Steel Panthers World War 2 JAPANESE HQ
MKb 42(H) (ドイツ)
StG 44 (ドイツ)
Sten SMG (イギリス)
MP749(e) (ドイツ)
Austen SMG (ANZAC)
Owen SMG (ANZAC)
Thompson SMG (アメリカ)
MP760 (a) (ドイツ)
M1 /M3 SMG (アメリカ)
ドイツ歩兵の武器であるライフル銃や短機関銃はソ連歩兵に比べ火力不足があげられました。
短機関銃は速射性はあったものの、拳銃用の9mmルガー弾を使用していたため威力と射程の問題がありました。
そこでこれらの問題を解決するため、新型の自動小銃の開発が進められました。
MKb42は、ヘーネル社とワルサー社がそれぞれ研究開発をし、1941年、ヘーネル社のMKb42が採用されることになりました。
MKb 42(H)の(H)はヘーネル社のHです。
この銃の設計は「ヒューゴ・シュマイザー」氏で、MP40の前身であるMP28、MP34を設計した人で「短機関銃の父」とも呼ばれた人。
1942年に実験用に前線で使用された結果、兵士からは好評でしたが、1943年までに試験用に12000挺が生産されますが、ヒトラーに生産中止を命じられました。
しかしその後も密かに開発は進められていき、MKb 42(H)は若干改良され、MP43となりました。
15000挺が作られ、初めは武装親衛隊に配備されましたが、1943年10月、東部戦線のドイツ第93歩兵師団に実験的に配備され実用性が実証されました。
ゲームでは、MKb 42(H)として1943年12月までの歩兵部隊、SS部隊の一部が携帯しています。
ヒトラーによる生産中止命令にもかかわらず、極秘に開発が続けられたMP43は、前線の兵士たちの熱い要望によりヒトラーを動かしました。
1944年、MP43はMP44として採用されることになり、そして「Sturmgewehr 44」(StG 44)と改名されました。
ここに初めて「アサルトライフル」という言葉が誕生、生産されたStG44は東部戦線の部隊から配備されていきましたが、MP40に比べ射程が長く精度もよく極寒の中でも故障しない優れた銃でした。
425000挺が生産されています。
射程は8
ゲームには登場しませんが、「StG 45」というアサルトライフルを紹介してきます。
こちらはモーゼル社が設計した銃で、「StG 45(M)」ともMP45(M)とも言われます。
もちろん(M)は、モーゼル社のこと。
StG44の改良版として作られましたが、時すでに遅くわずか30挺が作られたに過ぎませんでした。
ゲームにも登場しません。
イギリスが開発したステン短機関銃。
イギリスにとってダンケルクの撤退は、ある意味新しい兵器の開発へのきっかけとなりました。
なんせ兵士に持たせる武器がないw
ドイツ空軍はそんなことを知ってか、ドーバー海峡を渡りイギリス本土を空襲し武器製造工場を攻撃します。
ますますやばい。
そんなことでイギリスは低コストで作れる武器の開発に乗り出しますが、イギリスにはドイツのMP28をコピーした「ランチェスター短機関銃」がありましたが、ランチェスター短機関銃は性能はよかったもののコストが高かったため、それほど多くは生産されていませんでした。
出来る限り安く作れ!
1941年に作られた最初のステン短機関銃タイプ「Mk I Sten 」は、製造単価がわずか7ドル60セントというとんでもない安さで作られました。
低コスト、低性能だったため兵士からは、それはそれは最低なあだ名がつけられた銃ですが、終わってみれば成功した銃となりました。
ゲームでも射程は3ではなく2となってます。
イギリスお得意の改良に次ぐ改良を重ね、400万挺が生産されました。
ちなみに高性能、高コストのランチェスター短機関銃は後継銃として「スターリング短機関銃」が作られます。
スターリング短機関銃は大戦中に設計されましたが生産は大戦が終わってからされ、その後1990年代までイギリス軍で使用されました。
スターリング短機関銃はゲームには登場しません。
↑分かりずらいですが、左の兵士の持っている武器が「MP749(e)」
ドイツ軍はイギリス軍から鹵獲した「ステン短機関銃」を「MP749(e)」として採用しています。
1942年8月の上陸作戦「ディエップの戦い」でイギリス軍から多数の武器を鹵獲しました。
ステン短機関銃の「Mk .I」は「MP748(e)」、「Mk .V」は「MP751(e)」となっていたそうです。
MP749(e)は、200万挺と最も多く生産された「Mk .II」だと思います。
ゲームには「MP749(e)」として秩序警察部隊「Ordnungs polizei」の1部隊にのみ登場します。
オーストラリア軍の武器はほぼイギリスから供給されていましたが、ダンケルク撤退後、イギリスから武器を供給することが困難になりました。
そのためオーストラリアも独自で武器の製造をすることになっていきます。
この短機関銃は、イギリスのステン短機関銃とドイツのMP40を合わせたような設計になっていますが、名前はオーストラリアとステンを合わせた「オーステン」となっていますw
1942年から2万挺が生産されました。
オーストラリア軍の軍人であったオーウェンによって開発された短機関銃。
画像の銃をかまえた人物がオーウェン氏w
若きオーウェン氏はなんと独学で自家製の銃を製作していきます。
1938年、銃は完成しましたが軍はそんなものに興味すら持ちませんでした。
1940年オーウェンは兵役に就くため家の前に無造作にこの銃を出してあったのを偶然、金属加工会社の人が見つけ、そこからこの銃の運命が拓かれていきます。
その後オーウェンは入隊しますが銃は開発されていき、1941年のテストに合格、1942年から生産が始まり、5万挺が生産されました。
短機関銃は日本軍とのジャングルでの近接戦闘に効果を発揮しました。
オーストラリア軍ではオーステン短機関銃よりも、オーウェン短機関銃の方が人気が高かったそうです。
アメリカの軍人ジョン・トンプソンによって作られた「トンプソン短機関銃」
別名トミーガン。
この短機関銃も第一次大戦の塹壕戦を想定し作られ、1917年に開発が始まり、1920年に最初のM1919 が完成。
その後、改良が重ねられ1939年に、M1928A1が軍により採用されました。
56万挺が生産され、世界各国で使われました。
日本軍もシンガポールで降伏したイギリス軍から鹵獲しています。
(ゲームには登場しません)
ドイツ軍は鹵獲したトンプソンM1928A1短機関銃を「MP760 (a)」として使用しました。
トンプソン短機関銃を改良して作られたのがM1、M1A1型で、これは1928型に比べるとコストも費用も半分に抑えることができ、大量生産されました。
トンプソン短機関銃は大戦当時、主力の短機関銃として使用していましたが、さすがに設計されたのが1920年代だったことから、アメリカは新しい短機関銃の設計に乗り出します。
トンプソン短機関銃の後継銃として開発された「M3短機関銃」です。
別名「グリースガン」
見た感じが↓のグリースガン(グリースさし)だったことからそう付けられました。
見て分かるようにM3は鋼板のプレス加工と溶接のみでできていて、非常に安く作ることができました。
アメリカでは1943年ごろから配備されましたが、実際に使われたのはノルマンディー上陸作戦での空挺部隊が初めだそうです。
M3短機関銃は戦後も朝鮮戦争、ベトナム戦争で使用されたり、中国がコピーしたりして活躍しました。
また様々なアニメや映画にも使用されたため、どこかで見た気がする人も多いのではないでしょうかw
そういえばこの人も持っていました。
ゲームでは「M1 / M3 SMG」として登場します。
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