Steel Panthers World War 2 JAPANESE HQ
初級編の第2弾をお届けします。
第1弾のシナリオ001はまさしく SPWW2のチュートリアル用シナリオといった感じに作られていていいシナリオです。
「あれ?チュートリアルなら シナリオ000じゃないの?」
とお気づきの方もおられるでしょう。
たしかにSPWW2のシナリオの000番には「Tutorial Scenario」と書かれています。
ですが、この000番って
どんだけハードル高いんじゃい!
って思わせるほどの難易度で作られています。
(洋ゲーって、たいてい難易度が高いですが)
スタッフが推薦する初心者向けのシナリオなんていうのがありますが、 「どうしてこれが初心者向け?」と思えるものばかりです。
要するに感覚が違うんでしょう。
なので、初級編ではできるだけ簡単なシナリオを紹介することにします。
(プレイバランスがいいか悪いかは別として)
今回、 取り上げるのがシナリオ196「The Indochina Deception」
それではシナリオ背景を見てみましょう。
月日:1940年9月24日 場所:フランス領インドネシア ランソン Mai Pha バトルタイプ:日本(Advance) vs ヴィシーフランス(Delay) 12ターン 登場部隊: 日本軍:第5師団 ヴィシーフランス軍:III/第9植民地歩兵連隊 第11中隊 |
いやーこれまたマイナーな戦闘ですw
SPWW2は日本軍を扱ったシナリオで優秀なものがあまりありません。
(美味しいところは全部SPWAWに持っていかれてますから)
このシナリオの「「The Indochina Deception」は元ネタがあります。
それはASL(Advanced Squrad Leader)とボードゲームです。
ちょっと前は、ASLをやっていたという人がSPWAWによく来ていましたが、最近はASLを知らずにいきなりSPWW2に来るという時代になってきたのかなと 思っています。
さらにSPWW2からASLに行った人も知っていますけどね。
さて、 このシナリオはASLの「J90」、「ASL Journal 6」に収録されているシナリオ「THE TIME OF HUMILIATIONS」が元ネタです。
背景的には1940年の仏印進駐です。
といってもご存知ないことでしょう。
1940年5月のフランスの降伏により、それまでフランス領だったインドネシアに日本軍が進駐したというものです。
この日本の進駐をヴィシー政権は受け入れ停戦命令を下していましたが、ランソン(現ベトナム領ランソン省)の中国との国境付近のフランス軍部隊はこれに反発、日本軍との間に交戦になりました。
日本軍はそれを想定していたため、戦車部隊も配備し制圧をしました。
日本軍は広島の第5師団。
それに対し、ヴィシー政権下のフランス軍は植民地領の軍隊です。
<日本軍の戦力>A0 司令部
B 中隊長
C 歩兵小隊
D 歩兵小隊
E 歩兵小隊(2ターンから)
F 九二式重機関銃、八九式擲弾筒、歩兵分隊(3ターンから)
G 八九式中戦車 3輌(5ターンから)
H 九七式軽装甲車 3輌(4ターンから)
日本軍の戦力は1個歩兵中隊+1個戦車中隊
このシナリオは12ターンですから、マップも小さく戦力も少なめなのがいいですね。
A0司令部の有吉中佐は経験値80、士気値90のなかなかのやり手です。
このシナリオの特徴は援軍です。
日本軍にはE小隊、F小隊、G小隊、H小隊が援軍です。
この援軍ですが、一覧表をみると、
このように「Reinforce 2」という表示になっています。
これは「援軍2ターン」という意味で、その数字のターンに援軍が到着する予定だということです。
ただ注意することは、
あくまでも予定であるということ
100%の確立で必ず指定ターンになれば援軍が到着するということではありません。
これはシナリオデザイナーがシナリオを作る際に、決めることができます。
このシナリオでは30~50%の確率に設定されています。
かなり低いですね。
実際、プレイしてみると、全ての援軍が予定通り到着することはほぼありません。
個人的には援軍の面白さって、 そういうところにあるんじゃなかと思います。
ただし、SPWW2では援軍は遅れてもいつか到着しますのでご安心を。
日本軍は前半は歩兵戦闘、中盤からは戦車と歩兵の戦闘になってくるでしょう。
このシナリオで登場する日本軍の戦車は、
八九式中戦車
九七式軽装甲車
八九式中戦車は主砲が「九七式57mm砲」
九七式軽装甲車は主砲が「九四式37mm砲」
を搭載しています。
また、 F小隊の中の「Type 89 GL」という部隊は、「八九式擲弾筒」という部隊です。
GLというのは、 「Grenade Launcher」のことです。
八九式擲弾筒はこれです。 (口径が5cm)
日本が誇る歩兵用迫撃砲とでも言いましょうか。
どれくらいの威力があったのかは分かりませんが、 通常の手榴弾の2倍ほどの破壊力だったそうです。
ニコラス・ケイジ主演の映画 「ウインドトーカーズ」では、めちゃくちゃな破壊力でしたが・・
この八九式擲弾筒は砲撃要請も可能です。
しかし射程がわずか13へクスしかないので、かなり目標まで近づけさせないといけません。
個人的にはこういった軽迫撃砲(ドイツ軍の5cm迫撃砲も)は、SPWW2では砲撃要請をして使用するよりも、直接、敵に射撃する方が使えるのではないかと思います。
(SPWAWでは軽迫撃砲での間接射撃は鬼でしたが)
ただし、直接射撃をしようとする場合、 砲兵部隊は敵の反撃には極端に弱いので特に注意が必要です。
<作戦を立てる>それではマップを見ていきましょう。
これはVH(勝敗へクス)が点在する部分ですが、このマップはこの周りも丁寧に作られています。
特に「Rice Paddies」(田んぼ)がいいですね~
いかにもベトナムといった雰囲気が出ています。(よく知りませんがw)
日本軍はマップの上から侵入する形です。
援軍も全てここから侵入します。
さあ、どうしましょう。
あまり悩む必要はなさそうです。
日本軍の歩兵は3小隊しかありません。
この3小隊で、しかも12ターン以内でVHを制圧するということを考えたら、 そんなに選択肢はありません。
VH群Aには3つのVH
VH群Bには3つのVH
VH群Cには9つのVH
1小隊をVH群Aに向かわせる
1小隊をVH群Bに向かわせる
1小隊をVH群Cに向かわせる
気をつけたいのは、
VH群Aの商店街(勝手に命名しました)
VH群Bの手前にある線路 (だいたい線路を渡るっていうのはいつも危ない)
援軍で到着する戦車部隊はどうするか?
味方戦車が到着するまでに少し時間があります。
この間、歩兵のみで前進しなければなりません。
「戦車が来るまで待った方がええ」
もちろんそういう気持ちも分かります。
しかしそれでは時間が足りなくなってしまいます。
ここはできるだけ歩兵に頑張ってもらいましょう。
戦車部隊は到着したら、そのときの歩兵部隊の状況を見てどこに向かわせるか決めることがいいでしょう。
今回は、 八九式中戦車3輌と九七式軽装甲車3輌なので、二手に分けてもよさそうです。
ただ、VH群CのVHは、 道路の外れにあるので、ここまでVHを獲ろうとすれば、移動力のない八九式中戦車よりも、移動力のある九七式軽装甲車の方が便利です。
なので、 二手に分ける場合、九七式軽装甲車をVH群Cの方に向かわせることを考えながら進めていきます。
それでは実際にプレイしながら解説していきましょう。
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