Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

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航空機  1

Helicopter (ヘリコプター)

ヘリコプターを紹介しておこう。

SPWW2にはドイツ、アメリカ、イギリスの国でヘリコプターが登場する。
ただし全ての機種は武器を搭載していない。

これは具体的な実戦に兵器として投入されていないためであろう。

(当時のヘリコプターの映像を見てみると、とても武器を搭載して戦場を駆け巡るなんてことは想像すらできません)

そのためヘリコプターの任務は2種類に分けられる。

一つは大型ヘリコプターの輸送。
もう一つは小型ヘリコプターによる偵察。

使用上の注意としては、購入し配置画面で配置するときに、ヘリコプターには3種類の配置があること。

この3種類とは「LANDING」「LOW  ALTITUDE」「HIGH ALTITUDE」で、それぞれの意味は

「LANDING」=着陸
「LOW  ALTITUDE」=低空飛行
「HIGH ALTITUDE」=高空飛行

やり方は右クリックかスペースボタンでユニットの情報画面を出すと、写真の上に切り替えボタンがある。

配置時はどれでもいい。

高飛行にすると、機体の影が地上に映るのがわかるだろう。

低飛行と高飛行とでは文字通り、高度に差がでてくる。
低飛行だと地上すれすれぐらいなので障害物があると見渡せないが、高飛行は、全ての障害物を越えて見渡せる。

そして移動の際に高度を変えると、移動力「10」づつが消費される。
(着陸態勢で移動すると、自動で低飛行になるので注意)

ヘリコプターに対しては通常の飛行機と同じ機銃、対空砲で応戦できるが、 低飛行で飛んでいるヘリコプターにはそれ以外の武器でも応戦が可能になるようで、 近接強襲さえも可能となるので低空飛行はあまりしないほうがいい。

(どの武器が対応できるのかは確認してないが)

ただし、ヘリコプターは敵の攻撃を受けあやうくなると自動的に後方に下がるようになっているのと、 機体の装甲も薄いので一度の被弾で撃破される可能性が高い。

Fa223 「Drache」 (ドイツ)

Fa223 「Drache」

この「ドラッヘ」(竜)はフォッケ・アハゲリス社で1942年に生産化された。

速度185km/h 、高度 7100mまで上昇できたと言われる。

生産は20輌程度。

実際には機銃と爆弾を搭載できたとあるが、やはり主要な任務は山岳地帯への山岳師団の輸送として考えられたようである。

Fa223 「Drache」

1943年6月〜1946年12月まで

「Lift Capacity」は「112」

スピード(移動力)が44

武器はなし

ゲー ムではやはり輸送機として使用するのが妥当かと思われる。

Flettner Fl 282 「Kolibri」 (ドイツ)

Flettner Fl282 「Kolibri」

上のドラッヘに比べると、機体がずいぶん小さいくてスマートな印象を受ける。

それもそのはずで、わざと不要な装備を排除して運動性を高めたとあるので、 やはりこの時代のヘリコプターはまだ操縦しやすいものではなかったのだろう。

フレットナー Fl 282「コリブリ」(ハチドリという意味)は、沿岸哨戒・偵察用として研究開発され、1942年はテスト飛行がされ、1943年に作戦活動に参加して いる。

生産は工場が爆撃されるまで続いたが23機のみ。

一人乗り(単座) と二人乗り(複座)のタイプがある。

Flettner Fl282

1943年6月〜1946年12月

ス ピード(移動力)が55

搭乗は不可能

武器はなし

武器もなく、兵を輸送することも不可能であるため、この機体は偵察用に使用する以外には用途がないのではなかろうか。

Sikorsky HNS-1、HOS-1  (アメリカ)
Sikorsky R-4、R-6   (海兵隊)
Hoverfly I、II     (イギリス)

Sikorsky HNS-1
Sikorsky HOS-1

何を隠そう呼び名は違うが同じ機種である。

写真上のHNS-1とR-4とHoverfly I が同じで、写真下のHOS-1とR-6とHoverfly IIが同じ。

元はアメリカのシコルスキー社製で、シコルスキーヘリコプターは現代にも軍用機から民間機まで、そして某国の自衛隊でも使用されている。

Sikorsky R-4 タイプとR-6タイプの違いは、唯一移動力のみであり、R-4は「44」でR-6は「54」である。

武器はなし

そしてゲームではこの両機種はそれぞれ1名のみを乗車させることができる。

1名のみ乗車ということは、その1名に該当するのは100%スナイパーということになるであろう。 ということは、もしかしてゴルゴ13のようにヘリに乗ったまま狙撃するスナイパーでないことを祈るばかりだ。

やはり偵察任務に使用するのが一番妥当だと言える、

購入は「HNS-1」系は全て1943年11月〜1946年12月

「HCS-1」系は1944年5月〜194年12月

HCS-1

HNS-1

タケコプター

竹

購入は不可
説明も不可

俺の頭も治療不可

ジェット機

航空史においてジェット機が主力となったのは朝鮮戦争からだと言っていい。

従って第二次世界大戦中は、プロペラ機が依然として戦場では主力であったが、 各国では密かにジェット機の開発も進んでいました。

最先端の技術を持ったドイツでは、初のジェット戦闘機を兵器として実戦で使用しています。

SPWW2は地上戦を扱うゲームであるため、戦闘機同士のドッグファイトのような空中戦がありません。 

そのためジェット機は購入できますが、その速さを存分に発揮するまでに至らないのが惜しい気もします。
(ジェット機のSpeed値は10、これは一度に進むことができるへクス数)

今回は数は少ないがSPWW2に登場 するジェット機を見てみよう。

名前の( )内の国の横には「攻撃機」か「爆撃機」かのどちらかを記した。

Me262A-2a (ドイツ:攻撃機)

Me262A-2a

ドイツのメッサーシュミット社で開発されたこのMe262シュヴァルベは、 戦闘機として、あるいは爆撃機として改良が重ねられ、多様な変化をしたが、SPWW2に登場するのは、Me262A-2aです。

ジェットエンジンを搭載したMe262は、1943年に初飛行、1944年には実践に配備されています。

ですがあまりにもエンジンが重く、速度を落とすと機体が堕ちてしまうため、精鋭のパイロットのみが操縦を任されました。

しかし大戦末期になると、どこもそうですが、熟練したパイロットが相次いで不足し、経験の未熟なパイロットが操縦桿を握らなければならなくなりました。

このためMe262は多く撃墜されました。

そうは言っても、時速800kmの機体が空中を駆ければ、 連合軍の戦闘機では追いつくこともできず(プロペラ機は500km前後)、Me262は多くの連合軍の爆撃機を撃墜し戦果を挙げています。

そのMe262乗りで有名なのは、なんと言ってもアドルフ・ガーランド中将率いる「第44戦闘団」(JV44)でしょう。ドイツの防空戦闘団として、中将 自らが出撃し B17を撃墜しています。その第44戦闘団については、本も出ているので一読される といいでしょう。

ゲームでのMe262A-2aは、30mm機関砲×4門と500kg爆弾2発を装備しています。

爆撃機としての爆弾、攻撃機としての機関砲の両方を備えていますが、ゲームでは初めに支援要請をするときは爆撃機として爆弾を落としますが、 2回目からは攻撃機として機関砲のみの攻撃となるためこのような仕様になっています。

1944年10月〜1946年12月まで購入可能

J10N Kikka (日本:攻撃機)

橘花

橘花(きっか)は日本海軍が開発したジェット攻撃機だが、よく見ると、上のMe262に似ているどころかほとんど同じに見えるのは目の錯覚だろうか。

いや、決して錯覚ではない。

なぜならこの橘花は、Me262の資料を元に開発が進められたからだ。

なんでも1944年3月、ドイツと日本間で日本の哨戒艇のディーゼルエンジンとドイツのMe262のエンジンらを潜水艦を使った技術提供作戦があったのだ が、 帰国するときに日本の潜水艦が米軍に撃沈(暗号がばれていた)されてしまったため、ほとんどの資料と設計図を喪失してしまい、 ほぼ日本独自の設計になったという。

1945年8月7日、初飛行には成功しているものの既に時遅し。

もちろん実戦には投入されませんでした。

1945年7月〜1946年12月まで購入可能

SPWW2に登場する橘花は、30mm機関砲×2門、500kg爆弾×1を装備した橘花改ではありますが、 SPWW2では日本の兵器のみならず、実戦に投入されなかった試作段階を含めたプロトタイプも多く登場し、これらを購入可能です。

これを購入するかどうかは別として、マニアにはうれしいことですよね。

ただ、この「J10N Kikka」という表記ですが、元々、橘花にはこのような略符号がありません。

ですが、海外でついたものなのかどうかは分かりませんが、最近、「J9Y」とか、「J10N」と呼ばれています。

どちらも正式な略符号ではありませんので、ほどほどに。


Meteor F MK.3 (イギリス:攻撃機)

Meteor F MK.3

Gloster Meteor(グロスターミーティア)はイギリスで開発された初のジェット戦闘機。

ドイツの Me262に数週間遅れること、 1944年7月に実戦配備となりましたが、イギリス本土に飛来するドイツのV1ロケットを迎撃するためものであって、 合計14機のV1ロケットを迎撃しましたが、敵機と一戦を交えることはありませんでした。

ミーティアはMK..1からMK.20まで実に多くの改良がなされ、約15年間も運用されました。SPWW2に登場するのはMK.3で、 これは第二次大戦中の最終モデルです。

大戦中のミーティアは一応、ジェットエンジンを積んではいるものの、 ジェット機と呼ぶほど性能に優れておらず、性能的にはスピットファイアの方が遥かに優れており、 M262と対決していたら、なんて考えるにも及ばないものだったそうです。

(終戦後の改良でMe262を凌ぐことになった)

1944年7月〜1946年12月まで購入可能。

固定武器は20mm機関砲×4門になっていますが、ゲームではこの他に、ロケット弾を8発積んでいます。

なお乗員は1名


Arado234B-2 (ドイツ:爆撃機)

Arado234B-2

アラドは世界で初めてのジェット爆撃機(Level Bomber)であり、「ブリッツ」(稲妻)と呼ばれました。

Me262もそうですが、ドイツは大戦初期から既にジェット機を開発していました。

しかし肝心のエンジンの完成が遅れ、戦局の悪くなった1944年になり完成をしています。

このArado234も航空圏が失われた頃に完成したため、厳しい条件下での実戦投入となりました。

Arado234B-1偵察機として量産され、高高度を飛び任務を果たしました。

このとき連合軍の戦闘機は追いつくことができませんでした。

その後、AradoB-2型は爆撃機として量産、ゲームにはこの爆撃機が登場してきます。

1945年1月〜1946年12月まで購入可能。

武器は500kg爆弾を4発搭載しています。

これも乗員は1名


DH.100 Vampire (イギリス:攻撃機)

DH.100 Vampire

デ・ハビランド・バンパイア(de Havilland Vampire)はイギリスで開発された2番目のジェット戦闘機です。

1943年に初飛行し量産が決定しましたが、 デ・ハビランド社の飛行機を生産するのには時間がかかり、終戦までに間に合いませんでした。(これもか!)

バンパイアが生産されたのは戦後になってからで、 1946年から部隊配備されました。

バンパイアは1945年12月3日、 ジェット戦闘機として初めての空母への着艦に成功しました。

また多くの国の空軍にも配備され、 日本でも航空自衛隊で1機が購入されました。

(現在も浜松基地に展示されている)

SPWW2に登場するバンパイアは「DH100」型で試作機です。

20mm砲を4門搭載し、 そのほかに爆弾を積載するタイプと、 ロケット弾を積載するタイプとがあります。

1946年1月〜1946年12月まで購入可能


輸送機&グライダー

輸送機とグライダーを紹介します。

SPWW2での輸送機とグライダーの購入は、 [Infantry]で機体と空挺部隊(落下傘)を一緒に購入するのと、[MISC]で機体だけを購入するのと2つの購入手段 があります。

スウェーデン、フィンランド、満州国を除くその他全ての国では輸送機・グライダーの両方、あるいは輸送機のみを購入することができます。

(ただし、大戦中ではなく戦後になって購入可能になる国もあります)

国によっては空挺部隊がなかった国があり、その国は[MISC]で輸送機のみを購入できます。

また空挺部隊はあっても、[G]グライダーでの降下部隊がない国があります。

ハンガリー、ベルギー、カナダ、オランダ、 フランス、チェコスロバキア、ユーゴスラビア

この国は空挺部隊がありますが、空挺部隊は[A]輸送機のみの降下と なります。

空挺部隊の使い方、その他の詳しいことは「中級第4弾」 をご参照ください。


輸送機

Douglas C-47
(アメリカ・ ANZAC・ユーゴスラビア)
Douglas Dakota
(イギリス・インド・カナダ・ポーランド・
ノルウェー・ベルギー・ギリシャ・ フランス)
Douglas DC-3
(中国)
C-47 Skytrain
(海兵隊・オランダ)

C-47

不朽の傑作機として有名なアメリカの輸送機 「Douglas C-47」

10000機以上が生産された。

大戦では、ガダルカナル、ビルマ、ニューギニア、ノルマンディー上陸作戦、バルジの 戦いと連合軍の行く戦場に物資や兵士を輸送し、連合軍の勝利に大きく貢献した。

戦後は世界各国の軍隊に譲与され、 日本の自衛隊でも輸送機とし て 使用、なんと現在でも現役で使用している国があるらしい。

また、イギリスにはこのような大型輸送機がなかったため、アメリカ軍のこの輸送機を使用し、「Dakota」と名づけた。

愛称の「Skytrain」としては、海兵 隊とオランダで登場する。

中国で登場する「DC-3」も同じ機体。

連合軍のほとんどの国で購入可能

購入年月は本家アメリカで、1940年1月〜1946年12月

イギリスでは1942年1月〜1946年12月まで

後は調べるのが面倒なので割愛させていただくことにする。

なお、アメリカと海兵隊の機体は、「Lift Capacity」が[128]になっているが、その他の全ての国の機体は[28]と砲が積載できない。

C-47


Lisunov Li-2 (ソ連・LWP)

Lisunov Li-2

上 記の「C- 47」はソ連でライセンス生産が行われました。

それが「リスノフ Li-2」です。

ソ連では寒冷気候用にエンジンをソ連製に換装しました。

この機体は輸送機だけでなく、軽爆撃機としても使用されまし た。

1944年1月〜1946年12月まで

「Lift Capacity」は[28]

LWPでは1944年2月〜1946年12月まで

li-2


Nakajima L2D (日本)
L2D3 Nakajima (タイ)

Nakajima LSD

「ダグラスC-47」は日本でもコピー生産されました。

それがこの「零式輸送機」です。

大型の輸送機を必要としていた日本海軍は、1937年、アメリカダグラス社の「DC -3」(C-47)に着目しました。

そしてその機体を改造し作られたのがこの零式輸送機です。

作られた正確な数は分かりませんが、480機ほどが中島飛行機と昭和飛行機で作られました。

「Lift Capacity」は[28]

1940年1月〜1946年12月まで

この 機体は、L2D1、L2D2、L2D3と作られ、それ以降のL2D4とL2D5は試作のみに終わっています。

ゲー ムに登場する「L2D」と称する機体は、区別がされていないものとみなしています。

しかしなぜかタイ国では、 「L2D3」が登場します。

「Lift Capacity」が[26]

1943年6月〜1946年12月まで

l2d


AW 41 Albamarle (イギリス・カナダ)

Albamarle AW41

正式名称は「Armstrong Whitworth Albemarle」

アームストロング・ホイットワース・アルベマール

(アルベマーレとも読む)

1940年に試作機が作られたが、機体の性能があまりよくないことが判明。

しかしドイツへの爆撃のためには爆撃機が足りな かったことから、この機体を量産することにした。

ところが量産したものの、はやりこの機体は爆撃機には向いていな いということになり、1943年から輸送機として使われることになりました。

また輸送機以外にも、グライダー曳航機としても活躍しました。

皆さんもご存知、マーケットガーデン作戦でホルサグライダーを曳航し(グライダーは自力で飛べないので)、空挺作戦に貢献しました。

(映画「遠すぎた橋」ではC-47がグライダーを曳航してましたよね)

600機が生産されました。

イギリスでは爆撃機と輸送機の両方で登場します。

高高度爆撃機(Level Bomber)としては、1941年10月〜1941年12月

500 lb爆弾が3発

輸送機としては、1943年3月〜1946年12月

カナダでは輸送機のみ

1943年8月〜1946年12月

「Lift Capacity」は[12]

イギリス・カナダではメイン輸送機はこちらではなく、「Douglas Dakota」の方です。

この機体は搭乗人員も12名と少なく、空挺部隊を1部隊しか搭乗させることができないため、購入は偵察隊専用の輸送機になっています。

また[MISC]で、この機体だけを購入することは不可能です。

AW41

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