 (スペイン)
L3/35 (Perosa/ATR/Type24/Madsen) (中国)
CV.33 / CV.35 / CV.38 (ギリシャ)

CV35

イタリアで生産されたCV豆戦車(タンケッテ)は、オーストリア、ブルガリア、中国、スペイン、ハンガリー、ブラジル、ユーゴスラビアなどに輸出されまし た。

中国は20輌(他の資料では100輌)のCV-35(CV-33)を購入し日中戦争で使用されました。

〔中国〕

ゲームでは中国に登場する車輌は「CV-33」「L3/35」とあり、「L3/35」は搭載機銃の違った車輌が4種類も登場する豊富さです。

これが何気にすごい!

「L3/35 Perosa」は「ビラール・ペローサ」というイタリアの9mm機関銃。

1937年12月〜1946年12月

「L3/35 ATR」は日本軍の九七式対戦車銃

1938年1月〜1946年12月

「L3/35 Type24」の「Type24」はドイツの「MG08重機関銃」の中国名称。

1938年4月〜1946年12月

「L3/35 Madsen」はデンマークのマドセン機関銃

1939年4月〜1946年12月

CV -33は1936 年9月〜1944年12月まで

〔スペイン〕

スペインでも何輌かが輸出され、スペイン内戦で使用されました。

CV -33は1936年9月〜1939年5月

CV-35は1937年1月〜1939年5月

〔ユーゴスラビア〕

ユーゴスラビアは数は不明です。

CV-33は1941年9月〜1943年12月

〔ハンガリー〕

ハンガリーでは「Ansaldo CV35」として一説では150輌を購入したとあります。

アンサルドとは、CV戦車を作ったイタリアの会社の名前です。

(フィアット&アンサルドで製造した)

1935年9月〜1942年12月まで

Ansaldo CV-33

〔ブルガリア〕

ブルガリアでは「Ansaldo L.3/33」と呼ばれました。(画像)

ブルガリアの車輌には「シュワルツローゼ機関銃」が搭載されています。

1935年3月〜1943年12月

〔ギリシャ〕

ギリシャでは「Capture Tank」として「CV.33」「CV.35」「CV.38」が登場します。

これは 1940〜41年のギリシャとイタリアとの戦いで、イタリアから鹵獲した車輌のことで、ギリシャは約40輌の車輌を鹵獲し使用しました。

CV.33は1940年11月〜1941年3月

CV.35は1940年12月〜1941年5月

CV.38は1941年3月〜1941年5月

Tancik vz.33 (チェコスロバキア)

Tancik vz.33

チェコスロバキアもイギリスから「ガーデン・ロイド VI」を1930年に3輌購入しました。

チェコはそのガーデン・ロイドを元に独自の車輌を生産していきます。

チェコには「CKD」と呼ばれる兵器会社があり、そこでほとんどの戦 車は作られましたが、この「vz.33」もCKDで製造されました。

とは言え、性能を比較してみても、イギリスのガーデン・ロイドの方がスピードや行動距離、装甲もよさげですw

ちなみにゲームでは装甲値は1のままで変わりありませんが、移動力は「cz.33」の方が12とがた落ちしています(涙)

武装は機銃のみ。

74輌が生産されました。

1933年1月〜1943年10月まで購入可能


T-27 / OT-27 (ソ連)

T-27

ソ連はイギリスのガーデン・ロイド VIをライセンスと共に購入しました。

26輌の車輌を購入しT-25と名づけ、このガーデン・ロイドを改良したのがT-27です。

とは言っても、そんなに変わりはありませんから。

車体上部がオープントップではなく、装甲がついています。

機銃が1丁

T-27は 約3300輌が生産され実戦にも参加しましたが、1930年代の後半からは完全に牽引車としての使用になりました。

ゲームでは「Tankette」(豆戦車)と「Artillery Prime Mover」(砲牽引車輌)の2タイプが登場します。

「Tankette」の方は、1931年3月〜1939年 12月まで

「APM」の方は「Carry Capacity」値が[103]なので、砲1門と兵士3人を搭乗させることが可能。

ただし、この牽引タイプは「サイズ」が1ではなく、2になっています。

これは車輌の大きさは変わっていませんが、牽引および搭乗したときの大きさだと思います。

1938年1月 〜1944 年9月まで


OT-27

OT-27はT - 27の火炎放射戦車。

おなじみのOTシリーズです。

ただし狭い車内のどこに火炎放射の燃料があるのか分かりませんが、ゲームでは火炎放射は2回しか射撃できませんw

機銃もなしですw

1935年6月〜1941年12月まで


KT-27 /  SU-3  (ソ連)

KT-27

KT-27はT -27に76mm砲を搭載したプロトタイプ車輌。

この76m砲は歩兵砲なので、それほど威力はありません。

1934年1月〜1935年6月まで購入可能


SU-3

次はSU-3

こちらもプロトタイプ車輌。

こちらは「76.2mm  K/DPG RG」という無反動砲を搭載した車輌です。

その砲はこちら

試作のみに終わったそうです。

1935年1月〜1941年6月まで

この2車輌は購入は、 [MISC]の中の[Experimental]で購入可能


Type Ka (日本)

日本では陸軍が1930年にガーデンロイド VIを購入しました。

この車輌は後の日本の戦車開発のための貴重な車輌となっていきます。

その後、海軍でも6輌を購入しています。

海軍ではこの車輌を「カ式機銃車」と名づけました。

1933年1月〜1937年12月

追記:バージョンのアップデートでユニット名が「Type Ka」に変更されました。

Type 94 (Early)  /  Type 94 TK  (日本)

TYPE94

日本も1930年にイギリスからガーデン・ロイドを購入したガーデン・ロイドを改良し、「九四式軽装甲車」を開発しました。

この車輌は、開発名称が「TK」とつけられましたが、これは「Tankkette」の意味ではなく、「特殊牽引車」の略だそうですw

1935 年から生産され、840輌が作られました。

1937年の日中戦争では実戦部隊に配備され、南京攻略作戦では歩兵と 共に行動し、戦果を挙げました。

ですが、8〜12mmの装甲(装甲値1〜2)は、中国軍の対戦車砲はおろか、 7.92mmの小銃でも乗員の被害が出ました。

九四式軽装甲車は、前期型と後期型があり、ゲームでも両方登場します。

前期型の「Type 94 (Early)」は、6.5mm機銃が2丁

1933年1月〜1942年12月まで

後期型の「Type 94 TK」は、7.7mm機銃のみ。

他には移動力が13→14に上がっています。

1935年1月〜1943年12月まで

なお、ゲームに登場する「Type 94 (Early)」の乗員が3名になっていますが、これは誤りです(怒)


Type 97A Te-Ke /  Type 97B Te-Ke (日本)

九七式軽装甲車 テケ

豆戦車は1930年代に世界で一大ブームを迎えましたが、貧弱な火力と装甲はいかんともしがたく、30年代後半には兵器としてではなく牽引車として活躍をしていきますが、日本軍では中国相手に奮戦しました。

その対中国戦で大活躍した豆戦車「九四式軽装甲車」を改良して作られたのが、この「九七式軽装甲車 テケ」です。

見た目も普通の戦車らしくなりましたが、様々な箇所が改良されました。

ゲーム的に言えば、装甲です。

後面を除いて、全て装甲値が1→2になりました!(涙)

笑い事ではなく、装甲値の1と2とではかなり違います。

また、前期型・後期型という区別はありませんが、7.7mm機銃搭載型と37mm砲搭載型の2種類があります。

ゲームでは「Type 97A」が7.7mm機銃搭載、「Type 97B」が37mm砲搭載となっています。


t97b

こちら写真が37mm砲搭載の九七式軽装甲車

車輌は1937年に完成し、570輌が生産されました。

1939年のノモンハン事件で初めての実戦に参加しました。

後に太平洋戦線でも機動力を活かして活躍を見せました。

「Type 97A」も「Type 97B」も、1937年1月〜1946年12月まで


So-Da  /  Type 100 Te-Re (日本)

九八式装甲運搬車

上記の「九七式軽装甲車」の車体を使って作られた車輌が 2つ登場します。

「So-Da」は正式には「九八式装甲運搬車」と呼ばれ、九七式軽装甲車の砲塔がない車体を利用 しています。

砲の牽引や火薬運搬に使われました。

ゲームで登場するのは、「Ammo Carrier」(弾薬運搬車輌)と「Utility Vehicle」です。

「Utility Vehicle」の方は、軽砲一門と兵士6名を積載できます。

武器はなし。

購入は両方とも、1941年12月〜1946年12月まで


一〇〇式観測挺進車

「Type 100 Te-Re」は日本名「一〇〇式観測挺進車」と呼ばれ、砲兵用弾着観測車です。

九七式軽装甲車は車体が豆戦車ほど 小さく足回りがいいので、偵察任務に向いていました。

その特性を活かすべく、1940年に前線での砲兵の観測車に 改良されました。

実際に改良されたのは、上の九八式装甲運搬車で、車内には無線通信機、電話機、弾着観測機器など が整備されていました。

ゲームでは乗員は4名ですが、実際は5名の砲兵観測兵が乗車したそうです。

武器はなく、FO(前進観測隊)車輌として購入になります。

1941年1月〜1946年12月まで


Renault UE  /  UE/MG  (フランス)

Renault UE

いよいよガーデン・ ロイド VI特集も最後です。

「ルノーUE」はガーデン・ロイドのライセンスを得て1931年、フランスで作られました。

ただし、イギリスや他国がガーデン・ロイドを偵察用車輌として用いたのとは異なり、フランスでは初めから牽 引用としての車輌として作られました。

なので戦闘車輌ではありません。

1935 年に改良型「ルノー UE2」が作られ、合わせて5000輌が生産されました。

これはガーデン・ロイド系車輌の中 では一番多い生産です。

ゲームで登場する車輌はUE、UE2の区別はありません。

「砲牽引車輌」と「弾薬運搬車輌」の2種類が登場します。

積載容量は軽砲一門と兵士12名が積載できます。


UE

車輌本体の後に荷台がついており、このため車体自体は豆戦車級のサイズ1です が、全体のサイズが2になってしまっています。

購入は「牽引車輌」「弾薬車輌」共に、1930年1月〜1946年 12月まで


Renault UE/MG

もう一つの 「Renault UE/MG」は、ルノーUEに7.5mm機銃が搭載されている型です。

この機銃搭載型の「ルノーUE」は偵察用車輌となっているため、砲の牽引や兵士の搭乗は不可能ですが、後の荷台はありませんw

購入は1946年1月 〜1946年12月


Schlepper UE630   (ドイツ)

Sicherungsfahrzeug UE(f)
Sicherungsfahrzeug UE(f)

「ルノーUE」はフランス降伏後に約3000輌がドイツ軍の手に渡りました。

こうやって兵器のことを調べていると、ドイツ軍はフランス軍から車輌や兵器を大量に鹵獲し使用していますが、それがドイツ軍にとって大変ありがたいものとなっていることが分かってきます。

この鹵獲した「ルノーUE」をドイツ軍では「Schlepper EU630 (f)」(シュレッパー)と名づけました。

軽砲の牽引、弾薬車輌としてはもちろん、それ以外にもドイツ軍は車輌の右側に箱状の戦闘室を作り、そこから機銃を撃てるように改造しました。

それにより、警備車輌ともなりました。

ゲームでは、「CS Tank 」「Utility Vehicle」「砲牽引車輌」「弾薬運搬車輌」の4種類で登場します。

ただし、「CS Tank」(歩兵支援戦車)と「砲牽引車輌」「弾薬運搬車輌」には、7.92mm機銃が搭載された型ですが、「Utility Vehicle」には機銃は搭載されていません。

これは改造されていない鹵獲したままの車輌ということでしょう。

その機銃なしの「Utility Vehicle」は軽砲一門と兵士6名の搭乗となっています。

(砲牽引車輌の方は、軽砲一門と兵士9名となっています)

また、「CS Tank」の購入は、「Orpo Panzers Group」でのみ購入可能で、この車輌は後部についている荷台がないため、サイズが1になっています。

購入は全て、1940年7月〜1946年12月まで


UE630 Wurfgerat  /  UE630 3.7Pak (ドイツ)

UE630 Wurfgerat

ドイツではフランスから分捕った「ルノーUE」を改良した車輌が作られました。

その一つが「UE630 Wurfgerat」です。

ルノーUEの車体に、ロケット弾である「ネーベルヴェルファー」を搭載した車輌です。

またなんとも恐ろしい車輌になってしまったんでしょう。

ゲームでは3種類のロケット弾を搭載した車輌が登場します。

「28cm HE Rokect」(ロケット榴弾) KILL値51

「30cm HE Rokect」(ロケット榴弾) KILL値55

「32cm Flame Rocket」(ロケット傷痍弾) KILL値59

砲弾は各4発のみ

全て 1943年3月〜1946年12月まで

UE630 3.7Pak

こちらは「UE630 3.7Pak」です。

見ての通り、3.7cm Pak35/36対戦車砲を搭載した自走砲です。

ただしこの車輌は乗員が4名になっています。

1941年12月〜1946年12月まで


Melaxa UE (ルーマニア)

Melaxa UE

ルーマニアでは 1939年に「ルノーUE2」のライセンスを得て、「Melaxa UE」として生産されました。

砲牽引車として120輌あまりが生産されました。

武器はなし。

軽砲1門と兵士15名が搭 乗可能(どう考えても15名が乗るのは無理っぽいけど)

後部の荷台がついているがサイズは1です。

1939 年1月〜1946年12月まで


SdKfz 251/1 Rak (ドイツ)

Sdkfz251/1 Rak

ハーフトラックSdKfz 251/1にロケットランチャーを取り付けた車輌。

「Rak」は「Raketen」(ロケット)の略。

積んでいるロケット弾は上記の「UE630 Wurfgerat」と同じだが、こちらは「32cm Fkame Rokect」と「28cm HE Rockect」の2種類が積載された。

またこの車輌は「歩くスツーカ」とも呼ばれた。

ロケット弾は写真のように左右に3基づつの計6基。

しかしゲームで登場する車輌は、4発4発4発の計12発が積載されています。

(一体、どこにロケット弾を積んでいるんでしょか)

32cm ロケット傷痍弾を積載の車輌は、1943年3月〜1946年12月まで

28cm& nbsp;ロ ケット榴弾を積載の車輌は、1943年6月〜1946年12月まで

ともに購入は[Artillery]の [RakArt<Sf>Btr] で購入可能。

あまりお薦めできないが、もし何かで鬱憤がたまったりしたら、この車輌と弾薬車輌だけを大量購入し、 無制限に砲撃をして戦場を火の海にして遊ぶという痛いプレイもあるにはある。

またこれもお薦めできないが、実はこのロケット弾、通常は間接砲撃として使用するものですが、なんとゲームでは直接射撃も可能です。

しかも隣接する敵にも射撃できるんです!

歩兵分隊などは一撃で大ダメージ、戦車でももちろん撃破できます。

面白いけどやりすぎは友達失くします。

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