Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

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戦車・装甲車 7

ZIS-30  (ソ連)
Steyr ADGZ (ドイツ)
AB 40 / AB41  (イタリア)
PzSPw 201(i) (ドイツ)

AB 43 (イタリア)
Panserwagen M36 / M38 (オランダ)
Panhard 178 / 178B (フランス)
P204 (f) 2.5cm / 5cm (ドイツ)

Adler Kfz 13 / Kfz 14(Fu) (ドイツ)
AS- 42 / AS-42 CA / AS-42 CC / AS-42 CC-47 (イタリア /RSI)
A9 / A9 CS (イギリス)
A10 / A10 CS (イギリス)
A13 Mk.I / A13 CS (イギリス)
A13 Mk.II (イギリス)

ZIS-30 (ソ連)

ZIS-30

ZIS-30は前出のT20 コムソモーレツの車輌を改 造して作られたものです。

見てのとおり、アンバランスです。

でもこのアンバランスさ、ずっと見ていると好きになってくるのが不思議でたまりません。

大体、ソ連がこういう車輌を作るのは、ドイツ軍がモスクワまで進出してくるぞっていうときが多いですw

なんでもいいから作れ!みたいな命令があったんでしょう。

砲の貫通能力は素晴らしいんですが、砲身の長い57mm対戦車砲ZIS-30を 無理やり搭載した結果、射撃時の反動で車体が揺れ、命中率がすこぶる悪かったといいます。

約100両が生産されましたが、全て全滅していますw

1941年9月〜1942年12月まで購入可能

Steyr ADGZ (ドイツ)

Steyr ADGZ

ADGZ はオーストリアのシュタイアー社が製造した装甲車。

M35中型装甲車とも言われる。

区分は「Colonial Armoured Car」となっていて、「植民地の装甲車」である。

52輌が作られ、ドイツ軍では警察戦車中隊に配備されました。

20mm砲と機銃を装備しています。

長くSPWW2をプレイしているが、まだ一度も使ったことがない車輌。

1938年4月〜1945年2月まで購入可能

購入場所は「MISC」の中の「Capt A/Car」の中にある。


AB 40 / AB41  (イタリア)
PzSPw 201(i) (ドイツ)

Autoblinda 40
autoblinda 41

ABというのは、 Autoblindaの略。

アウトブリンダはイタリアの装輪装甲車。

1940年に生産されたAB40は8m機銃を搭載していたが、 これでは火力が足りないということで、AB41は20mm砲を装備することになりました。

装甲は薄いですが、北アフリカでは4輪駆動を活かし偵察などで用いられました。

PzSPw 201(i)は、ドイツ軍が使用したAB 41のことです。

イタリア降伏後も、この車輌はドイツ軍管理下で生産され、AB 40は24輌、AB 41は600輌が生産されました。

AB 40は、1940年2月〜1942年11月まで
AB 41は、1941年2月〜1945年12月まで

PzSPw 201(i)は、1942年3月〜1946年12月まで購入可能


AB 43 (イタリア)

AB 43

AB 43は上のAB41の改良型。

主砲が20mmから47mmになっているのだが、画像をみても20mm程度にしか見えないw

生産もわずか70輌。

1943年3月〜1946年12月まで購入可能

Panserwagen M36 / M38  (オランダ)

Panserwagen M36

今度はオランダの車輌です。

この装甲車は、オランダがスウェーデンのABランツヴェルク社から購入した車輌です。

オランダでは「Panserwagen M36」と呼ばれますが、こちらは「Landsverk L180」(PB  m/41)という車輌です。

詳しくはこちら

砲塔にボフォースの37mm砲を装備し、車体前部と後部に7.92mm機銃も2丁装備しています。

オランダは「M36」を1938年に13輌購入しました。

Panserwagen M38

また「M38」は「Landsverk L181」で、こちらは12輌を購入しました。

M36は、1936年1月 〜1940年5月まで購入可能
M38は、1938年1月〜1940年5月まで購入可能

1940年、ドイツ軍はオランダ占領後、この車輌を鹵獲しました。

それが、PzSPw.L202(h)です。
(h)は、オランダの略です。

ドイツ軍では、「M36」がドイツ国防軍で使用され、「M38」は治安警察(Ordnungspolizei)によって使用されました。

ゲームには登場しません。

(ゲームに登場する「PzSPw.L202(h)」は、「Panzerspahwagen DAF 201(h)」のことであり、間違っていると思われます。


Panhard 178  /   178B (フランス)
 P204 (f) 2.5cm  /  5cm (ドイツ)

Panhard 178
Panhard 178B

上の2つは「Panhard 178」と「178B」

「パナール」社というのは、ドイツのダイムラー社(ベンツ)と肩を並べる世界最古の自動車メーカー。

1955年にシトロエンの傘下に入り、その後は乗用車の生産をしなくなりました。

そのパナール社が生産したPanhard 178は4輪装甲車だが、25mm砲を搭載していて、当時では強力な対戦車砲でもありました。

そしてドイツ軍侵攻の1940年5月には360輌が実戦配備されていたそうです。

また、Panhard 178Bは、1944年のパリ解放後、主砲を47mmに改良され、戦後も1960年まで使用されました。

Panhard 178は、1937年8月〜1943年7月まで
Panhard 178Bは、1945年6月〜1946年12月まで

P204 (f)

またドイツ軍はフランス占領後、全てのPanhard を手に入れ「PzSPW. P204(f)」と呼ばれ、独ソ戦開始時には、190輌の車輌がありました。

(f)は、もちろんフランスのことです。

そしてドイツ軍は3号戦車の余った50mm砲をこの装甲車に搭載し、使用しました。

P204 2.5cmは、1940年7月〜1944年12月まで

P204 5cmは、1944年7月〜1944年12月まで購入可能

Adler Kfz 13 / Kfz 14(Fu) (ドイツ)

kfz13
kfz14

アドラーKfz13は第一次大戦後、ダイムラー社により 製造された装甲偵察車です。

装甲といっても、8mmの装甲版で、車体上部はオープントップでした。

(装甲値は1)

対戦前の車輌ですから、仕方がありません。

一応、MG34を装備しています。

147輌が生産されました。

この後、SdKfz221などの装甲偵察車が生産されるようになると、Kfz 13は姿を消していきました。

1930年1月〜1940年12月まで購入可能

Kfrz 14 (Fu)は、Kfz 13に無線機が搭載された型です。

ゲー ムではKfz 14は、FO Vehicleとして、FO車輌として登場します。

武器はピストルが1丁だけ。

ゲームでの表記である「Kfz 14(Fu)」の(Fu)は、画像でも分かるように車体上部の4本支柱にフレーム型アンテナがあり、これは無線機「Fu12」と呼ばれるものであるため、 こうした略が記されています。

1932年1月〜1941年2月まで購入可能

Kfz 13とKfz 14は、ポーランド戦では投入されました。

AS-42 / AS-42 CA / AS-42 CC 
AS-42 CC-47 (イタリア /RSI)

AS-42はイタリアの偵察車輌です。

北アフリカでイギリス軍のジープによる攻撃にイタリアは長距離走行の可能な機動性を持った車輌の開発に取りかかりました。

車体には上記の「AB40/41」をベースに、エンジンは「SPA」社のものを採用。

1942年に生産が始まりました。

車輌の側面などににジェリカン24缶(400ℓの燃料と水のタンク)を装備し、砂漠で長距離走行をすることができ、北アフリカの戦場で活躍しました。

イタリアが北アフリカから撤退した後は、東部戦線にも配備されました。

「サハリアーナ」と呼ばれました。

ゲームでも移動力は24と高い機動性を持っています。

AS-42

AS-42は最もノーマルなもので、8mm Breda 機関銃を装備しています。(↑画像)

SA42 CC

SA-42 CAとSA-42 CCは同じです。

共に車体に20mm機関砲を装備しています。

この20mm機関砲は、「Breda 20/65 Mod.1935」と呼ばれる機関銃です。

「SA-42 CA」と「SA-42 CC」には、20mm機関砲と8mm機関銃2丁を装備したタイプ「SA-42 CA-MG」「SA-42 CC/MG」もあり、ゲームでも登場します。

SA42 CC47


こちらは「AS-42 CC-47」

ブレダ製の47mm砲「Da 47/32」を装備しています。

47mm砲(C/C 47L32)に関してはこちら

イタリアでは1942年10月〜1946年12月まで

RSIでは1943年10月〜1946年12月まで購入可能

購入は車輌の「Ricognitori」の中にある。

この車輌部隊の特徴は経験値が+5、士気値が+7


A9 /  A9 CS (イギリス)

巡航戦車A9

イギリスの巡航戦車 Mk.I

イギリス陸軍は戦車を中戦車で軽装甲・高速な「巡航戦車」と、重装甲で・低速な「歩兵戦車」の2種に分類しました。

そのためドイツ軍ではこういう巡航戦車という言い方をしないので、ちょっと分かりにくいですよね。

巡航戦車は英語では 「Tank Cruiser」、歩兵戦車は「Tank  Infantry」

この巡航戦車A9は、ヴィッカーズ戦車や機関銃で有名な「ヴィッカーズ社」で生産されました。

巡航戦車としての機動力を期待されましたが、非力なエンジンとサスペンションは高速に向いておらず、期待外れに終わりました。

主砲は2ポンド砲(40mm)を搭載、そのほかに砲塔に機銃が1丁、 そして画像でも確認できますが、車体前面の左右に機銃が2丁装備されている。

ただ前面装甲が2、側面・後面は1と、戦車にしては装甲が薄すぎるのが痛すぎます。

ドイツ軍の37mm対戦車砲でも楽々とぶち抜かれます。

125輌が生産されました。

1935年1月〜1941年11月 まで購入可能

A9 CS戦車は、近接歩兵支援用に主砲を3.7インチ榴弾砲(94mm)にしたもので、CS戦車というのは、近接歩兵支援戦車という意味です。

こちらは少数が生産されました。

こちらも、1935年1月〜1941年11月まで購入可能


A10  /  A10 CS  (イギリス)

巡航戦車 Mk.II

ということでなぜか巡航戦車シリーズとなりました。

A10は、A9の発展型で、巡航戦車 Mk.II

弱点だった装甲が強化され、前面が3、側面が2となりました。

だがその結果、巡航戦車として重要だった機動力を失いました。

移動力は9に減少 (A9は13)

主砲はA9と同じ2ポンド砲、機銃はヴィッカーズからチェコのbesa機銃に替わり、1丁減っています。

結果として A10は、 A13のつなぎとして175輌が生産されました。

また、A10 CSは、A9と同様に、主砲に3.7インチ榴弾砲(94mm)を搭載したもので、30輌が生産されました。

購入は両方とも、 1939年12月〜1941年11月まで


A13 Mk.I   /  A13 CS (イギリス)

A13 Mk.I

巡航戦車Mk.I、Mk.IIが不評であったため、次な る戦車を計画していたイギリスは、ソ連のBT-5戦車を元に設計を進めることとなりました。

BT-5戦車のクリス ティー式サスペンションを取り入れたA13は、A10の約2倍の出力を出し、最高速度も48Kmとなりました。

ゲームでの移動力は16

ただし、装甲は前面2、側面・後面1と薄くなった。

主砲は同じ2ポンド砲、機銃は1丁のみ。

全部で65輌が生産されましたが、フランス戦線でほとんどが撃破され、残りは北アフリカにも配備されました。

A13 CSは、主砲に3.7 インチ榴弾砲(94mm)を搭載したもの。

購入は両方、1938年4月〜1941年11月まで


A13 Mk.II (イギリス)

A13 MK2

巡航戦車A13があまりにも薄い装甲であったため、装甲を増厚したのが「A13 Mk.II」です。

ややこしですが、正式名称は「巡航戦車Mk.IV」と呼ばれます。

どれがMk.IIなのか、Mk.IVなのか、この辺がイギリス戦車を 覚える正念場です。

装甲は、「A13 Mk.I」のほぼ2倍の最大30mmとなりました。

ゲームでは前面が3、側面と後面が2。

また、砲塔の形が「く」の字のような形になり、車体と砲塔の間に空間を作り砲弾の衝撃を和らげるというものになっています。

武器は、A13 Mk.Iと同じ

665輌も生産されました。

購入は、1938年4月〜1941年11月まで

(ゲーム内で使用されている「A13 Mk.II」の画像が違うと思われます。使われている画像は、「A13 Mk.I」のものじゃないかなあ)

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