Steel Panters World War 2   JAPANESE  HQ

  

domo戦記2「White Tiger」後記


domo戦記の2回目の舞台となったのはインド でした。
このシナリオはASLのA47の同名タイトルをシナリオ移植化したものです。
まだお若い方々に はSLやらCOIなどと言っても意味が通じないかもしれませんが、約20年以上前に巷では人気のあったボードゲームです。
SPWAW やSPWW2を始められた方にはこういった戦術級ゲームを童貞期に体験されたしまった方が再び年を取ってから始められるケースが多いと勝手に信じておりま したが、世の中そうでもないんですね。

けっこう若いゲーマーさんっているんですね〜
10 代のゲーマーさんがどういういきさつでSPWAWやSPWW2にたどり着いたのか一度きちんと問いただしてみたいところで す。

もしかして同じゲームを楽しんでいるものの、次元の異なったところでお互い楽しんでいるのかなあと思ったりし ます。

ただSLやCOI、ASLの戦術級ボードゲームをかじったことがある方のほうが、若干 本格的というかさすがあの氷河期を体験されただけあって長ーくしぶとーくプレイされておられる方が多いようです。

SPWAW やSPWW2にもSLやASLか ら移植し作成されたシナリオがいくつかあります。そしてどれもプレイバランスにすぐれており、外れがほとんどありませんのでお試 しください。(ただし対戦を前提に作ってあります)

今回の戦記の日本軍の「インパール作戦」および日本軍の戦いは 史実の知識があまりなく、まずは資料から探すという状況から出発しました。
(このころから戦記を書くたびに資料本を買うという条件を 自分につけました)

それまでは日本陸軍の戦記を読むことなどありませ んでしたが、これをきっかけに日本陸軍に目を向けるようになりました。

ニントンコウの戦いは日本側の戦 記よりもインド側(イギリス)の戦記に詳しく紹介されています。それはなんといってもこの戦いで一人で日本軍の戦車2台を PIATで撃破し、ヴィクトリア勲章をもらった兵士(名前忘れた)の戦記が代表的でしょう。

もちろんゲームにもで てきますが、PIATでチハを撃破するのは容易ではありません。

このシナリオに は計5台の日本軍の97式チハ戦車が登場してきます。
これは当時精鋭部隊として名高い「第33師団」の「戦車第14連隊」のこと です。(この連隊しかインパール作戦は戦車がなかった・・)

精鋭グルカ兵と日本軍 の精鋭部隊との戦いは、史実では日本軍の大敗北に終わっています。

ですが中規模マップを用いたゲームで の戦場は修羅場と化します。
僕はこのシナリオが大好きで、時々SPWAWをプレイするときはこのシナリオをやります。それぐらいこの シナリオは味がありま す。(ただし若干の修正と戦車は必ず橋から村に入るというしばりルールを適用させますが)

そしてこの戦記で知った 「グルカ魂」
世界最強の戦士と謳われたグルカ兵

その 彼らとジャングルの密林で戦い戦死していった多くの日本兵

この戦記を書いたあと、僕は高木俊郎氏の書い た戦記を古本で見つける日々が始まりました。
  
  (平成22年2月26日 後記)