Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

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砲・ 武器・特殊兵器 9

30cal M1917 HMG (アメリカ)
30cal M1919 MMG (アメリカ)
50cal M2 HMG  (アメリカ)
Lewis Gun  (Mk.6 LMG)  (アメリカ)(イギリス)
Johnson M41 LMG /  Johnson Rifle  (アメリカ)
7.62mm Maxim HMG (ソ連)
Maxim(x4) AAMG  (ソ連)
M/32-33 HMG  (フィンランド)
CKM wz.10/28 Pl /  CKM wz.30 Pl (ポーランド)
Taczanka wz.30 /  Taczanka wz.28  (ポーランド)

 30 cal M1917  HMG  (アメリカ)


正式名称「ブローニングM1917重機関銃」

[30 cal]というのは、口径の意味で30calは、7.62mm。

1901年にアメリカのブローニング社で開発され、1917年にアメリカ陸軍で正式採用、その後、第1次大戦、第2次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争まで使用されました。

各国の機関銃についてまとめると、

アメリカ:M1917 → M1919
フランス:Hochkiss 1914 →M1919
ドイツ:MG08 → MG34、MG42
イギリス:ヴィッカーズ
ソ連:PM1910(マキシム) → SG-43
日本:三年式機関銃 → 九二式

MG08、ヴィッカーズ、PM1910は、元はマキシム機関銃です。

このM1917は、そのマキシム機関銃と似た銃身で水冷式ですが、マキシムよりも軽量だったそうです。

性能はマキシムやヴィッカーズよりも上でした。

発射速度は、1分間に450〜600発。

有名なのは、「The Pacific」のガダルカナルの戦闘のシーンですね。

皆さんも焼けた銃身には素手で触らないように注意しましょうw

アメリカ軍では、いつでも購入可能。

アメリカ軍以外でも購入可能です。


30 cal M1919 MMG  (アメリカ)


「ブローニングM1919中機関銃」

上記の「M1917中機関銃」の改良型。

その名のとおり、1919年にブローニング社で開発されました。

M1917が水冷式の銃身だったのに対し、M1919は空冷式となりました。

そのため水冷式のM1917は重機関銃でしたが、空冷式のM1919は重機関銃ではなく、中機関銃としての編成されました。

第二次大戦以降は、M1919A1〜A6など改良されながら、アメリカではベトナム戦争まで使用され、日本をはじめ様々な国でも使用されました。

約50万挺が生産されました。

7.62口径、発射速度は一分間に400〜600発。


アメリカ軍ではいつでもどこでも購入可能


50cal  M2 HMG  (アメリカ)


あまりにも有名な「M2ブローニング重機関銃」

知らない人はいないだろうから、説明しないでおこうと思ったが、簡単にしておくことに。

一般には、「50cal」とも呼ばれ、これは口径のことで、12.7mm。

「ブローニング」機関銃と呼ばれていますので、当然、ブローニング氏によって開発されたのですが、ブローニング氏は1926年に亡くなっており、この銃はその後、1933年に完成しました。

陸軍だけでなく、空軍や海軍でも使用され、第二次大戦中だけで、200万挺が生産されており、その後、アメリカでは2012年まで、その他の国では今でも生産が続いています。

日本も1984年から使用されています。

最大射程は、なんと6770m。

発射速度は、450-600発

歩兵用の火器としても登場しますが、対空砲(AAMG)として、また車輌に搭載した「M16対空自走砲」としても登場します。

アメリカではいつもで購入可能ですが、初期は対空砲としてのみ。



Lewis Gun  (Mk.6 LMG)  (アメリカ)(イギリス)



通称「ルイス軽機関銃」

1911年、アメリカのルイス大佐により造られた機関銃。

完成はしたものの、政治的な見解でアメリカ陸軍ではこの銃は採用されませんでした。

その後、軍を退役したルイスは会社を設立、ベルギーやイギリスでこの銃を売り込みました。

第一次大戦でイギリスはこの銃を正式に採用し使用しました。

そのため生産はイギリスで行われました。

当時としては珍しかったガス圧作動方式による銃で、パンマガジンと呼ばれる皿形弾倉には97発が装填されていて、第一次大戦で、ベルギー軍の使用していたこの銃を見たドイツ軍はこの皿形弾倉を「ベルギーのガラガラヘビ」と呼んでいました。

イギリス軍は第二次大戦までに全てブレンガン機関銃、ヴィッカーズ機関銃に切り替えたためこの銃は使われなくなりましたが、ダンケルク撤退後、武器兵器の不足に陥ってしまったため、再びこの銃がアフリカ戦線で使用されました。

このときドイツ軍はこの武器を鹵獲して「MG 137(e)」とし使用しています。


アメリカ軍では第二次大戦で海軍と海兵隊使用され、その後、ベトナム戦争まで使われました。

第二次大戦までに14万5000挺が生産されました。

イギリス軍で、1930年1月〜1936年12月

グルカ兵ユニットでも使用可能。

海兵隊では、1936年1月〜1942年4月

あ、そうそうこの人たちも使っていました。


武器名は「T-21 Light Repeating Blaster」

Johnson M41 LMG /  Johnson Rifle  (アメリカ)


通称「ジョンソンM1941軽機関銃」

1941年、それまでアメリカで使用されていた「ブローニングM1918自動小銃」の後継銃として開発されました。

開発したのは当時、大学教授であったメルヴィン・ジョンソン。

自らが設立したクランストン・アームズ社で開発をしました。

7.62mm、25発弾倉、ドイツ軍の「FG42」と類似しているのが特徴で、性能もブローニングM1918よりも優れていました。

しかしアメリカ陸軍は巨大なブローニング社との関係から、この銃の採用を見送っています。

その後、ジョンソン氏はアメリカ海軍に交渉に乗り出します。

その結果、海兵隊や空挺部隊、そして悪魔の旅団と呼ばれたアメリカとカナダ兵で編成された特殊部隊で使用され好評だったそうですが、結局、正式採用にはなりませんでした。

また日本軍の統治下であったフィリピン軍にも供給されています。

約9500挺が生産されました。


(海兵隊の空挺部隊による貴重な写真)


ジョンソンはこのライフル銃も開発しています。

こちらは「M1941ジョンソン小銃」

この銃は、アメリカ軍が1936年に正式採用した「M1カービン」と比較されましたが、M1カービンの8発弾倉より大きい10発弾倉であったことなど、決して性能では劣っていませんでした。

(いつものことですが、弱小メーカーの兵器が採用されることはほぼありません)

ジョンソンの設立した会社は、1946年に倒産しています(泣)

7万挺が生産されましたが、この銃も海兵隊や海兵空挺部隊、悪魔の旅団などで使用されています。

ゲームでは「Paramarines」(海兵空挺部隊)でのみ使用可能です。

1942年8月〜1944年1月まで購入可能。


7.62mm Maxim HMG (ソ連)


「マキシム」とあるが、正確には「PM1910重機関銃」

マキシム機関銃とも呼ばれたりしますが、イギリス人ハイラム・マキシムによって開発された世界最初の全自動式機関銃の方ではありません。

ややこしいですが、世界初のマキシム機関銃は、1884年に誕生し、その後、長い間様々な国で使用されました。

日露戦争でものすごい戦果をあげたことでも有名です。

ロシアはその後、このマキシム機関銃のライセンス権をイギリスより獲得し、自国でライセンス生産を行います。

それがPM1905で、このPM1910はその改良型です。

7.62mm、水冷式で重量は重かったですが、馬車に後ろ向きに取り付けることで機動力を発揮した「タチャンカ」となりました。

1943年に後継銃である「SG-43重機関銃」が開発され交代されていきましたが、戦後も使用されました。

ソ連ではいつでも購入可能。


Maxim(x4) AAMG  (ソ連)


ご覧のとおり、マキシム重機関銃を4連装にし、対空機関銃に改造したもの。

結構、写真が残っているので、かなりの数が生産されたと思われます。

この写真のように、ソ連軍はビルの屋上にこの対空砲を設置し、ドイツ軍の爆撃機を迎撃しました。

威力がどれほどあったのかは分かりませんが、口径が7.62mmであったため、航空機に与える損傷はそれほど大きいものではなかったようです。

また「GAZトラック」の荷台にこの対空砲を設置させた車輌も生産されました。


ソ連軍では、1937年1月〜1946年12月まで購入可能。


M/32-33 HMG  (フィンランド)


フィンランドではマキシム機関銃を改造したものが使用されました。

「M/09-21」と「M/32-33」があります。

「M/09-21」は、1924年から1933年に改造し生産されたタイプ。

これはマキシムの本体とあまり性能は変わっていません。

1000挺が生産されました。

ゲームには登場しません。

「M/32-33」は、1933年から1944年にかけて生産されたタイプ。

こちらはフィンランドで、数々の名兵器を発明した「アイモ・ラハティ」が改造に携わっていて、マキシム機関銃の最高傑作となりました。

発射速度が大幅に改善され、また水冷式の水の代わりに雪を使えるようにしたのが特徴です。

約1200挺が生産されました。

ゲームではこちらが登場します。

従来の「マキシム機関銃」と比べてみると、「KILL」値が「5」→「8」になっています。

1933年1月〜1946年12月まで


CKM wz.10/28 Pl /  CKM wz.30 Pl (ポーランド)

「CKM wz.10/28 Pl」はポーランドでの名前です。

またアメリカから、「M1917」も購入しています。


こちらは「CKM wx.30 Pl」と呼ばれました。

「CKM WZ.10/28」は、1930年1月〜1936年12月まで

「CKM wz.30 」は、1932年1月〜1939年10月まで


Taczanka wz.30 /  Taczanka wz.28  (ポーランド)


上記で紹介した「タチャンカ」はゲームではポーランド軍に登場します。

画像もポーランド軍のタチャンカです。

ゲームで登場する「タチャンカ」は2種類。

「Taczanka wz.28」は、機関銃がドイツ製のマキシム機関銃「MG08」です。

「Taczanka wz.30」は、機関銃がアメリカの「M1917」です。

移動スピードは「12」

ただしFC値(命中率)が最低の[1]

使ってみるとすぐに分かりますが、サイズが大きいのでよく被弾し、士気値も低いので抑圧が回復しにくいです。


(こんなに恰好よくありません)

購入は「歩兵部隊」の[MG Company]で中隊として購入可能です。

「Taczanka wz.28」は、1930年1月〜1939年10月

「Taczanka wz.30」は、1936年1月〜1939年10月

兵器10