Organized Chaos(組織的な大混乱）)

日時：1939年8月29日

バトルタイプ：German Assault　vs　Polish Defend

製作者：M Bellizzi


戦争は、ある日突然始まる訳ではありません。軍備を強化し、無線通信が増え、好戦的な政治的発言を繰り返します。これらは最初の一発が無くても明らかに侵略の意図があることを表しています。にも関わらず結局のところ侵略を許してばかりなのです。

1939 年のポーランドでもそうでした。長い間ドイツ軍が、ポーランド国境に列を成して集まっていました。輸送船が、東プロセインのケーニスバーグにいる軍隊の為 に、膨大な量の兵士と軍事物資を輸送しました。何もなかった所で、無線通信量は増加し、ポーランドの空で高度偵察機からの飛行機雲が縦横に動き、侵略者の 意図を代わりに示しました。

侵略に対して備えることよりもさらに難しいのは、そういうことを現実に実行することです。命令は間に合うように正しく人に届かないですし、まったく届かないこともあるのです。これが戦争というもの―「組織的な大混乱」です。

こ のような事は、1939年8月下旬に東プロセインで行われました。ポーランド国境に配置されていた部隊は、前の晩にFall Weiss（ドイツ白の場合）が発令され、進行せよとの命令が与えられました。；しかし、侵攻する瞬間ポーランドの政治的論争によって、ヒトラーをもう 2、3日してから侵攻するとの判断をして、上に述べたことに矛盾している命令を下し、侵攻を取り消しました。

ドイツ軍の戦線に沿って、大 急ぎでその場を動くなという命令の変更が次々に伝えられていきました。しかし、第2中隊の兵士にとっては残念なことに、H-Hour（侵攻時刻）までに侵 攻命令の取り消しという連絡が届かなかったのです。彼らが集結地点からひとりでに侵攻して行ったのは、それ以外考えられません；東プロシア〜ポーランド間 の国境に沿って築かれた防御陣地を奪取してください−そして生き残ってください。彼らの行動は、ポーランド侵攻作戦において、最初の戦闘となるでしょう。

第２中隊の指揮官としての任務は、ポーランド領内へ突破するために、国境沿いの防衛拠点を奪取することです。

（その後：戦闘は短かった。しかし非常に激しい戦闘が繰り広げられた後、彼らに集結地点まで後退せよとの命令を受けました。信じられないことに、彼らの中隊は、3日後に同じ地点を攻略せよとの命令が下りました。）