メルドゥレ川の橋
日時:1944年6月7日
戦闘形態:合衆国軍の攻撃 対 ドイツ軍の防御
期待ターン数:21
シナリオデザイン:M.Bellizzi
ノルマンディーに降下した合衆国軍の空挺部隊は混乱し、互いに連携をとれない小部隊がコンスタンティン・ペニンスーラの端から端までばらまかれた。
しかしながら、この大規模な分散と不連携がドイツ軍にもたらしたものは合衆国軍と同じ驚きだった。
合衆国軍空挺部隊の目標の一つとしてメルドゥレ川に沿ってに架かる橋梁群があった。
第507,508連隊の兵士たちからなる、いくつかの分隊からなり、数人の大佐に率いられた小さな集団数個と、兵長に率いられた中隊数個が目標を確保するため動き出していた。
一方、ドイツ軍は自縄自縛になっていた。
どこに空挺部隊の主力がいるのかわからず、ほとんどの部隊がてんでんばらばらに自分たちの集結地点で何もせずとどまったり自らの生存のために必死で戦ったりしていたのである。
合衆国軍指揮官たる貴官の任務はラ・フィエーとシェフ・デュ・ポンにある橋を奪取、保持し、ドイツ軍がわが軍の上陸地点を攻撃するルートを遮断することである。
ドイツ軍指揮官たる貴官の任務はノルマンディーの田園地帯にばらまかれたパラシュート部隊を殲滅することである。
敵に奪われた橋や地域をことごとく奪還、保持し、そこを通って戦車部隊が敵の上陸を妨害できるようにするのだ。
(歴史的事実について付記:コーキニーの橋梁群は数度にわたってその所有者を変え、最終的には第82空挺師団が増援が到着するまで橋を保持した。シェフ・デュ・ポンの橋梁群はその数日の間には奪取できなかった。)
(シナリオデザイナーの付記:降下地点が大きくばらけてしまったものの、練度と共通の目標により合衆国軍部隊はいくぶん結束して行動できました。このこと
は同一小隊に属する部隊はほとんど互いに20ヘクス以内の距離に配置していることにも表れています。このシナリオの後半までにアメリカ軍プレイヤーは必ず
いくつかの部隊を集結させられるでしょう。
後半に来援する部隊は空挺降下したものではありません。彼らはばらけていた部隊が最終的に連絡され、組織化されたものです。
特に迫撃砲は「統合された火器運用」ができるまでかなりの時間がかかります。これは彼らの到着の遅れを表しています。)
translated by Tokiedian