Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

  射撃距離設定と回復場所設定

ここでは「射程距離設定」(臨機射撃フィルター)と 「回復場所設定」について説明します。

ただしこの設定は必ずしなければいけないものではありません。

私も常時、設定をしていません。

  

なぜ射程距離を設定するのか?

SPWW2 はSPWAWとは異なり相手ターンのときには一切の射撃(臨機射撃)は操作できません。

ということは射撃をするしないは全てユニット任せということになります。 

基本的に全てのユニットは、 そのユニットが携帯する火気の第1武器の最大射程距離に設定されています。

例えばドイツ歩兵の第1武器のライフル銃は射程が10です。

戦闘を開始したばかりでは、歩兵が無闇に装甲車に対して自動発砲することはありませんが、一度ユニットで攻撃をすると、そのユニットは射程内に入ってくる敵に対して自動発砲していまいます。

もちろんそれで構わないという状況やプレーヤーの性格が細かいことに神経を使わないというのであれば全然かまいません。

では何がまずいのかというと、敵に発砲することで、敵にこちらの部隊の位置をさらけ出してしまうことです。

戦場では如何に敵から姿を隠すかということが非常に大切な戦術となってきます。

そのため出来るだけ、無闇な発砲で敵に位置を把握されるのは避けたいところです。

対AIであれば、そこを逆手にとって、わざと敵に姿をみせておき、砲撃の照準をおびき寄せるという下劣なやり方が効果的ですが、対人戦ではそうもいきません。

私自身も対AIとやるときは、射程距離は設定しませんが、対人戦のときは細かく設定します。

待ち伏せしようと、せっかく部隊を隠しても勝手に発砲されたらたまりません。

少し射程設定設定の例をあげると

・アンブッシュ(待ち伏せ)をするときはできる限り敵を引きつける
・近接強襲をする歩兵は射程を1にする
・偵察隊は武器使用をオフにする

などあります。

待ち伏せする場合、敵がどれだけ近づいたら攻撃するかは難しいところですよね。

この辺は実践の経験が多少必要になってくるかと思いますので、やりながら覚えてください。


【射程距離の設定】

それでは「射撃距離設定」方法を見てみましょう。

射撃距離設定の方法ですが、 SPWW2には2種類の設定方法があります。

1. 視界内に接近する敵ユニットに対して、何へクスで発砲するかを設定する(ノーマル設定)

2. 射撃する相手ユニットの種類(装甲、非装甲)で区別したり、装甲の厚さで区別する(CDバージョンのみ)

 

CDバージョンは、対戦車砲に戦車のみに発砲するように設定したり、 機関銃で装甲車を射撃しないようにすることも可能です。

ですがここでは一般的な設定のみを説明します。

Yキーかツールバーを射程設定を押すと、このような射程距離設定バーが出ます。

射撃距離

0〜9で希望距離(へクス)を決定
1/4、 1/2、3/4はMGなどの長距離レンジの場合に便利

UNIT/FORMATION との切り替え。
UNIT は単隊のみ、FORMは小隊全体を設定


FILTER機能はCDバージョンのみ



注意しなければいけないことは、設定をしても一度射程距離外で攻撃してしまうと、最大射程距離に戻ってしまうことです。


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【回復場所の設定】

これも初心者の方は必ず設定しなければいけないものではありません

(SPWAWにはない設定です)

僕自身、めんどくさがりやなので回復場所は気にしません。

まず回復設定の流れから説明します。

ユニットは攻撃を受けると抑圧が上がっていきます。

更なる攻撃を受け、死傷者を出し抑圧過多になると、 そのユニットは自動的に退却(Retreat)または潰走(Routed)してしまいます。

この退却をある程度は指定できるというものです。


あらかじめ退却場所(へクス)を設定してやると、ユニットは退却する場所に向かって退却します。

ここで注意なんですが、この退却というのは敵の攻撃を受け退却する場合と、 ターンの終わりのボタンを押してからの自動退却があります。

ここでの退却設定というのはターンの終わりの退却を指します

なので攻撃を受け煙幕弾を炊いての退却は、この指定された場所には退却しません。

考えてみても交戦中の退却は退却場所に向かうような余裕はないですし、そもそも交戦中の退却は潰走ですね。

退却へクスに退却したユニットは、1〜2ターンはその場所、あるいはその周りにとどまります。

設定の仕方は右側の「SET RALLY」ボタンを押し、そのまま回復場所をクリックすれば「Rally hex」のところにへクスの座標が表示されます。

これでオッケーです。

これはいつでも何度でもやり直すことができます。

ユニットが多いときなどは非常にめんどくさいので、小隊ごとにするといいかもしれません。

こうすることにあらかじめ退却場所を設定すれば、安全な場所で抑圧回復を待つことができます。

ただし僕自身の経験上、あまり回復場所に無事に退却したということは目にしたことはありません。

たしかに、安全な場所に退却するより、そこにとどまって回復してくれた方がいいって思ったりもしますが・・

また「Routed」(潰走)した場合は回復へクスに向かいません。

Routedというのは退却(Retreat)ではなく、「総崩れ」とか「敗走」「潰走」になりますので、

戦意喪失=戦線離脱に近いためです。

また潰走ユニットが継続して抑圧の回復に失敗し続けると、 ユニットはマップの端(東か西)を目指して一目散に潰走していきますので注意してください。

(これは退却したユニットが回復に失敗し続けたときも同じです)

その場合、何を注意するかというと、 そのような命令違反して戦線離脱するユニットに気がつかないことがたまにありますので、 ターンの長いシナリオなどの場合は、 こういうユニットもまめに回復してやれば戦線に復帰することだってあるわけです。

(AUTO RALLYに設定してあれば、こういうユニットは自動的に回復作業をしてくれますが)

いずれにしてもこの回復場所設定というのは、 安全な場所に退却するというものだけのものですのでその点をご理解ください。


設定

+  ズームイン -   ズームアウト V  回復へクスへ
F     当ユニット  P   前のユニットへ G  次のユニット
取り消し 中隊一括設定 全部隊を一括設定
U  影をクリア T    視界 戦闘画面に戻る



回復場所をどこにしたらいいかは実践で学んでいくしかありません。