8mm Nambu SMG (中国国民党・共産党)
Type100/40 SMG (タイ)
SD2 HE bomblets (ドイツ)
SD4 AP bomblets (ドイツ)
Mauser 13.2mm (ドイツ)
PzB 39 ATR (ドイツ)
PzB M.SS.41 (ドイツ)
これも難しかった(汗
8mm Nambu SMGって何だ?
日本には一〇〇式機関短銃しか短機関銃はありませんでした。
しかし中国では南部式のSMGが登場します。
あるとすれば、「試製二型機関短銃」しかありません。
この試製二型機関短銃は、8mm弾を使用しますので一致します。
しかしあくまでも試製です。
日本側の資料によれば、1935年に設計され数挺は作られたとありますが、正式採用にはならなかった。
しかし・・・
中国語のwikiを見ると、第二次上海事変のときに少量が生産されたとあります。
これはどういうことなのか・・
日本語のwikiにはこうあります。
朝鮮戦争のとき、アメリカ兵が鹵獲した兵器の中に「試製二型機関短銃」に酷似した銃があったそうで、これは?と思い調べたら、どうやら満州の奉天で造られている銃だと分かったそうです。
これは戦後、中国国内で造られたコピー品だったそうですが、あるにはあったということですね、本物が。
それも数も揃っていたそうです。
日本側の資料ではあくまでも試製となっていますが、外国の資料では生産されていたとある、こういうことは時々あります。
SPWW2のスタッフが日本の資料を見ているとは思いませんので、ここは「Type 2 SMG」としておきます。
画像はモデルガンです。
短機関銃の特集も最後になりました。
最後はタイに登場する「Type 100/40 SMG」です。
これは一〇〇式機関短銃のことです。
一〇〇式機関短銃には前期型と後期型があり、前期型を「100/40」、後期型を「100/44」と海外では表記しています。
40というのは1940年を意味し、44と言うのは1944年を意味していて、前期型は小倉工場で生産され、後期型は名古屋工場で生産されました。
ただし生産数は海外サイトと日本のサイトでは大きな開きがあります。
日本語のwikiでは総生産数は1万挺ですが、海外のサイトでは2万5000挺になっていたりして私にはよく分かりません。
ただ前期型は少なかったのは確かです。
数は不明ですがタイでは前期型が使用されたそうです。
新型コロナウイルスで、よく「クラスター」という言葉を耳にしました。
今回はドイツのクラスター爆弾の紹介をします。
まずは「SD2」
このような状態で航空機にぶら下げます。
その後、目標に向って切り離されます。
SD2は対人用の爆弾で、蝶々のようだったことから「蝶々爆弾」とも名付けられました。
またドイツ空軍では「悪魔の卵」とも言われたそうです。
1940年にイギリス空襲のときに最初に使用されましたが、不発弾がたまたま見つかりイギリスでも鹵獲されました。
これは後にアメリカ軍が「M83」というクラスター爆弾を太平洋戦線で日本軍に使用し、日本軍はこの爆弾でかなりのダメージを負いました。
どのくらい作られたのか、どこに使用されたのかは不明です。
HE弾ですが装甲ユニットでも薄い車体上部に命中すると、ダメージを与えることが十分可能です。
(KILL値は18、PEN値は2)
クラスター爆弾なので、ゲームでも標的の周囲のへクスに影響を及ぼします。
ゲームでは以下の爆撃機に搭載されています。
もう一つは「SD4」
こちらはクラスター対戦車爆弾です。
長さは31cm、直径は91mmのHEAT弾です。
実際、どの程度の厚さの装甲に対して効果があったのかは分かりません。
これも詳しいことは不明です。
ゲームではAP弾で、KILL値6、PEN値6となっています。
こちらは以下の航空機にのみ搭載されています。
使用時の演出は派手ですが、あまり効果は期待しない方がいいかもしれません。
クラスター爆弾よりも20mm機関砲の方が命中率はいいです。
対戦車ライフルの特集をします。
WW1で戦車の登場により、世界で初めて対戦車ライフルを開発したのはドイツです。
マウザー社で作られた「Mauser 1918」
ゲームでは「13.2mm Mauser」として登場します。
口径13.2mm
生産は1918年に始まり、15800挺が作られました。
この銃の特徴はとにかくデカい。
「Mauser 1918」の大きさを現す有名な写真。
とにかく撃った後の反動で非常に大きく、射撃後は射撃手も体を痛めたぐらい。
射程は他の対戦車ライフルよりも短く500m(10へクス)、有効射程距離は300mと言われています。
PEN(貫通値)は2
1930年1月から1939年9月まで購入可能
パンツァービュクセ(Panzerbuchse)はドイツ語で対戦車ライフル。
1939年に製造が始まり、ポーランド戦では使用されました。
しかしポーランド戦車に対する戦果はほとんどなく、フランスとの戦いでは正面からの攻撃に対しては威力不足とされました。
口径7.92mm
口径は小さいので、これをカバーするのに、APCR弾(タングステン弾)を使用しましたが、それでもソ連戦車には歯が立ちませんでした。
そのため生産された40000挺のうち28000挺が改造され、銃身を短くしグレネードを発射できる「Granatebuchse 39」(GrB 39)となりました。
PEN値は3
300m(6へクス)の距離でギリギリPEN値が3なのでこれ以上は厳しいかな。
射程は13
APCR弾を数発装備しています。
1939年9月から1943年5月まで購入可能
PzB M.SS.41は「Panzerbüchse Modell.SchutzStaffel 41」の略。
ドイツ軍の兵器ですが、チェコスロバキアで製造された対戦車ライフル。
武装親衛隊により発注されましたが、なかなか製造が進まず、1941年に生産が始まったものの、そのころには対戦車ライフルが無効化とされており、1943年には中止になりました。
わずか2000挺が作られ、武装親衛隊により使われました。
PEN値は3
射程は500m(ゲームでは12へクス)
APCR弾(SABOT)を数発装備。
1941年1月から1943年12月まで購入可能