Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ


リハビリ編 第6弾 #553

(2021.8.18)

リハビリ第6弾となりました。

今回のシナリオは「ブリャンスクの戦い」を描いた作品です。

タイトルは「Bryansk  Pocket」(ブリャンスク包囲戦)です。


ブリャンスクはモスクワから約380kmのところにあり、昔の戦記本にはブリヤンスクと書いてあったと思います。

日本ではモスクワの戦いの一環として紹介されています。

モスクワの戦いはドイツ軍ではタイフーン作戦と呼ばれ、1941年10月2日〜1942年1月7日まで行われました。


ブリャンスクの戦いは「ブリャンスク包囲戦」とも言われており、9月30日から10月21日に行われ、ドイツ軍がソ連軍を包囲した戦いで、結果は包囲網を閉じたドイツ軍の勝利となりました。


しかし後に、この戦いでのドイツ軍の損害の多さと包囲網を完成させるまでの2週間の遅れがソ連軍のモスクワ防衛に大きく影響したと歴史的には言われています。


ソ連軍は包囲網を突破するのに正確には把握できないほどの損害を出しましたが、この戦いが祖国を守った重要な戦いだったとして後に多くの兵士に勲章が与えられました。

ブリャンスクは1943年9月までドイツ軍により占領されていました。

クルスクやオリョールが見えますね。

さて今回のシナリオを見ていきましょう。

マップが大きすぎてよく見えませんw

VH群は二手に分かれています。

左から右にまっすぐ延びている道路上に10個

斜めに東に延びている道路上に11個

ターンが24ターンと短いのでドイツ軍は初めから二手に分かれて進軍しなければいけません。

(途中で引き返すことは時間上無理です)

移動時に注意することは10月のモスクワはところどころ泥(Mud)の地形があり、道路を外れ泥にはまると戦車は動けなくなります。

それでは始めていきます。

ドイツ歩兵は全て機動化されて登場します。

こっちの部隊はそのまま直進させます。

こっちの方が2小隊と多いです。

こっちの部隊は道路に従って南下させます。

こちらは1小隊+迫撃砲部隊です。

ちなみにあてくしはこの二手の部隊をそれぞれ違う方へと移動させ、かな〜り手こずりました。

ここで悩ましい問題に直面します。

進軍中の部隊をどこで降車させるか

実戦で前線に近い状況で、このようにトラックだけの無防備の状態で移動することがあったのでしょうか。


後から思いつきましたが、4ターンにサイドカー部隊が増援で到着するので、サイドカーに先頭にし偵察してもらうのがいいのですが、4ターンまで待ちきれませんよね。

あてくしは2分隊だけ降車させ、その部隊で偵察をさせましたが、それもめんどくさいので、この辺で降車させたらいいというヒントらしきものをお教えしますw


5ターン目の様子

5ターン目の様子

あてくしのやった画像を参考にしてこの辺に降車させればいいかと思います。

ゲーム的にやるならば、空になったトラックを突っ込ませて敵を発見するというのもアリかもしれませんが、そういうことはしませんでした。

増援部隊で到着するサイドカー部隊と同伴の歩兵は全て乗車させます。

サイドカーは攻撃を受けやすくすぐにダメージがでてしまいますが、このシナリオはサイドカーが終盤のカギになってきますので、大切に操作しましょう。


8ターン目の様子

7ターン目で最初のVH群を制圧し、部隊を少し残して再度トラックに乗車させようとしています。

そして続々と戦車部隊も到着してきます。

この頃のドイツ軍の戦車は3号、4号が中心ですが、数はありました。

あてくしは2号戦車と3号J型の部隊は南下させ、残りの3号や4号戦車は東に向わせましたが、これでいいかと思います。

逆だと難易度がグンと上がりますがw

問題は対戦車砲です。

45mm対戦車砲ですが、これがほんと厄介です。


12ターン目の様子

いきなり戦車が被弾しました。

幸い主砲にダメージを受けただけでしたが機転を利かせて畑の中を突っ切ることにしました。

道路上での戦闘は基本的には待ち伏せる方が有利になるのでできるだけ避けます。


しかしここから悪銭苦闘が始まります。

プレイされた方なら分かると思いますが、迫撃砲とマキシム機関銃で歩兵が制圧され動けなくなってしまいました。

また対戦車砲にて手こずっていると、ソ連軍にも戦車が到着し、姿を現します。


南の方を見てみましょう。


15ターン

15ターン

制圧していたVH群にソ連戦車が攻撃を仕掛けてきましたがこれを撃退。

また次のVH群でも戦車の攻撃を受けました。

この後、こちらのVHはオートバイ兵により全て制圧しました。

やはりオートバイにより敵の偵察ができるのは、大きなメリットになりました。


20ターン

両軍乱れておりますwww

やり直しなしの初見プレイですのでお許しください。

4輌の戦車を失い、無傷は3輌のみでした。

結果は25ターンまで続き、全てのVHを確保しました。

結果はDV(決定的勝利)

伏兵のオートバイ兵部隊が活躍したシナリオでした。

戦車戦はもうね・・

3号戦車や4号戦車の砲弾が嫌というくらい貫通しません。

特に4号F1型の短砲身75mm砲は無力でした。




このT-28e とT34/76 1940年型は堅かった。

特にT-28e は正面から何発撃ち込んでも無理だったので側面から撃破しました。


最初の降車を乗り越えると、案外面白いシナリオでした。