Steel Panthers World War 2   JAPANESE  HQ

処方箋 コミック編 [1]

黒騎士物語 (小林源文作 1982〜1983年)


小林源文先生の代表作「黒騎士物語」

1982年に雑誌ホビージャパンで連載が始まり、1985年に初めて発売されました。

画像は2008年に発売された「愛蔵版」のものですが、わたしは当時は1985年のものを持っていました。

後にこの1985年版を紛失してしまい、それから何冊か買いました。

今、手元にあるのは、こちらです。


これはA5版なので少し小さく、やはり黒騎士物語はB5版で読むのがいいですね。

初めて小林源文先生の漫画に触れて数十年。

今でも読み返します。

これ以上の戦争漫画はないと本気で思っています。

先生の書籍はほとんど所有していますが、わたしは黒騎士が一番好きです。

そのためか戦争漫画は劇画じゃなくてはという信念があり、その後、いろいろな戦争漫画を見ましたが感情を入れるのに苦労しました。

余談ですが黒騎士物語のラインスタンプも購入しておりますw

お薦め度:★★★★★


黒騎士物語 外伝 (小林源文 2001年発行)

こちらは黒騎士物語の外伝

本のタイトルは外伝になっていますが、当時は「新黒騎士物語」「黒騎士物語番外編」として雑誌コンバットコミックに発表されました。

(懐かしい思い出ですね〜)

主人公のバウアー中尉は始めから右目に眼帯をしています。

1990年当時、東部戦線の戦いは写真でしか知ることができませんでしたが、その脳内を補ったのがこの漫画でした。

日本にはドイツ軍好きが多いのもこの漫画の影響だと思うほどです。

新品本を本屋で見かけることはありませんので、中古本で購入するしかありませんが、中古本も年数が経っているため、Kindle版で購入してもよさそうです。

わたしがよく書いている「俺のケツをなめろ!」「魔女の婆さんに呪われたか」というセリフはこの漫画からきています。

お薦め度:★★★★★


PANZER VOR ! (小林源文  1986年)


小林源文先生の作品です。

現在は入手不可能だと思われますので、リンクはありません。

画像はわたしが所有しているもので、今でも大切に保管してあります。

1986年の発行となっていて、当時ホビージャパンに連載されていたものが別冊として発売されました。

この漫画の一コマ一コマが当時、妄想するしかない状況で東部戦線のイメージを作り上げましたが、それが後にdomo戦記を書くのに役に立ちました。

後半はソルジャーブルースという傭兵ものが掲載されています。

お薦め度:★★★


カンプフグルッペ Zbv (小林源文  1993年)

小林源文先生の名作カンプフグルッペZbv

これも大好きな作品です。

ドイツ軍に存在した懲罰大隊を題材にした内容で、黒騎士もいいですが、こっちも裏人気があります。

ラインスタンプも出ており、当然ですがわたしは購入しています。

この漫画には名文句が多く、「死んでから休めばいい」はその中の一つ。

画像は1993年に大日本絵画から発売されたものですが、リンク先は完全版の方をつけておきました。

少し高いですが、完全版の方お薦めです。

お薦め度:★★★★★


泥まみれの虎 (宮崎駿  2002年)



宮崎駿先生がドイツ軍を書いた漫画。

本としては2002年に出版されましたが、連載はもっと前だと思います。

オットー・カリウスナルヴァの戦い(1944年)が元ネタになっていますが、宮崎駿先生が直接、戦場になったエストニアを訪問し、またオットー・カリウス氏に会いに行った話も貴重。

ジブリ作品とはまた違った面白さで、しかもとてもよく研究されているので毎回読むたびに発見があります。

この本はモチベーションアップの即効性があります。

(独ソ戦に限りますがw)

とにかくわたしにとって絶対に手放せない一冊。

本のサイズもでかくて読みやすいのも何気にいいです。

「ハンスの帰還」という短編も収録されていますが、こちらもまたマニアックな内容です。

お薦め度:★★★★★


ハッピータイガー(2002年 小林源文)

モデルグラフィックスという模型雑誌に連載されていたものが書籍化されたものです。

1993年に出版されたのが最初だと思います。

内容は架空戦記ですが、ティーガー戦車に「福」の文字が逆さまになって描かれている紙が貼りつけられているのは本当の話。

たった一枚の写真から後は妄想戦記となっていきます。

いろんな人物が登場してきますが、実は源文ワールドではよく知られた人物たち。

覚えておくと損はしませんww

日本人なら誰もが想像する、「もし日本軍にティーガーがあったらなあ・・」という夢をちょっとだけ見させてくれます。

お薦め度:★★★★


バトルオーバー北海道(1989年 小林源文)

ウクライナの次はもしかして日本かもしれないという声を聞いて思い出したのが、小林源文先生のバトルオーバー北海道です。

もう10年は読んでいなかったので、本棚の奥から探してきました。

はじめ探しても見当たらないので、おかしいなと思いましたが「サムライソルジャー」に収録されていました。

久々に読み直しましたが、面白くて一気読みしました。

1989年に描かれているので旧ソ連が攻めてくる設定です、当たり前ですが。

30年前の漫画ですが、どうして古さを感じないのでしょうか。

リアルで今読む漫画だと思います。

アマゾンではもう安価では入手できなくなったので、電子書籍で読むのがいいです。

リンクはピッコマを貼っておきました。

お薦め度:★★★★



レイド・オン・トーキョー(1991年 小林源文)


小林源文先生の仮想戦記です。

バトルオーバー北海道はソ連が北海道に上陸する設定でしたが、こちらは新潟県に上陸するものです。

原題はレイド・オン・トーキョーで1990年から1991年に「コンバットコミック」という雑誌に連載され、1991年に新刊が発売されましたが、その後、トーキョー・ウォーズとして改題されました。

あたしはレイド・オン・トーキョー版、トーキョー・ウォーズ版、そしてレイド・オン・トーキョー新装版全て持っています。

今回のリンク先(画像リンク)はアマゾンのトーキョー・ウォーズにしました。

というのもレイド・オン・トーキョーは価格が急騰しているからです。

購入はトーキョー・ウォーズ版が安いので、それにするか、あるいはKindle版にするのがいいと思います。

内容は全く同じです。

(楽天にも一応、中古がありましたが)

久しぶりのレイド・オン・トーキョーでしたが、夜中、一気に読んでしまいました。

国会議事堂での壮烈な戦いなどありますが、自衛隊が強いのか、ソ連軍の士気が低いのかはっきり言ってよく分かりません。

仮想戦記として30年前に描かれたものですが、まさか現実味を帯びるとは誰が予想したでしょう。

お薦め度:★★★