Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

Campaign  07 (2)
Langemarck at Narva

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2面(7月27日)

2025.7.8

「空襲!」

ソ連軍の攻撃は高高度爆撃機による空襲で始まった。

滅多に見ることのないソ連軍の高高度爆撃機。

TB-3はソ連では重爆撃機として作られた機体です。




250kg爆弾が地上で炸裂する。

阿鼻叫喚となった。

高高度爆撃は、そもそも爆弾が目標に対してあまり命中しないので、大丈夫かと思いましたが、一撃で4名死傷とか、250kg爆弾の威力の凄まじさを感じました。

それだけでなく、その後も迫撃砲、榴弾砲、カチューシャが追い打ちをかけ、塹壕内は兵士の肉片が飛び散っていた。

「ああぁ・・」

「終わったな」

心の声も漏れる。


1ターンの損害状況

C小隊は壊滅、D小隊も半分になった。

2ターン

「敵戦車!」

敵の主力部隊であろう戦車が接近中と報告が入る。

しかし先ほどの砲煙と煙幕弾のせいで、2門の75mm対戦車砲の視界が遮られている。

「見えるか?」

「見えません」

そして砲撃により壊滅状態になった第1塹壕の真ん中は誰もいなくなってしまった。


2ターン

ひどい状況です。

塹壕を作っておいて大正解でした。

もしあのまま狭い塹壕にひしめき合っていたら、中隊は壊滅していたでしょう。

そしてわたしの士気も崩壊していたことでしょう。

3〜4ターン

森の中から次から次へと戦車が現れた。

片っ端から狙っていく。

あっという間に8輌の戦車を撃破。

(砲は掩蔽されているので、最初のうちは敵からは見えません。なので最初は結構いけます)

しかし強力な装甲を持つIS-2だけは、7.5cm砲弾を何発も跳ね返し、前進してきた。

「砲塔基部を狙え!」

砲手シュライネンはIS-2の唯一の弱点でもある、砲塔基部へ砲弾を送り込んだ。


4ターンの攻防

F2 7.5cm PaK40の砲手レミ・シュライネンは、史実でもIS-2をこの日の戦闘で3輌撃破しています。

この辺の史実を紹介しておきましょう。

レーマン戦闘団にあった3門の7.5cm PaK40は、初日に1門を誤って爆薬を起爆させて失いました。

もう1門は27日に故障、後方へと移されました。

そして砲手を務めるレミ・シュライネン上等兵の砲だけが残っており、28日の戦闘で5輌の戦車を撃破、それによりソ連軍に完全に狙われます。

ソ連軍は艦砲射撃で砲を砲撃、シュライネン以外、全て戦死、一人残されたシュライネンは、なんと一人で砲を500m移動させ、30輌のT34と4輌のIS-2戦車と戦います。

一人で装填、照準、発射を行い、T34を4輌、IS-2を3輌撃破する大戦果を挙げます。

特に撃破が難しいIS-2戦車に対しては、砲塔基部か前面の覗き窓の部分を狙うしかなかったと言われ、シュライネンの射撃技術は素晴らしいものでした。

しかし最後のIS-2と相撃ちになり、砲は完全に破壊され、シュライネンも意識不明で放置されました。

その後、ドイツ軍が擲弾兵の丘を奪還した際、奇跡的に発見、救出され、シュライネンは騎士鉄十字章を授与されました。

戦後、2006年まで生きたそうです。


レミ・シュライネン

(なぜここで紹介したかと言うと、PaKは、そのうちやられちまうからです)

砲長フロータース軍曹の部下だったため、ゲームでは名前は登場しませんが、ユニットの能力値は高くなっています。

(フロータース軍曹は、艦砲射撃で死亡しています)

士気値・経験値、そして砲兵ユニット指揮値まで高く、また射撃回数も多いです。


キルマークは4ターンまでのもの

5〜6ターン

良い報告と悪い報告があった。

良い報告は、味方の援軍部隊がこちらに向っていること、悪い報告は7.5cm PaKが1門やられたことだった。

援軍は3輌の突撃砲を率いて向っている最中で、到着は8ターンくらいになりそうだということだ。

それまで持ちこたえるしかない。

7.5cm PaKは敵戦車の攻撃で、いとも簡単に一発で壊滅してしまった。

7〜9ターン

戦況が動かなくなった。

理由は対戦車障害物により戦車が足止めされているからだ。

この隙に援軍が到着した。

貴重な突撃砲である。

7.5cm PaKがまた1門やられてしまった。

脱出できたのは一人。

はたしてこれがレミ・シュライネンなのかどうかは不明。


キルマーク11はさすが


9ターンの様子

援軍で到着したのは、3号突撃砲G型2輌、10.5cm榴弾砲を装備した3号突撃砲1輌、それに装甲車が2輌。

しかし分が悪すぎる。

まだ敵の戦車は10輌以上は残っている。

装甲車はキンダーハイムの丘の後方を通り、歩兵支援に向わせた。

「さて、では行くか」

援軍で来た3突の戦車長は勝負に出た。

無論、勝ち目はない。

だがここでじっとしていることはできない。

「各車の判断で行動せよ」

3突は3輌の戦車を撃破したが、3突1輌、榴弾砲装備の3突1輌を失った。


史実では、ナルヴァの戦いの中の、タンネンブルクの戦いと言われたこの戦いでは、ソ連軍は150輌の戦車、1680輌の突撃砲があったのに対し、ドイツ軍には7輌の戦車、約80輌の突撃砲しかありませんでした。

すごい比率ですね。

また7月29日の反撃の後、無傷で残ったのはパンター1輌だけだったそうです。

13ターンで終了。

ソ連軍は結局、対戦車障害物を突破できませんでした。

随伴で工兵部隊を同伴していましたが、地雷源よりもかなり手前で降車しており、間に合わなかったようです。

なんだかんだでやっぱりドラゴンティーズは最強です。


ゲーム終了時の状況


 

結果はMV(キャンペーンポイント2点獲得)


めちゃくちゃ緊張感のある面でしたが、面白くプレイできました。

初っ端の高高度爆撃機には驚きましたが、あれは史実でもあったのでしょうか。

敵戦車は計29輌、そのうち16輌を撃破しました。

IS-2は、3輌のうち1輌のみ撃破。

IS-2はやばいですね。

砲弾を命中させ、[Target weak point]の表示が出ても、2では撃破できません。

75mm砲では、レミ・シュライネンのように超名砲手でなければ、撃破するのは難しかったのでしょう。





3面(7月28日)

今回はユニットの昇進はなし。

ブリーフィングから

キンダーハイムの丘(孤児院の丘)から撤退し、擲弾兵の丘に陣をとること。

サポート部隊として、砲兵部隊と3突1輌を援護につける。

ソ連軍の攻撃から丘を守りきれ。

次はユニットの修理・補充

前回の残りと合わせ、78ポイント

2輌の装甲車を除く、全てのユニットを回復させました。

F2 の7.5cm PaKは一人だけが生存しましたが、それがレミ・シュライネン軍曹だということで、引き続き能力値は高いままw

(部隊が壊滅すると、新しい部隊長、能力値になってしまいます)


購入画面へ

今回もコア部隊の購入ポイントはなし。

サポート部隊の購入ポイントは60ポイントと減少しました。

今回も60ポイント全てを、地雷・鉄条網・ドランゴンティース・塹壕で消費することにしました。

というのも、たった60ポイントでは、歩兵1小隊くらいしか買えません。


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